かたやま和華のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ田倉トヲル画に惹かれて手に取る。
明治の東京を舞台に、イギリス人と日本人のハーフの伯爵家の美青年が開く英国式の喫茶店がある。彼は日本文化をこよなく愛し、自称魔女を名乗り、不思議な魔法茶を淹れる。
祖父が築いたいわゆる成金の家の月子は、西洋文化をこよなく愛し、この喫茶店で働いている。
この店主が作り出す魔法のお茶による一夜の夢に訳アリの客人たちの問題を解決していく。
コバルトだからか、月子に魔法茶を飲ませる方法が口移しという…あれ、月子が飲む必要あったかしら?いや、店主、月子が忘れちゃうからって毎回そうする必要なくないか?それなのに、いつか月子も飛び去ってしまうのかな…とか悩むヘタレぶり。
月 -
Posted by ブクログ
その絵師が描く絵は、ほころびをもたせないと
絵から抜け出てしまうという特性を持つ。
連続短編集。
どこまで行ってもお世話になっている人の娘の心境に
まったく気がつかない男が主人公。
むしろ自分の心にも気が付いてない、かも?
やはり怖いのは第1話。
女は怖いです…。
いや『女』である事を前提にする女、が怖いのでしょうか?
全部を幽霊のせいに、というのは
時代を考えないとできない事。
今そんな理由でやろう、などと考える事からできませんし。
3話目は、そんな落ちかな? とは思いました。
しかし途中といい最後といい…なんだかこう
やりきれないものがあります。
きちんと話し(?)合え、という話です