かたやま和華のレビュー一覧

  • 紫陽花茶房へようこそ ~夜のお茶会は英国式で~

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    ネタバレ

    レーベルを変えて2巻目を出版してるけど、一般書分類は厳しいかなぁ~。
    オレンジ文庫の方が良かったんじゃないかな?

    だんだん紫音の月子への好意が駄々漏れになってきている。
    そんな中、英国伯爵の血縁として、パーティーへの出席やら、親友のアルが話してくれる英国での紫音の様子や婦女子からの手紙など、立場や身分差について再認識し、その事について話してくれない紫音に寂しさと悔しさを覚える月子。
    ちょっと二人の仲が進展した、の巻。

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    2015年10月30日
  • 紫陽花茶房へようこそ ~ふたりのための英国式魔法茶~

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    ネタバレ

    田倉トヲル画に惹かれて手に取る。
    明治の東京を舞台に、イギリス人と日本人のハーフの伯爵家の美青年が開く英国式の喫茶店がある。彼は日本文化をこよなく愛し、自称魔女を名乗り、不思議な魔法茶を淹れる。
    祖父が築いたいわゆる成金の家の月子は、西洋文化をこよなく愛し、この喫茶店で働いている。
    この店主が作り出す魔法のお茶による一夜の夢に訳アリの客人たちの問題を解決していく。

    コバルトだからか、月子に魔法茶を飲ませる方法が口移しという…あれ、月子が飲む必要あったかしら?いや、店主、月子が忘れちゃうからって毎回そうする必要なくないか?それなのに、いつか月子も飛び去ってしまうのかな…とか悩むヘタレぶり。

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    2015年10月30日
  • 猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記

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    白猫姿の宗太郎が、長屋の住人達にマイルドに受け入れられているのがほのぼのとさせられます。
    私も宗太郎の肉球を触ってみたい・・・。

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    2015年08月16日
  • 猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記

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    旗本の跡取りだが、ある事情で白猫の姿になってしまった宗太郎(通称:猫太郎)。善行を積んで元の人の姿に戻るため、裏長屋でよろず請け負い家業「猫の手屋」を営んでいる。同じ長屋に暮らす賑やかな面々と日々を過ごす彼のもとには、鼠退治から果ては幽霊供養まで、様々な依頼が舞い込んで…。奇妙奇天烈な猫のサムライが活躍する、泣いて笑えるあやかし人情時代劇、開幕。

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    2015年07月23日
  • 不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚

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    時代物でわからない単語が多かった。でも調べながら読んでいったら、時代物の勉強になったし、楽しめた。でもふたりの恋の心情をもう少しうまくかけてたらよかったのになー、と。もったいない。

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    2015年05月04日
  • 猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記

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    ひょんなことから白猫姿になってしまった宗太郎。元の人の姿に戻るため善行を積む日々を描く。そんな宗太郎と三日月長屋の店子とのやり取りは面白かった。宗太郎、もう猫のままでいいじゃないか。「世のため、人のため。ひいてはおのれのため、猫のため。猫の手屋宗太郎、″猫の手"貸します。」私にも貸してください!猫の手!

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    2015年03月12日
  • 紫陽花茶房へようこそ ~ふたりのための英国式魔法茶~

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    可愛い話し

    ハイカラさんいいね!!
    めっちゃ可愛い!!
    時代も話しもなんかマッチしててほんわかほんわか

    こんな普通な感じの語り口の本は久しぶりだなぁ

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    2015年02月18日
  • 猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記

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    白猫姿の武士になってしまった武士のお話。長屋の人々から「猫先生」と猫と呼ばれる度に「猫ではないのだが」と聞いてもらえないのに毎度訴える様が可笑しく可愛かった。

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    2015年01月21日
  • 猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記

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    全3編。3編目が一番奇妙奇天烈な感じのお話でした。
    堅物の武士、宗太郎が猫太郎となってしまったのは彼が他人と深く交わろうとしない性格で、それが黒猫にはなんとも寂しい人間に見え、もっと心豊かな人間になってほしいと半猫人間の姿にしたのか、、、
    いやいや、何百年と生きる妖怪・猫又のほんの気まぐれにすぎないのか(笑)
    三日月長屋の人達のほのぼのさは素敵でした。





    ただ、私はこの3編だけではものたりなさを感じたので☆3つです。これは続くのかな?

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    2015年01月15日
  • 不思議絵師 蓮十〈二〉 江戸異聞譚

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    今日も花のお江戸には不思議な事件があふれている。描くものに命を吹き込む不思議絵師、蓮十の周りではおかしな事ばかり。蓮十にいつもやきもきの地本問屋のお嬢さん小夜。いなせで破天荒な悪冶の歌川国芳。二人も加わり、江戸の町をいったりきたり。十軒店の雛市で、鼠除けの絵から猫股が抜けだしたって?そりゃ大変だ。実は蓮十が描いた絵で。放っておけないとばかりに、蓮十と国芳は猫股をふん捕まえようといさむのだが?江戸の情緒あふれるふしぎな浮世絵物語。

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    2014年12月16日
  • 不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚

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    時は文化文政期の江戸。幕末なんてどこ吹く風の太平楽な町の片隅に、駆け出しの浮世絵師がひとり。女性と見紛うばかりの美貌に、優れた才を持つ。名は石蕗蓮十という。蓮十の筆にはふしぎな力が宿っている。描くものに命が吹き込まれるのだ。でも、それは内緒。蓮十の周りはいつも賑やかだ。蓮十の世話を焼きたがる地本問屋のお嬢さん小夜に、悪友の歌川国芳。彼らとともに蓮十は、今日もふしぎな筆の力で町で起こる事件を解決することになり?江戸の情緒あふれるふしぎな浮世絵物語。

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    2014年12月12日
  • 猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記

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    猫太郎こと猫にされた宗太郎がなかなかいい味を出してます。長屋の住人たちが、猫太郎のことを「人間に化けようとしてる猫」と思い込み、あっさり受け入れてるところが笑えました。人間に戻れる日はまだまだ遠そうですね。猫好きな人は読んでほっこりすると思います。

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    2014年10月29日
  • 不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚

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    江戸時代の浮世絵師の話。描くものに命が宿るという不思議な力を持っている。恋愛あり、事件ありの連作短編。
    2014/6/14

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    2014年06月14日
  • 不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚

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    その絵師が描く絵は、ほころびをもたせないと
    絵から抜け出てしまうという特性を持つ。

    連続短編集。
    どこまで行ってもお世話になっている人の娘の心境に
    まったく気がつかない男が主人公。
    むしろ自分の心にも気が付いてない、かも?

    やはり怖いのは第1話。
    女は怖いです…。
    いや『女』である事を前提にする女、が怖いのでしょうか?
    全部を幽霊のせいに、というのは
    時代を考えないとできない事。
    今そんな理由でやろう、などと考える事からできませんし。

    3話目は、そんな落ちかな? とは思いました。
    しかし途中といい最後といい…なんだかこう
    やりきれないものがあります。
    きちんと話し(?)合え、という話です

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    2014年05月13日
  • 紫陽花茶房へようこそ ~ふたりのための英国式魔法茶~

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    ネタバレ

    このなんともキラキラな表紙で若干手に取るのを躊躇っていたのですが、読友さんが読まれていたので背中を押してもらいました。
    コバルト文庫だなぁ~という感じの可愛らしいお話で、ちょっとくすぐったく感じる部分も(笑)
    「お客さんの止まり木になりたい」と語る紫音の、寛ぎを提供したいという思いの裏側にある拒まれることへの怖さが切ないなぁ。
    魔女の血と東洋人の血を引くことによる奇異の目にさらされてきた紫音だからこそ、素敵な”夜のお茶会”でとっておきのひとときを演出出来るのかもしれませんね。
    「五月の猫」が特に良かったです。

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    2014年04月09日
  • 不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚

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    初めましての作家さんです。
    この著者。普段は少女小説・ラブコメを書いてるとか・・・
    なるほど納得って感じです。
    登場人物やらキャラや設定が王道です。
    どれも蓮十が描いた絵が発端になった事件?なのだが結末が予想できる。
    それでも楽しめたのは、絵から抜け出た蛙・兎・亀の面白トリオや
    絵が動き出さないように蓮十が施した綻びの話だったり
    実在した江戸時代末期の浮世絵師:歌川 国芳を登場させたことかな?
    超ライトで、ほのぼの人情系の江戸異聞譚。楽しめました。

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    2013年10月26日
  • 不思議絵師 蓮十〈二〉 江戸異聞譚

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    2冊目でだんだん面白くなってきました。
    これからが楽しみです。
    蓮十と小夜・・・
    絵師としての蓮十・・・
    さてさて・・・ 3冊目が待ちどうしいです。

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    2013年06月04日
  • 不思議絵師 蓮十〈二〉 江戸異聞譚

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。
    相変わらず蓮十は野暮豆腐だし、小夜ちゃんとの仲はもどかしい。
    そのもどかしい様に、蓮十の抱える過去の重さを感じます。
    今作では期待通り蓮十の過去が少し明かされていて、不穏な影もちらついています。
    次巻ではその辺りに踏み込んでくる感じでしょうか。
    戯画の三匹、お調子者の蛙と皮肉屋の兎と物知りの亀の掛け合いが微笑ましいです。
    猫又どんの想いが八重さんに伝わると良いな。

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    2013年05月26日
  • 不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚

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    ネタバレ

    江戸を舞台に描かれる浮世絵物語。
    主人公の蓮十は絵師。
    絵に纏わる事件だったり出来事が綴られた3編の物語。
    表紙絵から女性を想像してしまっていたのですが、男性だったのですね。
    描いた絵に命を吹き込んでしまう不思議な能力を持つという設定はなかなかに面白いです。
    蓮十の過去には影があるようですが、今後明らかにされていくのでしょうかね。
    登場人物達それぞれの背景も掘り下げられていくのを期待して、次巻も読みたいと思います。
    蓮十の描いた戯画の兎、亀、蛙がなんだか憎めない感じで好きです。

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    2013年05月26日
  • 不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚

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    表紙に目が留まり、とっかかりの10ページを読んでみて、興味をひかれたので購入。
    画竜点睛。
    あえて点睛しないことで、絵に命を吹き込まないのは、描いた絵が動き出してしまうから。
    そんな不思議な絵を描く絵師、蓮十が出会う悲喜交々。
    設定とレーベルからもっとライトなイメージを持っていたけれど(ごめんなさい!)案外事件はヘビー。愛憎はいつの時代も鬼を生むということなのかな。
    蓮十には、思い出したくない暗黒の過去があるらしい。けれど何度も同じ表現で言われてお腹いっぱいになっちゃったので、続刊は多分読まないと思う。

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    2013年05月19日