かたやま和華のレビュー一覧
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ネタバレ新刊出てると知って、本屋さんで手に取り、帯を見てしばし呆然としてしまった...
だって!たった三巻でもう終りだなんて!!
もっといろんな人との出会いと夜のお茶会を見たかったし
何よりもっと紫音と月子の可愛いやりとりを見ていたかったし!! 本当に残念です...
最後が少し駆け足だなぁなんて思ってしまったけれども、まぁ出会って半年だったことを思えば、紫音が決意を固めたことを思えば、こんなもんだったのかな?
憭一兄さんとかこの先また出てきても面白そうなのにね(でも紫音の身辺調査させてた月子ママには驚きでした)
今回は一話目がいつものちょっと不思議で、ほんわかした素敵な語で
二話目は紫音の嫉妬と幼い -
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諸事情で、ある日猫人になってしまった武士。
善行を積む為に営んでいる『猫の手屋』には
今日も依頼と厄介事が。
連続短編3本。
とりあえず、猫好きには想像するだけでも幸せかと。
しかし当の本猫? は、本物の猫が苦手。
しかし周囲の人達は、主人公を人間になろうとしている
猫だと思っているわ、めでているわ…。
こちらの方が、幸せかもしれません?w
長屋や町内の、大事な事件。
その頃の人情やら生活やらに、こんな事が…と
関心し通し。
一番驚いたのは、大家。
雇われ大家っていたんですね…。
言われれば、管理人という雇われた人もいるのですし
そんなもんでしょうか??
一番楽しかったのは、最後の話。
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絵が動き出すと
絵を見ていると、その描写に引き込まれそうになることがある。
西洋画しかり、浮世絵しかり。
今にも羽ばたき、しぶきが飛び、語りかけてくるような絵画。
画家の魂が、新たな魂を得て別物として動き出すかのよう!
もしそれが本当に動いたとしたら?
蓮十の描いた絵は生き生きしていると評判だ。
実は本当に動き出してしまうのだが.....
第一話では死んだ母親が子供に害をなしている話。
果たしてそれは本当に母なのか?
子供は自分が継母になついてしまったせいだと自らを責めている。
死んだ母の絵はなぜさまよい出てきたのか?
心の中にある枯れ尾花が冷たい風に吹かれる。
第二話は友情の物語。
大き -
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レディ・キャンディシリーズ第二弾。
大正ロマンっぽいけど、モダン時代のトウキョウが舞台という設定です。
昼は女学生、夜は怪盗の二つの顔をもつスズメ。怪盗をしているのは、散逸してしまった”世に出てはいけない宝物”を回収するため。
でもでも、その宝物はお国も目をつけていて、彼女を追っている陸軍将校は、幼馴染で婚約者で本人には言えないけどスズメが大好きな、結人さん。
宝物を回収する任務のドキドキ感もあり、両想いのはずなのに微妙にすれ違い空回りする二人の恋の行方ももちろん楽しめます。
ストーリーを盛り上げる、異常にハイテンションなサブキャラクター達もしっかりしています。
乙女コレクションという -
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主人公である管理人さん自身も抱えるものがあり、住む人たちにもそれぞれ秘めたものがあり。
表面に見えるものだけが、その人ではないですよね。
何に悩み、何と縁を切りたがっているのか。
他人から見た悩みと、本人が抱える悩みが同じとは限らない。
縁切り神社とかはありますけど、縁切りシェアハウスって発想がおもしろいですね。
無事に縁を切れたら退居する。
退居することが目標ではあるけれども、一緒に暮らす仲間がいなくなるのは少し寂しいでしょうね。
それを見届けるのが管理人さんの仕事でもあるのかな。
大家さんと管理人さんのその後も気になりますし、前の大家さんのエピソードも見てみたい気がしますし、部屋が空け