あらすじ
旗本の跡取りだが、ある事情で白猫の姿になってしまった宗太郎(通称:猫太郎)。善行を積んで元の人の姿に戻るため、裏長屋でよろず請け負い家業「猫の手屋」を営んでいる。同じ長屋に暮らす賑やかな面々と日々を過ごす彼のもとには、鼠退治から果ては幽霊供養まで、様々な依頼が舞い込んで……。奇妙奇天烈な猫のサムライが活躍する、泣いて笑えるあやかし人情時代劇、開幕。
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ナツイチの栞欲しさに購入(^^;)ゞどうせなら妖ものが良いな~♪と思ってこの本を選んで読んだら大満足(^^)v旗本の跡取り息子の宗太郎(猫太郎or猫先生)が猫又の怒りをかって、表紙のような白猫姿に!Σ( ̄□ ̄;)百の善行を積んで人の姿に戻れるように、裏長屋でよろず請け負い「猫の手屋」を営む(^.^)軽~く読めて、笑えて、心も暖まる(*´-`*)あぁ猫先生と握手がしたい!国芳との会話も楽しかった(^o^)♪
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表紙の猫が侍の格好をしている絵や「猫の手貸します」という題名から、猫好きな私には魅力的な本で買って読んでみました。主人公の宗太郎と他の人達の会話が面白くてとても好きです。特に、宗太郎の「それがしの名前は猫太郎ではないのですが」などの会話の返しが好きでした!面白いところもありながら、猫の世界や親子の絆など考えさせられるところもあり、楽しみながら読み進めることができました。宗太郎が猫が苦手だったり、歌川国芳が宗太郎の肉球を嗅ぐのが好きだったところも好きな場面でした。宗太郎みたいに猫の世界に入って行きたいなと思えるような本でした。続きがでたら読みたいです!
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時代小説。
白猫姿になった武士の話。
善行を積めば人の姿に戻れるため、猫の手も借りたい人のお役に立つべく「猫の手屋」を開き、日々人間の姿に戻るために善行を積む。
猫のオサムライさんて…設定が凄すぎる。しかも、長屋の人達には人間に化け損なった猫としてあっさり受け入れられてるし。生真面目な性格で猫ではないといちいちツッコミを入れるところが可笑しい。
凄く面白い本だった。しかも歌川国芳が出て来た!びっくり嬉しい。絵を描いた御礼にアレを望むところがね。なんとも猫好きらしい。
続編出てほしいな〜。
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猫が好きなのと時代物の小説にハマっているのもあって、面白かったらラッキーくらいの軽い気持ちで手にとってみたんだけど、思いのほか気に入ってしまった。
一応事件?が起こって解決していくのだけど、なんだか平和。
登場人物もみんないい味。
平和な読後感だった。
今まで知らなかった言い回しとか単語が割と出てきて、昔の言葉って面白いなぁと勉強にもなった。
シリーズになっているみたいなので続きも読みたいな。
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以前読んだ、鯖猫さんみたいな、猫のお話かなと思ったら…なんと元人間がとある事情で白猫の着ぐるみ着たみたいに変身してしまった!元に戻るには100の善行を積まなくてはならない…
いやもうとにかくこの主人公の宗太郎がめちゃくちゃ可愛い!出てくる長屋の面々もみんな良い人でおもしろいんだけど…出てくる猫が可愛い!猫好きな人にはオススメしたい作品☆
最後のお話、宗太郎が本物の白猫になったお話が特に良かった!にゃんこたちも大変なんだなぁ…
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ずっと積んであったのを旅行先で。 面白いじゃん! もっと早く読めばよかった。シリーズを追いかけるの決定。 宗太郎が、この後どうなるとか、いつ元に戻るとか、気になることがたくさん。 長屋の住人もユニークだし。
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迷子地蔵
江戸っ子の心温まる話。
いつもは仲の悪いお軽と文字虎。お妙の迷子によりお軽を支える文字虎が良かった。
現代では隣人との付き合いがないが、江戸時代らしく良い関係性が見えたのも◎。
思案橋から
こちらも、心温まる話。
猫ってぐーたらでらいいなと思ってたが野良猫は生きるのが大変そう。
シリーズ化されてるので読みたい。
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猫の手屋繁盛記第1弾
刊行当時から気になっていたものの、購入を見送ってきた本作。去年の夏、思い切って購入し、その後は積読本と化していたがようやくこの連休で消化できた。
これはドラマになったら面白いだろうなあ。
原作もかなりストックたまっただろうし、1クールくらいなら余裕じゃないだろうか。
動く猫太郎……もとい宗太郎さん、見たいぜよ。
余談だが『英国幻視の少年たち』の次がこれだったので、予期せぬ”はんぺん”の文字に思わず吹いてしまった。
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コバルトの作家さん、というイメージしか無いまま読んでみた本。訳あって、時代小説に手を付けることになったのだけど、今まで時代小説だの、歴史小説だの読んだことがないから、読みやすそうなものを、と思って選んだ本でした。
先述の通り、コバルトの作家さん、てイメージが強かったので、ラノベちっくなものなのか、と構えていたけれど、全然そんなことはなく。面白かったです。これはシリーズで出てるから、是非とも続刊を読まねば・・と新たな楽しみが出来ました。
描写がすごく丁寧で、江戸の暮らしや町並みが目に浮かぶようでした。何より、猫太郎が可愛い。可愛い仕草や物言いはしてない筈なのに、可愛いのです。自分は猫アレルギーなので、猫は遠目で見ることしか出来ないのですが、猫太郎は可愛い。読んでて何度も悶絶しそうになりました。
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旗本の嫡男が、猫又に猫に変えられて、人に戻るべく善行を積もうと「猫の手屋」を開業するお話。
長屋の人からは「人に化ける修行中の猫」と思われて、猫先生や猫太郎さんと呼ばれて世話を焼かれたり、頼られたりするのだけど、その度に「それがしは猫ではなく」と、生真面目に訂正する猫侍がほのぼのと可愛いです。
表紙の絵が浮世絵風で素敵なんだけど、本文中に挿し絵は殆どありません(残念!)
でも、宗太郎(猫先生)お手製の、猫の手屋の看板の絵がたまに差し込まれていて、猫好きの心をそそります。
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ぶっちゃけ犬派の私も猫の肉球のにおいが少々気になりました(笑)それはさておき…大好物の江戸長屋もの!しかもあやかし絡みと来ては読むしかない!これがまたアタリと来たもんだから、さっそく次巻の予約をせねばv 律儀に突っ込みを入れる宗太郎の堅物ぶりがいいですね。早く人間に戻れるといいねと思いつつ、長く読み続けたいシリーズになりそうです。
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猫又を怒らせてしまい、表紙のような巨大な二足歩行する猫になってしまった主人公。
100の善行を積むため、「猫の手を貸す」なんでも屋をやることに。
わざとではないのに、猫の化け物に姿を変えられてしまったらどうしよう。
不幸な境遇なのに、主人公は善行を積むために人助けを行い、またその性格から長屋の人達にも(変な姿ながらも)受け入れられ、好かれている。
そんな主人公にほっこりします。
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諸事情で、ある日猫人になってしまった武士。
善行を積む為に営んでいる『猫の手屋』には
今日も依頼と厄介事が。
連続短編3本。
とりあえず、猫好きには想像するだけでも幸せかと。
しかし当の本猫? は、本物の猫が苦手。
しかし周囲の人達は、主人公を人間になろうとしている
猫だと思っているわ、めでているわ…。
こちらの方が、幸せかもしれません?w
長屋や町内の、大事な事件。
その頃の人情やら生活やらに、こんな事が…と
関心し通し。
一番驚いたのは、大家。
雇われ大家っていたんですね…。
言われれば、管理人という雇われた人もいるのですし
そんなもんでしょうか??
一番楽しかったのは、最後の話。
猫がたくさんで、もう楽しくて仕方がない!
主人公は…すごい目にあってたりもしますが。
しかしこれ、元に戻るのに
ものすごく時間かかりそうです。
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「それがしは猫ではないのですが…」
誰が見ても猫なのに…。
その無駄な抵抗が笑えます。
猫太郎。最高です!
肉球のにおいで、ご飯3杯はいける…ふふっ。
猫好きにはたまらないツボ満載でした。
著者紹介に、愛猫を乳母日傘で溺愛とあり、納得。
ぜひ続編を読みたいです。
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猫先生の他人(猫又含む)に対する姿勢が気持ち良い。様々な描写も凄く丁寧。
けど、あと一味足りないと思ってしまった。
ただ、これはこれで胃に優しいのかもしれない。
続きは重めのミステリーや、抉られるようなイヤミスのリハビリ用にとっておこう。
上から目線でスミマセン。
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主人公が白猫の姿になってしまった侍というトンデモ設定。猫又とか頭に手ぬぐいをのせて踊る猫とか、まるで歌川国芳が描いた猫の世界で、これはこれで楽しい。
事件を解決するとか悪人を成敗するとかではなく、長屋の住人たちと交流しつつ人間の姿に戻るために善行を積む、という話なので、全体的にのんびりした雰囲気がある。
Posted by ブクログ
なんだか、あきらかに化け猫なのに市民生活に溶け込んでいる感が可笑しい感じですね。(^^
主人公の苦悩感がちょっとビターな感じ。だんだん、人としての自己がなくなっていくような予感とか、ライトノベル的ではないところがあります。
ただ、内容は時代小説の一般的なところからそう離れていない感じ。
もういっそうの独自色が必要かな。
Posted by ブクログ
シリーズ第一弾
妖怪猫との遭遇で何故か人の格好の白猫に、善行を行えば人に戻ることを信じて何でも屋の猫の手屋を
人情に絡めた短編三話
変わった発想かもしれないが江戸時代に猫の妖怪は?
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江戸人情ものファンタジーの新しいシリーズですね。
表紙のイラストに惹かれて買いました。
旗本の跡取りが、ある事情で白猫姿になってしまい、お屋敷を出て、市井の長屋住まいに…
お屋敷にいては見ることもなかった市井の人々の生活に触れる…
良いことです!
最後の短編では、猫姿になってしまった理由も明かされて…
長く楽しめるシリーズになると良いですね!
Posted by ブクログ
旗本の跡取りだが、ある事情で白猫の姿になってしまった宗太郎(通称:猫太郎)。善行を積んで元の人の姿に戻るため、裏長屋でよろず請け負い家業「猫の手屋」を営んでいる。同じ長屋に暮らす賑やかな面々と日々を過ごす彼のもとには、鼠退治から果ては幽霊供養まで、様々な依頼が舞い込んで…。奇妙奇天烈な猫のサムライが活躍する、泣いて笑えるあやかし人情時代劇、開幕。
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ひょんなことから白猫姿になってしまった宗太郎。元の人の姿に戻るため善行を積む日々を描く。そんな宗太郎と三日月長屋の店子とのやり取りは面白かった。宗太郎、もう猫のままでいいじゃないか。「世のため、人のため。ひいてはおのれのため、猫のため。猫の手屋宗太郎、″猫の手"貸します。」私にも貸してください!猫の手!
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白猫姿の武士になってしまった武士のお話。長屋の人々から「猫先生」と猫と呼ばれる度に「猫ではないのだが」と聞いてもらえないのに毎度訴える様が可笑しく可愛かった。
Posted by ブクログ
全3編。3編目が一番奇妙奇天烈な感じのお話でした。
堅物の武士、宗太郎が猫太郎となってしまったのは彼が他人と深く交わろうとしない性格で、それが黒猫にはなんとも寂しい人間に見え、もっと心豊かな人間になってほしいと半猫人間の姿にしたのか、、、
いやいや、何百年と生きる妖怪・猫又のほんの気まぐれにすぎないのか(笑)
三日月長屋の人達のほのぼのさは素敵でした。
ただ、私はこの3編だけではものたりなさを感じたので☆3つです。これは続くのかな?