新海誠のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
すずめが、草太という
閉じ師の青年と出会い、ダイジンという
白猫に翻弄されながら
必死に、後ろ戸を閉じていく中で
自分のくぐったであろう
後ろ戸の存在を思い出し…………。
草太が子供椅子に閉じ込められ
すずめ1人で、後ろ戸を閉めることになり
一人旅ということで、愛媛、神戸等の
土地で開いてしまった扉を
閉めながら、過保護で
心配性なおばとぶつかる。
草太が、自ら要石となり
ミミズを押さえ込んでいる姿を
目にしたからだった…………という
場面がとても印象的。
おばである、環もまた
最終的には、すずめを自転車の
後部座席に乗せすずめが
過ごした実家を目指し、ひた走る。
その時 -
-
Posted by ブクログ
雨の日が好きになれます。こういう天気の日に雪野と秋月は会っていたのだと想像が膨らみます。全体的に文章は私にとっては難しいものでしたが、自然の描写が多いのは良かったです。
読後に映画も鑑賞しましたが、小説を読んで作風が好みだった方には是非そちらもオススメしたいです。映画で名前すら出てこないような登場人物の背景も分かって、より映画を楽しむ事ができます。
また舞台が東京であることが上京したての私にとって凄く親近感が沸きました。この作品の舞台となった新宿御苑にはぜひ行きたいと思います。もちろん雨の日に。
秋月の好きなことに対してひたすら努力し続ける姿には特に感化されました。私も頑張ろう。 -
Posted by ブクログ
原作の映画は星5!ジブリ好きな人は絶対見てほしい、(尊敬が込められた)パロディのオンパレードなので。雰囲気はめちゃくちゃジブリだけど込められたメッセージ(生死や別れ)は新海誠らしく一貫してると思う。なんだけど小説は星4かな…
これは原作アニメ見てから小説読んだ方がいい。アニメである程度情景が分かってないと伝わりにくいと思う。ただ、アニメにはなかったシーンやアニメでは拾いきれなかった心情の表現が書き足されていて読んで良かった。ほしのこえ以外は履修した新海誠ファンから言わせていただくと、この物語のテーマはすずめと繋がっているし他の新海作品を彷彿とさせるシーンも満載でエモい。
-
Posted by ブクログ
深夜の3時に放送してたけど前半で寝落ちしてしまった……
ってな事で、原作 新海誠、著 加納新太の『言の葉の庭』
靴職人に成りたい、ちょっとスレてる高校生のタカオ。
雨の日は通学が億劫になってて、決まって午前は有料公園の東屋へ時間潰しへ。
その東屋で不思議な女性と出逢って、気になる存在に……。
しかし、彼女と会えるのは雨の日の公園の東屋だけしか会えないがお互い名前も名乗らず他わいもない会話のみで終わる。
何時しか雨の日を楽しみにするタカオとその女性の関係がひょんな事で判明するのじゃが……。
切な過ぎるが前を向いて生きる勇気を貰えるかなw
寝落ちしたのが悔やまれ過ぎる
映像で -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画を見て、小説も購入しました。
文章はちょっと気になるところもありましたが、映画の追体験のような感じで、映画を見た人なら楽しめる小説だと思いました。
映画を見たときは、どうして「戸締まり」というタイトルにしたんだろう?閉じ師が出てくるからかな?としか思っていなかったのですが、このお話は、全体を通して主人公のすずめが、自分の人生のひとつの区切りとして、自分の中にある1つの扉を閉めて、新しい道に進んでいくということを意味しているのかなと小説として文章になることで考えることができるようになりました。
扉を閉めるというと何かが終わるようなイメージが強いですが、それは外の世界に歩みを進めていくとい