新海誠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
後悔のない人はいない。その後悔を振り切れるかどうかが道を分ける。
貴樹はその勇気がなかったのだろう。あまりにも完璧な存在であった少女を失った後悔が足枷となり、自分を見つけられなくなっていた。
貴樹はそれ以来、周りを受け入れてるようで拒絶していた気がする。自分を形作るのは自分ではなく、他人なのだと思う。他人に頼りながら、自分を形成していく。それは大人になっても必要なこと。貴樹はそれができなかった、他人と歩み寄ろうとしなかった。
他人を頼る力が、彼には足りなかったのだと感じる。
自分が前を向けるきっかけは、今まで何だったのかを振り返ることが重要だ。それを失ってしまったならば、再度近しい存在 -
Posted by ブクログ
すずめが、草太という
閉じ師の青年と出会い、ダイジンという
白猫に翻弄されながら
必死に、後ろ戸を閉じていく中で
自分のくぐったであろう
後ろ戸の存在を思い出し…………。
草太が子供椅子に閉じ込められ
すずめ1人で、後ろ戸を閉めることになり
一人旅ということで、愛媛、神戸等の
土地で開いてしまった扉を
閉めながら、過保護で
心配性なおばとぶつかる。
草太が、自ら要石となり
ミミズを押さえ込んでいる姿を
目にしたからだった…………という
場面がとても印象的。
おばである、環もまた
最終的には、すずめを自転車の
後部座席に乗せすずめが
過ごした実家を目指し、ひた走る。
その時 -
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Posted by ブクログ
雨の日が好きになれます。こういう天気の日に雪野と秋月は会っていたのだと想像が膨らみます。全体的に文章は私にとっては難しいものでしたが、自然の描写が多いのは良かったです。
読後に映画も鑑賞しましたが、小説を読んで作風が好みだった方には是非そちらもオススメしたいです。映画で名前すら出てこないような登場人物の背景も分かって、より映画を楽しむ事ができます。
また舞台が東京であることが上京したての私にとって凄く親近感が沸きました。この作品の舞台となった新宿御苑にはぜひ行きたいと思います。もちろん雨の日に。
秋月の好きなことに対してひたすら努力し続ける姿には特に感化されました。私も頑張ろう。