新海誠のレビュー一覧

  • 小説 ほしのこえ
    会いたい話したい相手と物理的な距離が近いことってとても幸せなことなんだなぁと、つくづく思いました。もし、明日、突然に、相手と数光年の隔たりがうまれるとしたら、この気持ちや想いをどうしよう。
  • 小説 天気の子
    好きな映画だったので監督が執筆した原作も読みました。

    映画と全く同じ世界を映画とは違った楽しみ方で味わうことができました。

    あの時のこの人の言動にはこんな背景があったのか、というような描写もあり、ストーリーに深みがありました。

    映画で使われていた音楽たちも素敵なのですが、この作品を読むことで更...続きを読む
  • 小説 君の名は。
    君の名は。は映画がとても丁寧に描かれているので、映画以上の感動は得られないけれど、復習するのにはとても良いと思います。映画の情景などを思い起こしながら読みました。
  • 小説 言の葉の庭
    前回秒速5センチメートルを読んで、他の新海誠監督の作品を読んでみたいと思って、分厚くて読む気が出ず積読されていたのを出してみた。
    自分はまだ言の葉の庭のアニメーションをちゃんと見たことがない。でも、あとがきにもあったように映画では描けなかった登場人物の心情やアニメーションでは表に出ない人物の過去が描...続きを読む
  • 小説 すずめの戸締まり
    東日本大震災に苦しむ人々に寄り添い、痛みを和らげたいという意図を感じた。
    椅子が走るというのはやや受け入れ難かった。
  • 言の葉の庭

    人の心に敏感でしかも強い耐性力を
    備えた存在になることです。

    そうできない人が多いから
    なれる人はそうなるべきだと思います。

    でも、どうやったらそうなれるのですか?
    それは、
    力強く前に進む姿を見せることです。

    この言葉のやりとりが素敵でした。


  • 小説 秒速5センチメートル
    転校をきっかけに知り合い、別れてしまう明里と貴樹。
    スマホなどSNSを使わずに手紙を書いてやりとりして小学生にとって遠すぎる距離の東京、栃木間を何時間もかけて電車でむかって会いに行く部分がエモかった。
    種子島に転校した後も片想いの女の子と付き合いながらも明里との思い出などひきづってるの女々しい。
    ...続きを読む
  • 小説 すずめの戸締まり
    映画を追想できて面白かった。映画を見た時と同じ気持ちになった。チカとの出会いとか、ダイジンの本心とかが好き。ただ、文章は平坦で笑ったりとかはなかった。
  • 小説 すずめの戸締まり
    前に一度映画を見たことがあったのだが、その時は気にならなかった、少し強引に話を進めるところが少し気になった。(宮崎から船に乗って旅立つシーンとか)終盤の展開には既に映画を視聴してたとはいえ、かなり心が躍った。文章が読みやすく、それ故テンポが早く感じやすいのもいい。ただ、美しい情景とか、少し強引な話の...続きを読む
  • すずめの戸締まり (角川つばさ文庫)
    アニメの原作なのでファンタジーな部分が多い。
    ストーリーは単純で理解し易い。
    情景などを表現しているので、目で見てみたい。
  • 小説 すずめの戸締まり
    映画でダイジンの件が納得できなかったので、救いを求めて小説へ。
    すずめの内省が少し見えたのでそこはよかった。でもやっぱり、最後の方にもう一度、ダイジンたちに想いを馳せるシーンが欲しかったなぁ。
  • 小説 言の葉の庭
    アニメ映画の小説版。
    語り手が増えていたが、それぞれの感情や心理描写にはモヤモヤする事が多かった。時系列に戸惑い、話が追いづらかった。情景描写は美しかったと思う。
  • 小説 秒速5センチメートル
    同じ主人公の成長を描いた3つの短編ノベライズ本。
    主人公の貴樹くんは2回も転校していろんな大切な人たちと出会いと別れを経験してきた。子供にとって、大人の事情で転勤する時せっかく仲良くなれた人とも離れないといけない、自分ではどうしようも無い無力さを考えさせられる作品だった。まだ映画は見たことがないのだ...続きを読む
  • 小説 秒速5センチメートル
    あらすじ、小説、あらすじみたいな感じだった。
    映像で観たら良いんだろうなという気がした。
    ラストは意外だった。女性の方が現実的なのかな。
  • 小説 君の名は。
    二人の人生が交錯していく所までが作り込まれており、非常におもしろかったが、終盤が盛り上がりにかけて残念。
  • 小説 すずめの戸締まり
    当たり前ではあるけれどストーリーは映画と一緒。違う点を上げればすずめの過去が少し深掘りされたことと内情がわかりやすかったところ。特に小説はほぼ完全にすずめ視点で話が進むので、事細かな内情描写も書かれているけれど、半分資料化するくらまで情報が書いてあるので、ほとんど映画と一緒に見る用に作ってあると思う...続きを読む
  • 小説 天気の子
    こちら、映画も観ています。新海誠さん節といいましょうか、情景描写や表現など、読んでいて『ああ、彼の小説だなあ』と思います。
    映画を観たことのある方はぜひ小説も手に取っていただけると情景が広がってくるのでお薦めですね。
  • 小説 天気の子
    陽菜さんが犠牲になって晴れになったときの街や警察などに見られる世の中の無関心さと、それに対する穂高の苛立ちが印象深い。

    自分が何かに没頭しているときの興奮とか熱い気持ちが誰にもわかってもらえない感覚は、自分も部活の試合で奮闘した翌日の授業のありきたりさなどの中で感じたことがある、と思い出した。

    ...続きを読む
  • 小説 すずめの戸締まり
    災いの元である扉を閉めるため、全国を駆け巡る女子高生鈴芽。小説というより、映画の補填として読む文体でした。前情報なしで読んだので、よく分からなかった場面は映像で見てみたい。あと兵庫県民なので神戸!となりました。
  • 小説 言の葉の庭
    誰しも、何かを抱えて生きている。雨の日にはそういうものが表に出やすいのかな。
    自分は能天気に生きているから、この作品に描かれているような心の傷というか鬱屈みたいなものが自分にあるのかわからない。けどよく自分についてとか、周囲の人と自分との関わりみたいなものについて一人で考えに耽ることはある。

    「君...続きを読む