新海誠のレビュー一覧
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映画「君の名は。」のアナザーサイドストーリー。
瀧くん、テッシー、四葉、お父さん目線で書かれている。
特に三葉と四葉のお父さんの章が良い。
この本で語られている登場人物の背景や思いを知った上で、もう一度映画が見たくなった。Posted by ブクログ -
Audible。映画の声優がやっているので、それはとてもよい。ヒロイン役の上白石さんが話している1〜3話は、ストーリーに沿った話なので、そんなに発見があるわけではない。好きな人向け(なので、私にはよかった)。4話は映画のクライマックスを補完する内容になっており、完全に毛色が違う。(私のような)映画何...続きを読むPosted by ブクログ
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映画では描かれなかった感情とか過去とか、読めて良かった。登場人物がより立体的になったし、なぜ三葉の父が最終的に町民を避難させるに至ったのか、についても納得した。簡単に、入れ替わり、とは言うものの、実際に生活するにあたっては難しい局面は多いし、テッシーは意外に地に足の着いた考えを持っているし、興味深か...続きを読むPosted by ブクログ
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喪失、内省、彷徨、呪縛、邂逅、開放、再生
ただひたすらに、ただひたむきに
淡い思いと、後悔と疼き、あり得たはずの未来
「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」
「君の名は。」
いずれも読みながら同じ単語が頭に心に。
目を奪われる映像作品とは別に、活字の物語を通じて
感じるこの感覚、とくに喪失と彷徨に...続きを読むPosted by ブクログ -
大ヒット映画『君の名は。』の外伝的小説。
宮水三葉をメインに取り扱ったもので、瀧君はほとんど出てこず。
それでも、宮水神社の由来などを知ることができて面白かった。Posted by ブクログ -
雨の日、決まって午前中の事業をさぼり、雨の公園で靴のデッサンを
行う、高校生の秋月
そこで、朝からチョコレートとビールを飲む女性に出会う。
次第に2人は会話を交わすようになり・・・
夢を追いかける高校生
社会からドロップアウトしている女性
2人は、雨の日の出会いから距離が縮まるPosted by ブクログ -
映画版にシナリオ協力として参加した著者による、瀧、親友の彼で友人の勅使河原、妹の四葉視点の三葉の日々と、三葉の父母の馴れ初めの四編。瀧の入れ替わった三葉の三編が活き活きとしてとても良い。著者の違いによる違和感は全くなく、コミカルな日常の掘り下げが密で心地好い。姉妹の神社の娘としての役割も興味深い。Posted by ブクログ
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君の名は。を読んだ勢いそのままに読破。
瀧、テッシー、四葉、そしてお父さん。それぞれの語りで「君の名は。」を深めていく…深い、深すぎる。
本編では語られない三葉のお母さん、二葉さんとお父さんとの物語はなんというか壮大で‥。ラストは一気に畳みかけられました。
というか。アニメ映画として誕生した君...続きを読むPosted by ブクログ -
SFものは久しぶりでした。
とっても読みやすい作品ですぐに読めました。
最後,二人の年令に差ができてしまったところは
え?どういう計算になるんだっけと
分からなくなりましたが,後味も良い青春小説でした。
こんな風に長い間,離れていてもお互いを思いあえる
関係って素敵ですね。Posted by ブクログ -
2016年に公開され大ヒットした新海誠監督の「君の名は。」のスピンオフ小説。作品中では多くが語られていない瀧、勅使河原、四葉、俊樹の心情や過去の話が描かれています。ちょっとしたシーンの裏に隠されている想いが読めるので、本書を読んだあとは、より作品を楽しめると思います。特に町長である俊樹の過去話や娘達...続きを読むPosted by ブクログ
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三葉と瀧の入れ替わりが起きはじめてからの、三葉を取り巻く人たちそれぞれの物語。
テッシーの考えていたこと。
星が落ちたあの日、父親が町民全員を避難させるに至った経緯。
サイドストーリーは、本編に厚みを持たせる。
この作品を読んでまた、本編を読むとさらに深く、物語の世界へ潜って行くことができそうだ...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公以外の視点からの物語。映画と相互補完的な関係であるのは「小説 君の名は。」と同じですが、個人的にはこちらの方が面白かった。映画ではわき役だった人物にもいろいろな事情があるんだな、と(笑)Posted by ブクログ
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新海誠監督長編アニメーション「君の名は。」世界を掘り下げる特別編。
「君の名は。」は三葉と瀧の物語だが、これは糸守町の三葉の周辺の人たちの視点から観たお話です。
三葉の体に入っている瀧、テッシー、四葉、そして三葉と四葉の父・俊樹の視点で語られてゆく。
その中でも重点は父・俊樹の視点である。...続きを読むPosted by ブクログ -
【あらすじ】
遠野貴樹は小学生のとき転校してきた篠原明里と出会う。二人はすぐ意気投合し淡い想いを育む。その気持ちの名前を知らないまま訪れる突然の別れ。明里は栃木へ、貴樹も中学入学後鹿児島へ転校が決まる。幼い想いは本物の恋へ 変わり、二人はそれを確信する。栃木で再会した二人は、距離の遠さ、未来の遠さに...続きを読むPosted by ブクログ