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九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。
ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。
しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。
何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった―――
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
新海誠監督が自ら執筆した、原作小説!
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Posted by ブクログ
◼️ Q.(問い)
「自己実現」とは何か?
◼️ A.(答え)
つらい過去と向き合い、受け入れ、前に進むこと
◼️ What(要点をひとことで言うと?)
つらい過去と向き合い、受け入れ、前に進んで生きていく
◼️ Keywords
- 作品の位置づけ:東日本大震災に対する新海監督の「喪の作業」
- 君の名は:時空を越えて彗星衝突を回避する → 否認・抗議
- 天気の子:雨が降り続く東京で生きていく → 絶望・失意
- すずめの戸締まり:後ろ戸を締める旅をする → 離脱・再建
- メタファー
- ミミズ:つらい記憶・経験
- 溢れ出ると地震が起きる=感情が揺さぶられる
- 後ろ戸を締めることで、つらい記憶・経験にケリをつける
- 旅:つらい記憶・経験の受容プロセス
- ダイジン:つらい経験を乗り越えるために課された試練
- 最初はつらくて苦しいもの
- その意味に向き合えた時、自分の力になってくれるもの
- 椅子:母=心の拠り所
- 最後「すずめ」に椅子を手渡すことが、つらい過去との決着=自律を表現している
- トランジションには人とのつながりと助けが必要
- 人から感謝されたり叱られたりする(愛される)ことを通して、つらい記憶・経験を乗り越えていく
Posted by ブクログ
映画を観てから原作を読んだのですが、個人的には「君の名は。」よりもこちらの方がしっくりきて、映画では拾いきれなかった気持ちの動きがちゃんと伝わってきて良かったです。
特に、主人公以外の視点が一人称で挟まるところが好きでした。すずめが後から聞いた話を思い返すような書き方で、その人の温度や空気感がふわっと伝わってくる感じがします。
映像の美しさはもちろん圧倒的なんだけど、小説だと「ああ、この時ってこういう気持ちだったんだな」と自然に理解できる場面が多くて、映画と小説がうまく補い合っている印象でした。
強いて言えば、すずめが旅の中で出会う人たちの背景やエピソードを、もう少し深く描いてくれても嬉しかったかも。そこが広がると、もっと好きになれた気がします。
読み終わったら、また映画を観返したくなる一冊でした。
Posted by ブクログ
鮮明に甦る映画の記憶。
うろ覚えだった、または理解ができていなかったところがクリアになり、より濃く頭に刷り込まれた。
映画で初めて見た時、スマホが突然大きな音を鳴り響かせる地震の警報にとても驚いた。
当時は予備知識もなかったから、東日本大震災のことをテーマにしていいものなのかとさらに驚いたことを思い出した。
小説や漫画を映画化するに当たって細部を変更することはよくあるけれど、原作も映画の監督も同じ人ならば意味のない改変はあり得ないし、逆に登場人物の感情や思考を言葉として読んで理解できたり、その物語の背景もちゃんと知れてよかったなと思った。
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少年・青年マンガ