江戸川乱歩のレビュー一覧
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巨大ザリガニが人間を襲撃するお話(「海の底」)を読んだ、その次に手にした本書が、人間より大きなカブト虫の出てくるお話だったとは、なんとも奇遇というか。。。
これまでに読んだ作品に比べて、本書では種明かし(カブト虫パワーの秘密)を少々手抜きしているんじゃないか?と思われる面もありましたが、ネタバレしていながら飽きさせず面白いのは相変わらずでした。
それにしても、
P.107「そうすると君は、あの名高い少年助手の・・・・?」と問われて、
「(はい)小林です。」と、あっさり応えるかよ?!
小林少年には、少々謙譲の人徳を備えてもらわにゃね。
(2009/6/22)
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Posted by ブクログ
前作「透明怪人」でお縄になってしまった怪人二十面相が、獄中から「四十面相」と改名、脱獄予告するところから始まる。。。という、何とも荒唐無稽ですが、昔の子供向けということでまぁよしと考えましょう。
小林少年が四十面相を相手にきみ呼ばわりのタメ口でやり合うのには参ったというか、あり得んなぁ。。。
また、怪人二十面相が、「いくら悪いことをしても、けっして、人を殺さないというのを、じまんにしていました」というのを逆手にとった作戦もありましたが、あれはどっちが悪人かわかりませんでしたねぇ。。
などなどありましたが、かなり予定調和というか、素直にスラスラ読める楽しいお話でしたので、やはり予定通りバックナンバーを揃えてみようかと思っています。
(2009/3/18)
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Posted by ブクログ
このありたの物語は、江戸川乱歩マニアには、けっこう評判が悪いようです。
これまでも、ときどき注釈にツッコミをいれられていましたが、この巻は、酷い。
でもこれは、わたしは、乱歩が酷いのではなくて、注釈が酷いと思います。
注釈なんて、自分の解釈を披露する場じゃねぇだろう。でしゃばってんじゃないよ!!
1つ1つ読んでも、それほど悪いとは思いません。
トリックの焼き直し?それがどうした。
前の物語との整合性?それがどうした。
夢こそまこと
その意味が、わかってねぇんだろうな。
こんな風に、乱歩をバカにして悦にいるんじやなくて、自分の頭で物語を補完しろ。
そう言いたくなりました。
そういえば、わたしが子どもの頃、少年探偵団や、怪人二十面相をテレビドラマでやっていた記憶が。
解決編は、全然おぼえていないのに、なぜか、あの怪しい老人とかにさらわれる場面は、おぼえています。
夢の中で、なぜかわたしは、小林少年ではなくて、さらわれる少年でした。
そんなことを思い出させる少年物。好きです。 -
Posted by ブクログ
なぜ、二十面相が、これほど執拗に、わざわざ明智や少年探偵団を指名したようにして、事件をおこすのか?
実は、わたしは、以前からなんとなく考えていた彼の正体が、今回、わかったような気がします。
そして、不可解な彼の目的も。
されを今、ここで書いちゃうのは、とっても無粋な気がするのでやめておきます。
でも、明智小五郎や、小林少年が、世代交代をしているのならば、きっと二十面相の方も世代交代をしていて、そして、少なくともその二代目の正体は、きっと……。
だから、彼と明智の目的は、実は一緒だったのだと思います。
少年たちのために。
そして、それは、もしかすると乱歩の思いとも重なっていたのかも。 -
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第2巻にして、いきなり
「書けない〜」
と叫んでいる江戸川乱歩でありました。
割とこの全集は、年代順に並んでいるようなので、その後、28巻分も文章(小説だけではないけれど)を書いたというのは、すごいですねぇ。
1巻で、本が2〜3冊分はありますから、少なくとも60冊ぐらいは書いていることになります。
で、わたしが江戸川乱歩にもっている猟奇的なイメージは、このあたりの作品のようです。
おもしろいと思うけど、このあたりの作品の評価が、乱歩自身低いのは、本人が、
「こんなんじゃなくて、本格推理を書きたい!!」
と思っていたからなんだろうなぁと思います。
1巻を読むと、もともとが、本格推理をさらにひねったところから出発しているので、自分の作品のアラや、限界が見えちゃうんだろうなぁと思います。
しかし、古今の名探偵が思わせぶりでイヤな奴なのは、もしかしたら、作者がそのときにはトリックを考えられていないからいもしれないと思ったりして。
まあ、あんまりすぐに推理を披露しちゃうと、お話が続かないのだけど……。 -
Posted by ブクログ
防空壕
なんというか……えーと、エロ話(爆)
なんか、いい夢は、夢として、みさせてあげてみたいな……。
大江戸怪物団
なんじゃこりゃ(笑)全然、ダメです。
連作ものの1部かな?
十字路
やっと、まともなのが来たという感じです。
でも、乱歩のレベルからいうと、若干落ちるかなぁ。
ストーリーは、それなりなのですが、文体にいつもの色っぽさがない気がします。
なんとなく、作品の後についている自作解説を読んでいると合作とのこと。
もしかして、ストーリーだけ乱歩が考えて、文章は別の人が書いたんだろうか?
とか思いましたが、よく読んでみるとまったく逆で、ストーリーの細部は別の人のアイデアで、文章は、乱歩のものだったようです。
それにしては……。
魔法博士
なんか、少年探偵団ものがはじまると、安心。
これは、パターンが同じ事から来る安心感かもしれない。
でも、戦前も、戦後も、かわらぬおもしろだと思います。
小林少年、年取らないし(笑)何代目だ?
でも、B・Dバッチを逆手にとって、敵が罠をかけてくるところなんか、続き物の素晴らしさで、けっこうグッとくるものがあります。
黄金豹
マンネリ気味な少年探偵団ですが、手をかえ品をかえ、楽しませてくれます。
しかし、二十面相がここまで手をかけて、少年探偵団たちに挑んでくるのは、「復讐」というよりも、この混乱した世相、少年たちに「生きがい」をもって欲しいと思っていたからではないかと思ってしまいます。
そうすると、実は、二十面相というのは、明智と……。
天空の魔人
明智小五郎ではなくて、少年たちだけが出て来て、事件の解決までしちゃうというのは、少年探偵団のシリーズでは、けっこうめずらしいのではないでしょうか?
その分、乱歩も考えたのか、敵は、いつもの人とは違ったようです。