雨宮まみのレビュー一覧

  • 女子をこじらせて

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    非モテからAVライターになった雨宮まみさんの自伝エッセイ。女であることに自信がない自分について客観的にいろいろ分析していてライターになってからの苦悩具合もよく理解出来た。女としてせつなくなような話もあって140字じゃ伝えきれないよさのエッセイ

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    2025年05月17日
  • 女子をこじらせて

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    女性AVライターによる、黒歴史的半生記

    自己に対する否定的な深掘りと文章力が半端ではない。恥に対する感覚も独特で興味深い。
    思わず笑わされてしまうし、人間のこんがらがった面倒な思考を言語化していて唸らされるし、あとがきも一つの良いエッセイとして成り立っているし。著者の生きている時に読みたかった。

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    2024年07月12日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    ネタバレ

    5552さんのレビューで知った本書は、「ココロニプロロ」というウェブ媒体での、「穴の底でお待ちしています」という連載コラムをテーマ毎に(努力、恋愛、見た目、生き方)まとめたもので、女性の様々な愚痴を、雨宮さんが聞いてくれるだけでなく、親身になって答えてくれており、その答え全てに頷けるわけではなかったが、それ以上に、私自身がたった一人のレアな一例ではなかった事に、気付けた事が何より嬉しくて、それは、まえがきに書いてあった、『自分を理解する手助けや、他人を理解する手助けになれるように』という、雨宮さんの願いに通じるものがありました。

    ちなみに、愚痴という言葉の意味を調べてみると、
    『(今となって

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    2023年06月25日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    お悩み相談本。この方のはスパッと切るのではなくただ寄り添う本です。いいんだよね、それで。という本。本当におすすめです。

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    2021年02月03日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    自分が「苦しい」と思っていることを、他人に「あなたなんてましなほう」「恵まれてるほう」と言われ、口を塞がれる仕組みは、誰のことも幸せにしないと私は思います。
    という珠玉のフレーズに痺れた。
    誰のどんな愚痴もジャッジせず、「まぁまぁお疲れさま。まずはお茶でも飲んで」と受け止める雨宮まみさん。きっとすごく頭が良くて、すごく繊細で優しい人だったんだろう。この人が40代50代になってからの文章も読んでみたかった。

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    2020年02月28日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    雨宮まみさんが寄せられた愚痴に向き合うweb連載を書籍化したもの。ずっとwebの連載を読んでいて、いつか応募したいと思っていました。雨宮まみさんの「正論」ではない、丁寧な回答を読んでいると、少しでも生きづらさがほぐれるようにという思いが感じられて、私も回答が欲しかったなあと後悔しています。

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    2020年02月21日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    ネタバレ

    ぐちを言う側も回答する側も、美しい文章だなぁと思った。小沢健二似の彼の話が印象的。
    普段言語化できないもやもやや不条理なことを文章にしてくれている。
    世の中正しいことだけで生きていくのは大変で、間違うことも揺れることもあって当然なのだと、それでいいのだと思わせてくれた。

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    2018年01月08日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    まみさんの言葉はとても優しくて、心に寄り添ってくれます。ふんわりと、心が軽くなりました。悩む毎日、こう思う自分はダメなやつだ、に押し潰されそうになっていますが、大丈夫、生きよう、と声をかけていただいた気持ちです。素敵な本でした。もっとまみさんのお話を読みたかった。ご冥福をお祈りいたします。

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    2017年10月01日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    正しさを押し付けない意見や雨宮まみさん自身もたくさん迷って生きているのがわかる文章にとても救われます。
    付箋マーカーしたい箴言だらけなので、迷った時とかネガティヴな気持ちの時いつでも思い出せるようにしたい。

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    2016年10月15日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    「サイト訪問者の愚痴をお聴きする」という体の形態になっています。とにかくですよ、雨宮さんの語り口が優しくて優しくて…スミマセン、私にもお茶を出していただいても良いでしょうか(:_;)

    皆さんの愚痴のエピソードが共感できるものばかりで、無駄に齢を取ってきたもので、ちょっと涙ぐんだりもして…

    読み終わった後は、自分の事が少し肯定出来る気持ちになりました。オススメです!

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    2016年09月25日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    乾いた土に水が染み渡るような、そんな文章の連続でした。文章読んだだけで、どんだけ人間的で優しい人なんだって。今まで以上に雨宮さんのことが好きになりました。様々な愚痴や悩みに、回答ではなく返事をしてあげる優しさ。「愛と欲望の雑談」も今ポチりました。

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    2016年09月20日
  • まじめに生きるって損ですか?

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    なんだこれ。なんだこの本は。
    と、読みながら6回位呟いたと思う。

    みんなこんなにも必死に全力で生きているんだという感覚は衝撃だった。こんなにも深く考えて生きている人なんて、そんなにはいないだろうと思っていた。ある意味見下していたし、諦めてもいた。
    でもこの本に出てくる人たちは、皆信じられないくらい真摯に自分や周りと向き合っていて、かつ冷静で客観的で建設的だった。
    その返事としての雨宮さんの言葉は、モヤモヤを掬い上げてくれるような、冷静さと分析に満ちていた。
    読んでいると涙が込み上げてきた。
    少しの動揺と湧き上がる喜びだと思う。
    人生のバイブルにしたい。

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    2016年08月17日
  • 女の子よ銃を取れ

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    ファッションやお化粧など、自分の身だしなみやおしゃれということについて自信がない時にネット上で見かけた雨宮さんのコラム。
    読むうちに、自分はどんな姿でいたいのかを考えることができた。

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    2015年08月31日
  • 女子をこじらせて

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    このひとすごいわ。『女の子よ銃を取れ』でもかなり感動したけど、これはすごい。鬼神のような文章でした。
    内容、はもちろんやけど、文章の書き方がすごい。ここまで自分のすべてをさらけ出せるひとの本は、勢古浩爾さんと数えて二人目です。
    独白、のようでいて、目の前にいて、自分、そしてすべてのひとに宛てられているような。そんな衝撃を受けた。
    結局、男女のジェンダーがあることを憎みつつも「男から見た女」をこのひとがいちばん意識していたのだ、と。落としどころは単純やけど、すごく深い。また読みたい本です。

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    2014年11月29日
  • タカラヅカ・ハンドブック

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    雨宮節で宝塚の魅力をたっぷりと。はるな檸檬さんの一コマ漫画も相変わらず素敵です。うんうん頷きまくりながら読んだヅカオタ初心者でした。

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    2014年10月24日
  • 女の子よ銃を取れ

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    雨宮まみさんはフェミニストだな、と思う。叱咤激励しながらもやさしく背中をさすってくれているような本。ここには私が何年も何十年も解決出来ないままの問題へのヒントが詰まっている。親兄弟から始まり、友人、同僚、世間(特にインターネット)、ありとあらゆる方向から受ける「女性を生きること、美しくありたいと思うこと」への圧力に押し潰されている全ての人に読んで欲しい。男性にもどうか、本当に読んで欲しい。

    自分の身体のパーツがことごとく嫌いで、自分の中の自分が全てにキツい駄目出しをするので外出するのも嫌になる。でも、その自分の中の自分というのは、先取りしたつもりの“客観的な視線”で、実はただの妄想なんだよね

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    2014年09月24日
  • 女の子よ銃を取れ

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    読んでる間、ずうーーっと共感しっぱなしで、胸が苦しくて、でも同時に心が軽くなって。
    女子であること、女子と言えなくなること、他人の評価……
    メモりたくなる文章がたくさん。読み返したくなる本だなぁ。
    雨宮まみさんの文章すき。

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    2014年07月07日
  • 女子をこじらせて

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    上野のちずちゃんのお薦めなので読んでみた。サブカル系AV好きスクールカースト下位の女子がいかに生き、AVライターになったかっていうぶっ飛んだ本。露悪趣味なところがあるので、好き嫌いは分かれると思うけど、僕は好きでした。特に後半は優れた「女性論」で、引用したくなるセリフがたくさん。1つだけ引用すれば、「私は『女に生まれなければよかった』と思ってるわけじゃない。女に生まれてよかったと思ってるのに『女なんかに生まれなければよかった』と思わされている。この状況に腹が立つのだ、と思いました。」いやあ、すごいもの読んだわ。

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    2014年05月03日
  • だって、女子だもん!!:雨宮まみ対談集

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    女性が語る「女性性」がこんなにもおもしろいとは!「こじらせ女子」という語彙の発見が、おもしろい対談を生んだのは間違いない。

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    2013年06月22日
  • 女子をこじらせて

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    久しぶりに、人間の、というか女の、本音を書いた文章を読んだ気がする。

    ここまで赤裸々に書かなくても…なくらい、女子をこじらせてしまった筆者ネガティブでどろどろとした感情とこじらせ街道を突っ走ってきた(黒)歴史がありのまま描かれている。

    私だけじゃなかったんだ!という安堵感と、そこまで卑屈にならなくても…というちょっとイタい感じと、色々ごちゃまぜになったというのが素直な感想。でもそれが自然な感情なんじゃないかと思ったし、最近はあまりに綺麗な文章にばかり触れていたことに気付いて逆にすっきりした。

    コンプレックスというものはなかなか困ったもので、他人からみれはたいしたことなくても、自分がそう思

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    2013年06月06日