【感想・ネタバレ】女の子よ銃を取れのレビュー

あらすじ

女にとって、外見とは何なのでしょうか――顔やスタイル、ファッションをめぐり、他者の視線と自意識の間でゆれ動くこじらせ女子の心をやさしくときほぐすエッセイ集。

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Posted by ブクログ

ファッションやお化粧など、自分の身だしなみやおしゃれということについて自信がない時にネット上で見かけた雨宮さんのコラム。
読むうちに、自分はどんな姿でいたいのかを考えることができた。

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2015年08月31日

Posted by ブクログ

雨宮まみさんはフェミニストだな、と思う。叱咤激励しながらもやさしく背中をさすってくれているような本。ここには私が何年も何十年も解決出来ないままの問題へのヒントが詰まっている。親兄弟から始まり、友人、同僚、世間(特にインターネット)、ありとあらゆる方向から受ける「女性を生きること、美しくありたいと思うこと」への圧力に押し潰されている全ての人に読んで欲しい。男性にもどうか、本当に読んで欲しい。

自分の身体のパーツがことごとく嫌いで、自分の中の自分が全てにキツい駄目出しをするので外出するのも嫌になる。でも、その自分の中の自分というのは、先取りしたつもりの“客観的な視線”で、実はただの妄想なんだよね。今まで目にした数々の呪いの言説を思い出しては何度も何度も呪いを強固にかけ直している……。またそんなグルグル思考が浮かんだら、この本のことを思い出そうと思う。

アンダーラインを引きたくなった箇所はたくさんあるけれど、一番心が軽くなったのは、嫉妬とは強い好意の中に当然のように存在するもの、というところ。それは普通のことだから、嫉妬した自分を憎まなくてもいい。そんな風に考えたことが無かったから。

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2014年09月24日

Posted by ブクログ

読んでる間、ずうーーっと共感しっぱなしで、胸が苦しくて、でも同時に心が軽くなって。
女子であること、女子と言えなくなること、他人の評価……
メモりたくなる文章がたくさん。読み返したくなる本だなぁ。
雨宮まみさんの文章すき。

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2014年07月07日

Posted by ブクログ

大好きだった雨宮まみ。ついに読みました。
主観的な美しさを大切にすること、自分らしくいきることを強い理想として掲げること、それが踏みにじられる瞬間を見るたびに涙が出るほど悔しくなること。
まるで私。
数年前から「あなたが輝くことは社会にとって必要」で、「あなたが輝けない(というより追い詰められる、苦しめられる)のは社会が間違ってる」というスタンスをとっているので、何があろうと自分の感受性を信じて守れと何度も説く彼女に本当に共感できた。
でも、服を着たりメイクをしたりすることに過剰なほど他者の評価を気にしているようにも感じた。職業とライフスタイルが私と全く違うからだと思うけど。キラキラした世界の苦しさを覗き見た感じ。(私は服もメイクも人並みに好きだけど、自分がやりたいことをやるために最低限~自分のテンションがあがるまで、くらいしか目的の幅がないからここまで追い詰められない)
「美しさは自由で強靭な精神から生まれ、かわいらしさは生命力や欲望から生まれる」
これはなんだかとても腑に落ちた。美しさの先にかわいさがあるというのもわかる。なぜ私がかわいらしさ全振りの人に苦手意識を持ちがちなのかもちょっとわかった。
私の尊敬する、私以上にアクティブで自分の芯を持っている友人達はここ数年どんどん美しくなっている。たぶん自由と強靭な精神から生まれてる。私も誰かにジャッジされるタイプの美しさじゃなくて自由と強靭な精神から生まれる美しさがほしい。

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2021年05月01日

Posted by ブクログ

無理に美しくなる必要もないし、化粧なんてしたくなければしなくてもいい。
自分らしさが大切、なんて今更な言葉だけどこの1冊を読んだ総括はその一言に尽きるのだと思いました。
自分は美しくなれない、とか綺麗になりたいなんて恥ずかしくて言えないって時に読みたい1冊。

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2017年03月31日

Posted by ブクログ

女の子であれば一度は悩んだことがある外見について書かれた一冊。
作者の方の考え方に触れて、肩の荷が下りたような感覚を味わえた本でした。

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2015年08月20日

Posted by ブクログ

ClingClingの時のナタリーのインタビューで、のっちが面白かったと言っていた。

人の視線や、世間の常識、善悪の基準も関係ない自由な世界で、自分らしいと思える装いをして、深い呼吸をして生きたい。自分らしくはありたいけど、社会性を犠牲にしたいのではない。自分らしさと周囲の世界との調和を保つのに必要なのは、知恵と訓練だ。

そしてまず何より自分自身を知ること。自分自身の美しさを正しく発見して、自分自身であることこそが美しいのだと信じなきゃ。人がその人らしい美しさを表現するのは、世界への貢献だ。

憧れを見つけられたなら、近づくためにどうしたらいいのか、具体的に考える。

自立して、知的で、大人びた魅力を堂々と発散している、はっきりした主張を持つ人になりたい。でも好奇心と柔軟さを保ち続けて、それまでの自分の考えが違っていたと思ったら、変わることを恐れない勇敢さも欲しい。自分の可能性を信じられる人でありたい。自由で強靱な精神から生まれる美しさが欲しい。

田舎は本当に、この人が言うように人の容姿をいちいちあげつらうような無礼な人ばっかりなの?田舎怖い。

子供の頃から自分が存在していることをちゃんとわかってた人って、社会性があるなぁ。社会性は無いよりあった方が良い。

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2017年07月19日

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昔そういうパンツはあなたの体格には似合わないよ、と言われたことを5年ほどたった今でも気にしてはけなかったり。今の自分がいやで仕方が無いから、逃げ道として服を買いに行ったり。そんな風な自分自身のエピソードを思い出した。

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2014年10月07日

Posted by ブクログ

日本人女子は容姿への姿勢に対して何重にも呪いをかけられている。「美しくなりたい」と誰もが思ってなければならず、しかも外見だけ「ただ美しくなりたい」のは虚栄であり悪であると責められ、かといって外見の美を追求してないと「女としてどうなの?」と責められる。「こんな飼いならされた欲望はクソだ、もっと自由な世界で深呼吸したい、それがほんとうの美しさだろう」という冒頭の主張には200%共感。いつもこの人の切羽詰まった暗闇から自由を強く叫ぶ文章には激しく心打たれる。
本文自体はファッションと美容の話が多く、そのへんのジャンルに興味を持てず生きてきた自分には途中からどうでもいい話題にも思えた。
女だからという理由で抑圧されたり嫌な目に合うことはたくさんあるだろうけど、ある意味それは誰にも等しく起こる税金。そこに恨み言を言うよりは女を利用して(べつにゲスい意味ではなく)楽しく生きることに時間を使ったほうがいいと思うんだけど。だって爪をキラっとさせたりまつげを長くするだけで既に楽しいのだし。

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2014年07月04日

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テーマがタイトル通り「女の子よ銃を取れ」なので仕方がない内容だとは思うけれど、終始、自身のコンプレックスを振り返りそのたびにネガティブな気持ちも思い出すような内容だったので最後まで読むことが出来なかった。単純に、わたし自身が読みたいとのぞむ内容ではなかった。

ただ雨宮さんの文章はとても好きで、強い芯が感じられるのに細部まで血が通っている。言葉選びも、文章の構成も好きなのでその点を中心に読んでみるのはいいかも知れない。

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2020年09月21日

Posted by ブクログ

他人の美しさの基準、価値観に左右されないことこそが美しさ。当たり前と言えば当たり前のことなのだけど、雨宮さんのことばて綴られると胸に迫るものがあります。

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2017年07月07日

Posted by ブクログ

2014年5月初版
雨宮まみ著
==
「美に対する意識」「女性のあるべき論」「女性のいきにくさ論」等、“美しさ”や“女性がどのようにあるべきか”ということに対する女性本人の持つ意識や、コンプレックス、そして周囲からの目線について語られた一冊。
著者自身が、かなり自分自身にコンプレックスを持っており、個人のエッセイ的な進め方に終始する部分もあるが、自分にしかわからなくても、自分の信じる“美しさ”を持ち、意思を持って突き進むことが重要である、と考えている。

現代の女子(だけなのか、普遍論なのかは微妙)は自分の中と、外からの目線全てに縛られて生きにくいが、自分の価値観を自分で貫き通すことが出来るのが理想である、と。

男は気楽でよかったーって、ほんと思いましたw

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2015年05月04日

Posted by ブクログ

コンプレックスってめんどくさいけどあいらしいなぁと思った。
彼の好きな服装をカードで買って、風邪をひきそうな寒い日に着て行くってエピソードは、彼からのリクエストならプレゼントして貰わなくちゃだし、寒い日に風邪ひきそうな格好させるような想像力のない人なんてやめておけばいいのにと思ったが、世の中には、自己卑下が強い人も多いのでその心理が垣間見れてよかった。

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2015年02月19日

Posted by ブクログ

タイトルだけを見ると、世間が勝手に押し付けてくる美の基準をマシンガンでぶっ壊し全女性がより自由に生きること推奨系なイケてる毒舌本にも見えますが、中身は常に周囲に気を遣い相手の立場に立って考えるがゆえにがんじがらめになってしまう心優しい非リア系な著者の、美しくありたいと悩む若い女の子たちへのメッセージが自分の実体験とともに綴られている非常に当たりのやさしい本です。コンプレックス、美人への嫉妬、似合う服が分からない、彼の好きな服ばかり着てしまうetc、これを読んでしみじみと共感しない女性はあまりいないのではないでしょうか。語られている悩み自体はよくある女の子の悩みばかりのようにも見えますが、著者が徹底的に自分の劣等感をさらけ出しているので、自分だけのストーリーになっています。
サラッとらくに読めるので、ちょっと装うこと、見られることに疲れたときなどに読むと、勇気をもらえると思います。
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「美しくなりたい」と思う気持ちは、私の中では「自由になりたい」と同義です。社会の圧力から、常識から、偏見から、自分の劣等感から、思い込みから、自由になりたい。いつでもどこでも、これが自分自身だと全身でそう言いたい。美しくなりたいとは、私にとってはそういう気持ちです。
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2014年11月09日

Posted by ブクログ

タイトルと装丁が気に入って。

女の子なら誰しも共感できるところがあると思う。
主にファッションの話なんだけど、
ブランドがどうこうという服そのもののことよりも
“服で武装すること”に対する女の子の哲学が語られる。
雨宮さん。愛に溢れたひとであることが伝わる本。
女の子は強く、たくましく、自由に生きるべきである。

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2014年07月01日

Posted by ブクログ

共感できるところもあれば、そうでもないところもある。わたしは幸いにして、女の子である縛りを感じずに生きてきたのかも。

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2014年06月05日

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