奥山真司のレビュー一覧
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今、世界で、中国による“目に見えぬ侵略”が進んでいる。中国共産党が民主主義諸国を屈服させるために行っていることや、彼らの世界観を明らかにし、警鐘を鳴らす書籍。
ソ連崩壊後、中国共産党は、周囲を敵に囲まれてしまったと捉え、「敵対勢力」とのイデオロギー闘争を続けている。同党にとって、冷戦は終わっていない。
中国共産党にとり、「一帯一路」構想は世界の地政学体制を再編するツールである。
習近平は、この構想は人類共通の運命共同体の構築に不可欠だと述べているが、その目的は自国を中心とした世界の構築にある。彼らは、中国主導の世界秩序を「中華民族の偉大なる復興」に不可欠な要素と見ている。
ブレグジット( -
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前著『戦争にチャンスを与えよ』同様、通常は口にするのを憚れる内容も空気を読まずズバズバ指摘してて小気味いい。皆が心底では何となく感じている矛盾を、堂々と言語化するその姿勢は、勇気や信念に起因するというより、市井の人と視点と感覚が異なる…というか、そもそもこういう人なんだろうw。賛否あると思うが、世界の潮流の中で日本がどういう立ち位置にあるかをイメージする為に、一読の価値あると思う。基本的に「日本」について語っているが、その文脈での米国・中国・韓国・北朝鮮に対する考察は非常に興味深い。彼の日本に対するSuggestionは一言でいうと
”Si vis pacem, para bellum(汝、 -
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ハミルトン氏の名著二冊を奥山真司さんが要約。概要を知る上でも、この先、二冊を効率的に読む上でも有用と感じました。訳もしっかり分かりやすく内容も充実。原著を読んでないので定かではありませんが、引用は目に見える侵略の方にやや偏っている(オーストラリアの事例が圧倒的に多い)ように見えることと、PDFフォーマットで字が小さいのが、ささやかな不満。
中国共産党が様々な国、業界で展開している手口が詳らかにされており、強い衝撃を受けた。特に地方から都市を包囲するという毛沢東の方針を外国でも実践しているところ。次に必要なのは、我が国でも同様な工作が行われているという前提で、地方、学界、中央政府などしっかり浸 -
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ネタバレなかなか挑発的なタイトルです。
本書は経済学者、戦略家、歴史家、国防アドバイザー、シンクタンクの上級顧問といった様々な肩書を持つエドワード・ルトワックの著作。
「戦争の目的は平和をもたらすことにある」
著者は本書の中でそう説きます。
この逆説的に思えるテーゼが何故言えるのか、それを実際の戦争(紛争)の歴史を振り返って説明をしてくれます。
本書は著者が過去に寄稿したいくつかの論文で構成されています。
そのため章ごとにテーマが変わるので、最初から最後まで一貫したテーマで通底しているわけではありません。
いうなれば過去論文の短編集、といった感じです。
◆「1. 自己解題「戦 -
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中国という国は日本から見ると、あるいは日本人から見ると色々な評価がある国である
お隣さんなのだから当然ではあるが
自分はネガティブな目では見ていないというのが本音
中国人として生まれてくれば良かったなんてことは絶対に思わないのだけど、中国という国は興味に値する国だと思う
韓国という国もあり、両国は反日という点で共通点がある
しかし、韓国、あるいは韓国人は「日本は歴史的に間違ったことをした」「日本は問題がある」といった結論ありきの語り方をする人が多いと思う
中国人はどちらかというと、日本の立場や日本の考え方といったところを説明すれば、その意見には耳を傾けてくれる
話にならない韓国人
話にな -
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『中国4.0』の著者による日本4.0。
「内戦を完璧に封じ込めた江戸」が1.0。
「包括的な近代化を達成した明治」が2.0。
「弱点を強みに変えた戦後」が3.0。
そして「自ら戦える国へのアップグレード」が4.0です。
以下、本書より。
【安全保障と少子問題】
多くの読者は、北朝鮮や尖閣への危機対応という安全保障上の問題と、少子問題が並べて論じられる事に違和感を覚えるかも知れない。
しかし、これらの問題には二つの点で通底するものがある。
一つは、いずれもが日本がまさに直面している致命的な問題でありながら、実際的かつ有効な対処法に誰も取り組もうとしていない点。
そこに共通するのは、リアリズ -
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ネタバレ表題の日本4.0(徳川幕藩体制を日本1.0、明治維新後を2.0戦後体制を3.0として)よりも、「ポスト・ヒロイックウォー」「特殊部隊論」「地経学」の方が興味深く読めた。
まあ、鵜呑みにするものではなく、思考の補助線としてなら有効かと。
「リスク回避を優先しすぎることのリスク」
米軍が例に出ているが、これをエネルギー問題でやっちゃってるのが今の日本なのでは?とも読めた。
「地経学」
米国が地政学から地経学にフェイズを移しつつあるとしても、
日本は90年代以降、地経学から地政学にフェイズを移してないか?とか。
だいたい、北京との間で冷戦以下で済む保証なんてなにも無い訳よ、実際。