奥山真司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ地政学とは、純粋な学問ではなく、ある世界観のもとに、戦略を描くツールだ。
この考えを学ぶことで、経済や企業活動においても、一対一の単純な構図ではなく、大きな地図の下で、(いわば敵の敵は味方的な見方で)自社をどのように有利な立場に導くか、そのためにどのようなアクションを取るべきか、という考え方が大事だということがよくわかった。
夏休みの良い勉強と刺激になった。
やはり個人の感情ではなく冷静な利益と名誉のために国家は行動している。そしてその行動パターンを決定する因子の一つが地政学という位置づけになるのだろう。
◇大きな捉え方
シーパワー=西側
ランドパワー=東側
◇北方領土
ロシアにとっての大きな意味
◇沖縄米軍基地
米軍にとっての大きな意味
◇ASEAN諸国の位置づけ
中国寄り→カンボジア、ラオス
米国寄り→ほか
一定距離→マレーシア
◇4大海峡(チョークポイント)
北米→パナマ運河
アジア→マラッカ海峡
(マレーシア&インドネシア)
中東→ホルムズ海峡
欧州→スエズ運河
◇中国対アメリカ
・一帯一路
ヨーロッパへと西に繋ぐ経済ベルト
一帯→陸
一路→海
人民元で支援して支配に変える戦略
・自由で開かれたインド太平洋構想
安倍首相が、唱え、米国が採用
◇中国の南進計画
第一列島群2010→台湾、尖閣
第二列島群2020→小笠原、グアム、サイパン
◇台湾有事
軍事的には非常に困難な上陸戦
中国目線では、政治的転覆が最優先
◇ロシアの南進6ルート
バルト海ルート(☓NATO加盟)
ヨーロッパ陸ルート(☓)
黒海ルート(☓ウクライナ)
インドアフガニスタンルート(☓アフガン)
シベリアウラジオストクルート(☓日本?)
★北極海ルート
◇最大の地政学リスクは、
アメリカの分裂? -
Posted by ブクログ
「日本4.0」というタイトルだけれど、日本について論じている部分はごくわずかで、軍事分野を中心に国際的な戦略論の現在の潮流について解説(批判)した本。
もう少し日本について詳しく語ってほしかったが、そもそも知日派のような専門家ではないのだろう。
強く興味をそそられるようなテーマではなかったものの、「リスクを極端に恐れ、最小化しようとする現代の軍事文化」が却ってコストの増大や効率性の低下を招いている、という主張は、「一人も死なせてはならない」という前提を前に硬直してしまっている現在のコロナウイルス対策になにか当てはまるような気がして(国家レベルでも個人レベルでも)示唆的だった。