奥山真司のレビュー一覧

  • 戦争にチャンスを与えよ

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    ネタバレ

    自己解題、論文、インタビュー3編。訳者(インタビュア)による解説。
    題名にもなっている論文「戦争にチャンスを与えよ」これは、戦争が外部の力で「中断」されることにより、永遠に「戦後」が来ない。(戦争が凍結されたまま)むしろ、当事者が戦争に疲弊し尽くすまで続けさせた方が、戦争が本当に終わる。戦後が本当に来る。
    まあ、わからんではないが。
    確かに、手厚く保護されている難民キャンプの存在が、紛争を長期化させ、難民二世、難民三世を生み出しているのは当事者から未来を奪っている側面は否定できないとは、思う。
    (難民キャンプで生活している限り、避難先に同化することはない)

    中国に関するインタビューで一番印象

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    2018年10月14日
  • 中国4.0 暴発する中華帝国

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    中国1・0
    2000年頃の中国は改革開放を継承した江沢民が経済を優先し、実質的な資本主義経済へと舵を切った。反日教育のイメージが強いが、WTOに加盟し、国際法も順守する。中国は台湾を含めた周辺国に対し平和裡に台頭するという戦略を実行した。

    中国2・0
    リーマンショックにより中国は経済力で世界一になるのに後10年でできると思い込んだ。第一の錯誤は「金は力なり」つまり経済力が国力そのものだと思い込んだのだ。中国国内では今でもこういうところがあるので無理はないのかもしれないが経済力に国力が追いつくには50年以上かかるのかもしれない。例えば空母だけをとっても中国がアメリカに追いつくには20年以上かか

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    2018年09月02日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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    ネタバレ

    かなり功利主義的だが,説得力がある。
    少子化のところの議論はあまり納得できなかったが。

    ・戦争は当事者を疲弊させ平和を生む。
    ・第三者が中途半端に介入することで戦争が凍結され,解決されない。
    ・戦争を含む戦略的行動時には,パラドキシカル・ロジック(逆説的論理)が働く。
    ・日本が国連常任理事国に入るには,6カ国の協調はやめてインドと一席を共有するべき。

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    2018年07月22日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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    男は戦争を好み、女は戦士を好む、そして子供が生まれる。戦争を否定すれば少子化となり国は消滅する。博識の著者の予測だけに安易に否定できない強いメッセージ。自然界と同じで肉食系が子孫を残すというのは道理だろう。

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    2018年02月21日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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    難民問題、戦争にチャンスを、という話ではかなり共感した点があった。
    イスラエル・パレスチナ問題を考える際には
    「なんで戦争の結果なのに、こんなに残り火があるんだろう」と思う事がある。

    例えば、日本はアメリカに原爆を落とされ、町は無くなり、後遺症に苦しむ人もいる。
    しかし、日本人の中でアメリカに憎しみを抱いている人はその割に少なく、もはや憧れの対象である。

    それは、本書で述べているように、残り火さえなくなるくらいはっきりとした勝敗がつき、人々が敗戦を認め、復興に尽力したから今の日本があるのだと思う。

    だが、中東問題においては、他国々が口を出し(問題の根本が他国から始まっているというのもある

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    2018年01月04日
  • 中国4.0 暴発する中華帝国

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    ワシントンの大手シンクタンク・戦略国際問題研究所のエドワード・ルトワックによる作。中国の国際戦略が、フェーズを4つに分けることによって明快に解説されている。フェーズは以下の通り。

    毛沢東らによる恐怖政治(チャイナ0)

    江沢民による平和的な軍事・経済成長(チャイナ1.0)
    1970年代後半から進む。中国をロシアに対抗する存在としたい米国の思惑もあって、大国が台頭すると発動する「バランシング」が働くことなく極めて平和裏に成し遂げられた。

    胡錦濤の周辺による体外強硬路線(チャイナ2.0)
    2009年頃から進む。「2国間関係」についての錯誤(米国と2国間関係を構築しようとするも、大国同士の2国間

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    2017年11月20日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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     本書はルトワックの書下ろしではなく、訳者である奥山真司氏との東京での対談を10章に分けて収録したものである。一部は、文藝春秋誌に掲載されている。
     対談は2016年10月で米大統領選の直前の時期である。彼の自説であるパラドックスの論理をもとに、対中国や対北朝鮮の戦略や、日本の戦国武将論、ヨーロッパ論、ビザンティン帝国、国連常任理事国、など日本の取るべき戦略論を展開している。織田信長や武田信玄など、よく勉強している。
     ただ、このルトワック戦略を日本がそのまま採用することはないであろう。実行にはやや無理がある。ただ、ひとつの考え方として興味深く、頭の体操としてはいいと思う。
     現代の戦略論大家

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    2017年11月15日
  • 中国4.0 暴発する中華帝国

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    現在の中国の体制に批判的な著者が国際社会における中国の弱点を歴史を振り返りながらあぶり出す。中国崩壊論は希望論のように書いている人もいるが、演繹的に順を追って結論へ導く著者の論法は理路整然としていて素直に首肯できた。

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    2017年11月10日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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    些か煽情的なタイトルの本書。
    内容としては、1999年にforeign affairsに掲載された同タイトルの論文を中心として、2016年に東京でインタビューされた記事によって構成されている。
    要点としては①「戦争は平和へとつながる。中途半端に止めなければ」②「戦術の成否は戦略の成否とはつながっていない」③「イギリス凄い」④「強い国との同盟は大切」あたりだろうか。
    ①が本書の大きな柱の一つを成している。中途半端に止めることは、戦争から平和へとつながる「決定的な勝利」と「戦争による疲弊」の流れを滞らせ、戦闘状態を凍結するだけである。実例としては、アメリカのアフガン紛争、イラク戦争介入、ルワンダ大

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    2017年09月17日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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    戦争を、平和の世界から見てはならない、と何かの本で読んだ記憶があって、そのことを証明する内容だった。

    この国で、戦争にチャンスを与えよ、だなんて、刺激の強い題名をつけたものだと本屋で見かけ、つい購入。

    ワイドショーやニュース、新聞、それにまつわる様々な人々のコメント、それらはただ、弾も何も飛んでこない場で行われていて、今目の前をどうにかする、数年の間にっていう考え方でしかなくて、実際それらは半世紀以上の覚悟がいるのだ。
    でもそれは、戦争が、先の大戦でしかないこの国の人じゃ考えられないんじゃないかと考えされられた。
    学校で、世界は広いなどと言われるけれど、言ってる人たちの頭の中の世界は、さほ

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    2017年08月13日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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    ネタバレ

    【文章】
     読み易い
    【気付き】
     ★★★★・
    【ハマり】
     ★★★★・
    【共感度】
     ★★★★・

    相対する概念というのは常にお互いを内包し合って存在している。

    平和は戦争が終わったのあとに訪れる。
    戦争が中途半端に打ち切られた後には平和はやってこない。

    外部組織が戦争を途中でやめさせる事により、小競り合いが続き、復興もままならない状態へと陥ってしまう。
    介入するのなら、最期まで責任を持つ覚悟がなければならない。

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    2018年07月30日
  • 中国4.0 暴発する中華帝国

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    急に突飛というか、極端な提案が出てきて、現実離れしていることがあるけれど、意見の一つ程度の気持ちで読み進めた。
    今まで見聞きしたニュースと照らし合わせていくと、割とびっくりするし、むしろ怖くて、ニュースが見られなくなる。安倍政権が何をしているのか、今日本がどういう状況に置かれているのか、なんとなくうっすら見えてきて、目を反らしたくなる。
    でもそんなことじゃ国を守るなんてできないんだろうなぁ。
    世界では、きれいごとでは生きていけない。
    きれいごとで生きているように見せかけて、実際それは実行していない、そういうことなのだ。

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    2017年07月27日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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    金正恩の髪型やモンテカルロの娼婦など冗談か本気かわからない話も出てきてそれがちょこちょこ笑わせる。その他はルトワックの戦略思想について本人が語ったインタビュー集といったところ。不安定で隣国を理解しない中国、あいまいさが誤解を生む日本の対応、パラドキシカルロジック、イギリスなどのディシプリン、オデュッセイアとイーリアスなどなどについて。

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    2017年07月10日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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    昔から思ってたことが書かれてた。

    他国の紛争に中途半端に介入して、それで平和になるわけでなく、紛争状態がだらだら続くだけなのが不思議で、いっそどっちかに肩入れしてさっさと終わらさせちゃえば良いのにと思ってた。

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    2017年06月29日
  • 戦争にチャンスを与えよ

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    ネタバレ

    アメリカ戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問。戦略家。歴史家。経済学者。
    ルーマニアのトランシルバニア地方のアラド生まれ。イタリア、イギリス軍にて教育を受ける。一時イスラエルに居住。第3次中東戦争と第4次中東戦争を戦っている(陸戦でそれなりの戦果をあげている様子)。ロンドン大学で経済学の学位を取ったのちアメリカのジョンホプキンス大学で1975年に博士号を取得。同年国防省長官府に任用。専門は軍事史、軍事戦略研究、安全保障論。国防省の官僚や軍のアドバイザー。ホワイトハウスの国家安全保障会議のメンバーも歴任。著書に「中国4.0」「自滅する中国〜なぜ世界帝国になれないのか」「クーデター入門ーその攻防

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    2017年06月26日
  • 中国4.0 暴発する中華帝国

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    戦略の逆説的論理、大国は小国を倒せない、戦わないことを選ぶことの意味、など、一世を風靡したルトワック氏の論拠の導入に基づく中国分析。1.0から4.0への変遷の解説もわかりやすい。それにしても、当氏の主張するcriteriaは悉くチャイナcriticizeにハマるのが面白い。

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    2017年06月04日
  • 中国4.0 暴発する中華帝国

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    稀代の戦略家と言われるルトルック氏による中国の動向の分析。難しい説明ではなく、どちらかというと心理、感情や歴史に基づく分析でわかりやすい。米中露韓や東南アジア諸国の動向など、本書の内容がどこまで予想に合致するのか今後注視したいと思う。「大国は小国に勝てない」「逆説のロジック」「リニアな未来予想の罠」など、ビジネスでも必要な考え方で参考になる。

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    2017年03月03日
  • 中国4.0 暴発する中華帝国

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    大国は小国に勝てない。確かに理屈を聞くとなるほどな、と思います。
    中国の暴発は怖いですね。ただでさえ、中国人が世界で一番と言う中華思想で凝り固まった国民を、習近平が抑え切れなくなる可能性はありますね。こんなに不安定な大国の隣国を持っていると、防衛も真剣に考えなくてはいけないかもしれない。

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    2016年04月26日
  • 中国4.0 暴発する中華帝国

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     ルトワックの現代中国に対する見方をまとめたもので、彼の逆説的論理や中国は戦略下手説を知っている読者にとっては、本書の論旨に驚くところはない。 ただ、説得力に重厚さがないのは新書と薄い本のせいかと思っていたが、そうではなかった。
     本書は、ルトワック著、奥山訳ではないのだ。奥山がルトワックにインタビューしてまとめた本だという。あとがきでそれを知り、少し興ざめである。
     それでも、ルトワックの考えが、韓国の対日感情の解釈や、seapowerとmaritime powerなどで示され、さすが現代戦略家として説得力のある意見が開陳されている。一方で、周近平の後継が見えなくて不安定との意見には同意でき

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    2016年04月17日
  • 世界を変えたいなら一度”武器”を捨ててしまおう

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    戦略論を人生論に適用した自己啓発本です。この本の「武器」というのは、持っている目の前のスキル、技術ということ。もっと上の階層の戦略、世界観、要は自分がどのように生きてどのように死にたいのか、ということを明確にすれば、目の前のスキルに縛られずに済むということのようです。というより、そのようなスキルに拘っていたら負けるよ、自分のもっと大きな目標のためにはスキルを持っていなくても、他の人を使えばもいいんだよ、という事のようです。まぁ上から目線というか、社長レベルの人を使う立場の発想で、どうだかなぁ、と思っていると、後半では、日々の蓄積(累積戦略)も大事でもあり、それを基盤にしつつ世界観を持ち目標を明

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    2015年09月07日