あらすじ
強の戦略家、最新書き下ろし!
・北朝鮮が核弾頭小型化に成功、米中経済戦争の激化、韓国との衝突、少子化と財政難...内憂外患の危機を「戦争と戦士の文化」がチャンスに変える。
・最新の情報に基づく、日本人のための戦略的思考。『日本4・0』の続きとして、この難局を切り抜けるのに必要な「柔軟かつ反応的(リアクティブ)」な戦略の要諦を徹底指南。
・韓国との歴史問題への対処、中国への「受動的封じ込め」、北朝鮮への抑止力整備など、長期かつ全体的な視野で、具体的なプランを次々と提示。日本に本気の改革を迫る。
-目次-
序章 戦略思考で日本を救う
第一章 韓国よ、歴史の真実に学べ
第二章“中国封じ込め”の時代
第三章 変化する北朝鮮と、その脅威
第四章 自衛隊と情報機関への提言
第五章 経済戦争と国家の本性
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Posted by ブクログ
稀代の戦略家による日本改造論。多くの示唆と知的な刺激に満ちている 明解な文章で、分かりやすい。
2019年12月の発行なので、世界情勢は少し前のことを書いているが、米中冷戦についての予言などは、的中しているものもあり興味深い事この上ない。
エドワード・ルトワックは本書以外にも日本に関する著作がある。彼は日本の歴史や戦国時代の合戦、明治維新の変遷、日清・日露戦争についてよく知っているし、日本人とは違った視点でそれを語ることのできる(決して批判的ではない)軍事戦略家である。
2018年に発行された「日本4.0」で彼は、日本人は極めて高度な戦略文化をもった民族だと述べている。日本は、必要になれば状況に合わせて戦略的にシステムを構築できると彼は言う。直近の戦争に敗れはしたが、日米安保を利用し平和を享受している戦後システム(国防費がGDPの1%程度であるにも関わらず他国から攻撃されず生き延びている)もその一つだ。
しかし現在の日本は、その戦後システムでは対応できない状況にある。少子化による人口減少、北朝鮮の脅威、米中対立にこれからどのように対応していくか。その道筋をこの本では示してくれているのだ。
あくまでもルトワックの視点から書かれたものだ。先進国における少子化の理由や韓国人のトラウマの構造など、読者によっては納得できない内容も含まれているかもしれない。しかし、国際情勢を俯瞰して見るのに役立つ一冊であることは間違い無いだろう。
これから日本や世界はどうなるのだろう。後半年したら、この本をもう一度読み直したい。
Posted by ブクログ
第一にやるべき事は子供を増やす事だ、というのが僕の持論とあっていて共感しました。
ww2後のオランダとドイツの関係と、韓国と日本の関係、面白え。
Posted by ブクログ
前著『戦争にチャンスを与えよ』同様、通常は口にするのを憚れる内容も空気を読まずズバズバ指摘してて小気味いい。皆が心底では何となく感じている矛盾を、堂々と言語化するその姿勢は、勇気や信念に起因するというより、市井の人と視点と感覚が異なる…というか、そもそもこういう人なんだろうw。賛否あると思うが、世界の潮流の中で日本がどういう立ち位置にあるかをイメージする為に、一読の価値あると思う。基本的に「日本」について語っているが、その文脈での米国・中国・韓国・北朝鮮に対する考察は非常に興味深い。彼の日本に対するSuggestionは一言でいうと
”Si vis pacem, para bellum(汝、平和を欲さば戦いに備えよ)”
ということだろう。『戦略論』→『中国4.0』→『戦争にチャンスを与えよ』→『日本改造論』の順番で読むとルトワックが徐々に先鋭化していると感じる。いや、世界が益々カオス化しているということか…。
Posted by ブクログ
無料の不妊治療とチャイルドケアで子どもの数を増やせ、から入る。少子化と戦争の密接な結びつきを主張、クレフェルトを引用し、男たちの戦争忌避で女は愛する戦士を失い子どもが生まれなくなったという。
オランダ人やスウェーデン人の反独感情と韓国の反日感情との比較が面白い。積極的に協力した臆病な父祖を持つ国ほど、後で憎しみを増す。韓国が苦悩しながら自国の歴史と向き合わない限り、日韓関係の発展はない。
シーパワーとマリタイムパワーを理解していない中国。経済が停滞すれば、自由の代わりに経済成長を約束してきた共産党への不満が膨れ上がり、目を国外にそらせるために冒険的な行動に出ることがありうる。日本が他国に装備品を輸出するのであれば、高度な整備技術のいらないものにすべき。
北朝鮮の核武装は確実なので、日本は真剣に独力で自らを守ることを考えなければならない。北朝鮮は防空体制を欠いているので、空対地ミサイルを購入すべき。
自衛隊は本格的なウォーゲームを実施すべし。そして日本は本格的な情報機関を設置すべし。
Posted by ブクログ
ゴリゴリの戦争の話について始まるのかと思ったら少子化対策の話から始まったので意外だった。
また「男は戦争を愛し、女は戦う男を愛す」というのは、生物学的に人間に刷り込まれてるものなのかなぁと思った。この言葉左翼はキーってなりそうだが、間違いじゃ無いかなと。
米中冷戦の時代において、日本の国防に対する本気度がアメリカなどから問われているわけだが、岸田政権でどこまで進むことやら、、