橋本長道のレビュー一覧

  • 奨励会 ~将棋プロ棋士への細い道~

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    『覇王の譜』が面白く、著者は元奨励会員とのことで、タイトルだけで奨励会をテーマにした小説かエッセイかなと読んだら子どもを将棋棋士にするか否かが真正面から書かれていた。

    将棋指しになりたい有望な子を持つ親にとっては唯一無二の“参考書”だと思う。ニッチ過ぎて他にないということだけど笑

    面白かったのは記録を取りたい順番。早指しの人が人気と名前まで出てて笑ってしまった。

    江戸時代の盤面と全く同じものが羽生ー渡辺戦で出てきたというのには鳥肌が立った。(現代的な使い方で怖いわけではない、念のため)

    『覇王の譜』以前の本なので本人はダメを自認しているんだけど、奨励会員だったというだけで突き抜けたもの

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    2025年06月06日
  • もの語る一手

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    『将棋は決断のゲームである…決断をテーマに書かれた一挙8編の短編集』という紹介文に惹かれて読みました。
    将棋は子供の頃に親に教えてもらって2、3度指したことがある程度でほぼルールも難しいことも分からない状態で読みました。分かってた方が面白いんだろうなぁと思う物語もありましたが、全体的に、話の筋に関わる程度に上手に解説が挟まっていて、あまり調べたりせずに理解でき、読み進めることが出来ました。

    強く印象に残ったのは、葉真中顕さんの『マルチンゲールの罠』、白井智之さんの『誰も読めない』でした。
    『マルチンゲールの罠』は、最後の最後で、見えている世界がグルンとひっくり返るような感覚がお見事で、読み終

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    2025年03月24日
  • サラの柔らかな香車

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    将棋のルールが分からず、難しい所があった。
    お話自体は読みやすく面白かった。
    将棋のルールが分かればもっと楽しめたかも。
    将棋の勉強をして読み直す予定‼︎

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    2024年08月18日
  • 奨励会 ~将棋プロ棋士への細い道~

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    ネタバレ

    元奨励会員で、小説家である著者が、奨励会について書いた本。2018年発刊。
    小学生の息子が将棋にハマっているので興味があり手にとってみた。

    糸谷先生が奨励会の級位時代は負けるとその場で泣き勝つと鼻歌を歌う人だった(今では将棋界で一二の人格者らしいです)とか、豊島先生は本当に「とよぴー」って呼ばれてるんだなとか、ファン目線でおもしろいエピソードがいくつかあって嬉しかった。
    また、元奨励会員として奨励会にいる友人に「若い子に頭下げて教えをこうたほうがいい」とアドバイスしてしまう、という話からは、永瀬先生がだいぶ年下の藤井聡太先生にVSをお願いしたという話を思い出した。やはりあれってとても珍しいこ

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    2023年11月20日
  • 覇王の譜(新潮文庫)

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    ネタバレ

    元奨励会員による将棋小説だけあって、将棋界や棋士の実状がこと細やか。
    なかでも対局場面の描写は、それを知らない者もじゅうぶん引き込まれる。最終局は手に汗にぎりました。

    ただ人物設定や対局中の会話などは小説的というか、わかりやすい場面が多いのは仕方ないのかな。
    派閥いじめやトイレでの偽会話、裏ではヤンキーのような女流とか、本当にあったらイヤだなぁ…

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    2023年03月23日
  • サラの柔らかな香車

    購入済み

    粗削りの良さ

    「覇王の譜」を先に読んだので、比べると粗さが目についてしまいます。途中まで物語というよりはドキュメンタリーぽい書き方で、散漫な内容でしたが、終盤の方は物語の強い力を感じました。サラの一人称の語りをきいてみたくなりました。続きも読んでみたいと思います。

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    2023年01月16日
  • 覇王の譜(新潮文庫)

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    順位戦で昇級を逃す所からのスタート。
    天才小学生との一局、好敵手との訣別、AI将棋との出会い……。なんというか、ドラマが散りばめられている。

    でも、将棋小説において人間ドラマは、盤上で展開される。

    最後の蒼天戦。
    主人公直江を囲んできた登場人物たちが、総出で、対局を見守る。
    そして、「秒読み」。
    棋士にとって、その体感時間ってどのくらいのものなのだろう。

    語りで展開される秒読みと、読み手がなぞっていく秒読みと、直江の今が、なんとなく重なったように思えて、手に汗を握った。

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    2022年10月15日
  • サラの柔らかな香車

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    女流棋士それは棋力の差で女性は男性の棋士より劣る事から日本将棋連盟が作ったものである。そこに1人の才を持つ女性の登場により様々な物語が光り輝く作品です。
    内容は面白かったがありきたりな場面が多かったように思えた。自分の持つ才とは追求し続けることで見つかり、同時に自分という存在を殺す事である。

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    2020年09月27日
  • サラは銀の涙を探しに

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    将棋の、それもトップクラスに身を置く人たちの目指すところ。見たい景色、手にしたいもの。才能の有無、芽吹くもの、足掻き続ける苦しさ。これ単体として割とおもしろく読んだけれど、前作の続編として考えるとそもそも蛇足だったのではとも感じてしまったな。

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    2017年06月17日