橋本長道のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作『サラの柔らかな香車』が面白かったので購入
さて感想
あれ?主役は七海なのだろうか、鍵谷なのだろうか
天才棋士のサラは何処でお出ましになるのだろうかとヤキモキしつつ読み進めました
意外な展開と「ヒカルの碁」や今話題の棋界スマホ不正問題なんかも想起して楽しめたね
何より、やっぱり私が好きな 己を削りながらも高見を目指し、挑む者を描いてるし...
しかし、結末は切ない
鍵谷はあれで本当に幸せなんだろうか
せめて、サラには探しに行った銀の涙を見つけてもらいたい
星は★★★★(4点です)
若者向けの作品として前作ともにお奨めかな
向こう側に行ってしまうことは幸せなのか、一緒に居ること -
Posted by ブクログ
奨励会員のリアルな日常が分かる。棋士になるためにはどんな努力が必要なのか、どの程度の才能を基盤に頑張っているのか。才能とは何か?将棋の勉強法はどうあるべきか?
「井上門下の兄弟弟子の中には、奨励会退会後、まだ一度も井上先生に顔を合わせることができていない者もいる。彼は井上先生に強い恩義を感じているのだが、なんとなく合わせる顔がない。会うことを先送り、先送りして、師匠に顔を見せることが人生の宿題になりつつある。井上先生も彼には愛着を持っており、なんとかしてやりたいと思っているようだが強く踏み込めずにいる。両思いなのにお互いの距離感が分からず、なかなかくっつかないカップルを見ているようでやきもきす -
Posted by ブクログ
「覇王の譜」の続編。
直江大、剛力英明、江籠紗香、懐かしい面々がまた。前作から二年後、確執を抱え隔たっていた三人がまた近づいていく。
普段将棋を見ていても知ることができない棋士のが内面の細かい描写が興味深い。自分の将棋の形を変えてでも目の前の一勝を取りに行くのか、大局観に立って自分の将棋を貫いて行くのかで悩む直江。自信をなくし自分の将棋を見失っている弟子に師匠である師村が自らの棋士人生を賭けて示したこと。
師村の内面を描くシーンで、振り飛車党の師村が居飛車を指したその本当の理由がわかるとき胸が熱くなる。
三木と師村、師村と直江、直江と拓未、それぞれの師匠と弟子の関係はそれぞれに違ってどれも