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「お前は一流にはなれんよ」。七年間、C級2組から這い上がれない直江大に剛力英明王座はそう言い放つ。旧友との目も眩むような格差。だが、天才少年との邂逅、“孤剣”の異名を持つ師の特訓が、燻っていた直江を覚醒させる。彼の進む道の先には運命の対局が待ち受けていた。元奨励会会員、将棋を深く知る著者が青年棋士の成長と個性あふれる棋士群像を描く。魂震わす将棋エンターテインメント。(解説・西上心太)
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Posted by ブクログ
落ち目の将棋棋士の再生への道のり。 最近あまり知らないくせに将棋の話を選ぶ様になってる。3月のライオンで知ってる程度。 はじめ、生意気な拓未がメインとなり直江が支えていくものだと思っていたら直江の再起の話に。 中々将棋用語がついていけずわからない所もあるがそれにしても熱い展開でそれも関係なしに楽しめ...続きを読むた。 剛力ははじめは小物感があり嫌な奴だったが棋聖戦から、黒いなりに大物に変貌して印象が良い方へと変わっていった。簡単に仲良くならず当人同士しかわからない関係性が男らしく、いかにも勝負師だ。 最後の一番の終了後、互いの心理描写が細かく出し切った感が迫ってきたが、やはり続編も期待したくなる作品だった。 作者さんはあまり作品を出してないらしいが是非期待したい。
最後の対局の場面は手に汗握る… 個人的にはひとにお勧めしたいし、もうちょっと話題になってもいい作品なのでは?とも思う。 展開が読めちゃう…というところはあれど、逆に時々冷静に読めるようになって個人的にはそんなに気にならなかった。 "何者でもなく伸び悩んでいた将棋棋士が覚醒し、何者かに...続きを読む化け、トップへと至る遠い道のりへの第一歩を記した作品"(解説より) ライバルや師匠、弟子も全部キャラが濃く、それぞれのサイドストーリーもみたいくらい。 また、対局の描写が丁寧だけど読みやすくて、臨場感があった。 日本将棋連盟の政治も… これはフィクションだけど、いろんな連盟でこんないざこざはあるんだろうなと思ってしまった。 将棋は小学生の時クラブ活動で齧っただけだが、やはり奥深そうで魅力的で。 もう少し詳しくなりたいと感じた。
心情と対局が動画で浮かんだ 動作が少ない将棋の対局が、動画で浮かぶほどの臨場感。棋士の心情の揺れ動きが手に取るようにわかるすごい描写だった。人間は誰しも他人と比較しがちになる。それによって不遜になることもあれば、卑屈になることもある。この本は、誰でも持つそんな生臭い感情を、棋士の人生から浮かび上がら...続きを読むせ、そして教えてくれる。大切なのは「今」だということ、そしてプライドを捨てて「いろんな人に教えてもらうこと」。うまくいかない人生に、背中を押してくれるリアリティある震える一冊。
本当に驚くくらいの作品。クシャくしゃにされてからのサクセスストーリーだ。将棋小説の中でも人間らしさに溢れる名作。
対局シーンの熱さは、さすが元奨励会といった感じ 登場人物が皆、実年齢より高齢な感じがするのが気になるが・・・ 続編(弟子、彼女)も期待したい
出版が新しく、レビューも少なかったが本屋でサイン本が売られていたため衝動買い。結果から言うととても満足した。 将棋については基本ルールを知っている程度だったが、将棋用語を知らなくとも大きく困ることも無く、話も非常にテンポがよく、ページ数は多かったが盤上・外で間延びすることも無くサクサク読めた。対局の...続きを読むシーンの描き方も工夫されていたと思う。 p.407~408の極限状態の2人の描かれ方が愛おしい。
素晴らしい
「サラの柔らかな香車」は読みにくい堅苦しい文章だったが、この小説は文体も、ストーリーも良く、最後まで一気に読みました。関西の描写、師匠、弟子、ライバルも目に浮かんで来るようです。最後の息詰まる展開はご自身経験が上手く昇華されたものだと思います。橋本長道先生の今後の作品が楽しみです。
大学時代の将棋大会を想起した。 キリキリと胃が痛くなるような切迫した詰むや詰まざるやの終局場面は圧巻。 個性的で魅力的な登場人物が多いが、主人公との絡みをもっとみてみたかったかな。 そこはスピンオフも含めシリーズ化を期待。 一気読み作品。
多くの他の将棋をテーマにした作品と同様に勝負の世界で勝ちきれずもがいてる主人公が様々なことをきっかけに強くたくましくなっていく話 将棋自体の楽しさ、棋界の政治・人間関係、クセが強くてきながら憎めないキャラクター、現代の将棋とAIの複雑な関係性と多くの要素がうまく詰め込まれた傑作だった
プロ棋士デビュー以来最下級クラスで燻り続けていた主人公の開花の物語 面白そうだなと手に取って読み始めたが、将棋知識がゼロに等しい私でも大丈夫かと不安になったものの、めちゃくちゃ面白かったし熱かった むしろ将棋に触れてみたくなった 見所は巻末解説に載っているのであまり書きたくない前半のテンポの良さ、後...続きを読む半の濃すぎる一幕 一冊まるまる面白い
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橋本長道
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