覇王の譜(新潮文庫)

覇王の譜(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

「お前は一流にはなれんよ」。七年間、C級2組から這い上がれない直江大に剛力英明王座はそう言い放つ。旧友との目も眩むような格差。だが、天才少年との邂逅、“孤剣”の異名を持つ師の特訓が、燻っていた直江を覚醒させる。彼の進む道の先には運命の対局が待ち受けていた。元奨励会会員、将棋を深く知る著者が青年棋士の成長と個性あふれる棋士群像を描く。魂震わす将棋エンターテインメント。(解説・西上心太)

...続きを読む

覇王の譜(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月03日

    心情と対局が動画で浮かんだ
    動作が少ない将棋の対局が、動画で浮かぶほどの臨場感。棋士の心情の揺れ動きが手に取るようにわかるすごい描写だった。人間は誰しも他人と比較しがちになる。それによって不遜になることもあれば、卑屈になることもある。この本は、誰でも持つそんな生臭い感情を、棋士の人生から浮かび上がら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月28日

     本当に驚くくらいの作品。クシャくしゃにされてからのサクセスストーリーだ。将棋小説の中でも人間らしさに溢れる名作。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月27日

    対局シーンの熱さは、さすが元奨励会といった感じ
    登場人物が皆、実年齢より高齢な感じがするのが気になるが・・・
    続編(弟子、彼女)も期待したい

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月12日

    出版が新しく、レビューも少なかったが本屋でサイン本が売られていたため衝動買い。結果から言うととても満足した。
    将棋については基本ルールを知っている程度だったが、将棋用語を知らなくとも大きく困ることも無く、話も非常にテンポがよく、ページ数は多かったが盤上・外で間延びすることも無くサクサク読めた。対局の...続きを読む

    0
    購入済み

    素晴らしい

    2023年01月19日

    「サラの柔らかな香車」は読みにくい堅苦しい文章だったが、この小説は文体も、ストーリーも良く、最後まで一気に読みました。関西の描写、師匠、弟子、ライバルも目に浮かんで来るようです。最後の息詰まる展開はご自身経験が上手く昇華されたものだと思います。橋本長道先生の今後の作品が楽しみです。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月05日

    大学時代の将棋大会を想起した。
    キリキリと胃が痛くなるような切迫した詰むや詰まざるやの終局場面は圧巻。
    個性的で魅力的な登場人物が多いが、主人公との絡みをもっとみてみたかったかな。
    そこはスピンオフも含めシリーズ化を期待。
    一気読み作品。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月23日

    多くの他の将棋をテーマにした作品と同様に勝負の世界で勝ちきれずもがいてる主人公が様々なことをきっかけに強くたくましくなっていく話

    将棋自体の楽しさ、棋界の政治・人間関係、クセが強くてきながら憎めないキャラクター、現代の将棋とAIの複雑な関係性と多くの要素がうまく詰め込まれた傑作だった

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月12日

    プロ棋士デビュー以来最下級クラスで燻り続けていた主人公の開花の物語
    面白そうだなと手に取って読み始めたが、将棋知識がゼロに等しい私でも大丈夫かと不安になったものの、めちゃくちゃ面白かったし熱かった
    むしろ将棋に触れてみたくなった
    見所は巻末解説に載っているのであまり書きたくない前半のテンポの良さ、後...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月23日

    初めの数行を読んで「これはヒドイ」と思う位先がわかってしまった。

    ところが読み進めていくと主人公の成長に合わせるように文章力も上昇しているように感じ、最後は終わるのが名残惜しい作品に変わっていった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月04日

    ストーリーは、特定の業界を紹介するエンタメの定石通りだと思う。特徴は、スピーディーに読ませる、その流れの作り方が凄いということか。

    0

覇王の譜(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

橋本長道 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す