堀内公太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
堀内公太郎さん、一時新刊を追いかけて読んでいた作家さん。
内容は残虐ですが展開とスピード感でスルスル読めてしまう…そして最後にゾワッとする感じ。
フォローをしている方のレビューを見て、そーいえば堀内公太郎さん良く読んだなぁと思い出し、アドバイスの通りシリーズの中でまず本作から読みました。
高校のスクールカースト上位にいた男女7人。
卒業から10年後の同窓会で事件が起きる。
取り上げている内容が内容なのでなんともレビューは書きにくいですが展開とスピード感は健在でした。
「スクールカースト殺人教室」そして3作目の「スクールカースト殺人教室リベンジ」も読もうと思います。
自分がした事のツケは必ず -
Posted by ブクログ
ネタバレ失礼ながら、初めて聞く名前だったが、編集者から「お題」を課せられたという点に興味を持った。本作が、初の四六版単行本での刊行だという。
最初のお題は、「演劇を扱った中編、登場人物は四、五人程度の少人数に絞る」。前例もあるし、さほど困難とは思えない。しかし、終盤のどんでん返しと嫌な読後感は、自分が読んだ似た設定の作品と比較しても、かなり高レベルと感じた。
続くお題は「回想、場面変更、一行空き一切なしのワンシミュレーション・ミステリ、登場人物は三人で」。いわゆる一幕劇のミステリも前例は少なくないが、本来、ミステリとは文章ならではのずるさを許容するジャンルである。手枷足枷が増えていく。
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Posted by ブクログ
○「お前は最初から知っていたんだな」と憎しみさえ覚えよう
とんでもないストーリーだな、これ。
作者は「公開処刑人 森のくまさん」を描いた堀内氏。
タイトルだけはかわいく見えるものの、森のくまさんを処刑人としているあたりはミソだと思う。
いや、今回は森のくまさんの話ではない。
「スクールカースト殺人教室」とは名の通り、スクールカーストの出来上がったある教室で起こった殺人事件である。
殺害されたのは担任の羽田。婚約したばかりだった。
外見はいい先生でとおっていたものの、同僚の教師やクラスの生徒からは、「特定の生徒だけにひいきしているのが顕著だ」と恨みを買っていた一面もあった。
教師がクラスのス