堀内公太郎のレビュー一覧

  • タイトルはそこにある

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    編集者が設定した「お題」に著者が挑んで書かれた5編の短編集。1話から4話までは関連性が無いが、5話で・・・という構成。
    演劇ミステリと呼べそうな、どれも舞台にかけられそうなストーリーだった。意外な結末が待っているが、捻り方が似ているので、段々サプライズが薄くなっていくのが若干惜しい。それでも、また一人クセ者の新鋭作家が現れた事は素直に喜びたい。

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    2018年07月29日
  • 公開処刑人 森のくまさん -お嬢さん、お逃げなさい-

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    ネタバレ

    森のくまさん2代目の「裁き(現在)」と、2代目誕生に至るまでの話(過去)が描かれている。

    1作目のように、ネットの掲示板に日付が表示されていないので、時間軸が一緒のつもりで読んでいると、ある場面でフッと既視感が・・・・。
    あぁ、、初代森くまと、明日香が....。

    上手く作られてます♪

    できれば、1作目と2作目順番通りに読むことをおススメします。
    それもなるべく続けざまに読まれるといいかなと。

    しかし女性は怖いです。今回は「さとみ」が怖かったーーー

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    2016年12月27日
  • スクールカースト殺人教室(新潮文庫nex)

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    よくドラマで登場するようなカースト制度のある学級の担任が亡くなる。
    これを機に学級のカースト制度がころころ変わっていくのだが、それに伴い事件の真実もわかっていく。
    最後にはまさかそんな、というような結果になりました。

    最近終わりに全てがわかるような、どんでん返しのような作品をよく読むのですがこれも、最後にあ!そういうことか!とわかるような作品です。
    思わず背筋がぞっとするようなこともありますが、学園モノが好きな方は面白く読み進めることができると思います。
    また1冊の小説の中で描かれるのは数日間の話であるため、それぞれの描写が細かくてわかりやすいです。

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    2016年08月25日
  • スクールカースト殺人教室(新潮文庫nex)

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    高校を舞台にしたリアリティのあるミステリー。何となく結末は予想出来たのだが、最後の台詞にゾッとした。

    男性高校教師が深夜に何者かと学校で待ち合わせをするが、翌朝、死体となって発見される。人気教師の裏の顔は、クラスの女子生徒の機嫌を取り、底辺生徒には冷たい仕打ちをする依怙贔屓教師だった。生徒、同僚教師の誰もが怪しく、なかなか進展しない警察の捜査。果たして、犯人は…

    『森くま』以来、次第に過激で、ハードになるストーリーに驚いた。

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    2016年06月14日
  • だるまさんが転んだら

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    終盤に差し掛かってのいきなり過ぎる展開はどうかと思う。頭混乱。せっかく良い感じでここまで進んできたのに。お前、誰やねん!って感じ。

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    2015年05月01日
  • だるまさんが転んだら

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    読みやすかった。
    でも、一冊の本を巡って人が死にすぎたし、付き合う女も編集の担当も同じって偶然すぎる(笑)

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    2015年03月31日
  • だるまさんが転んだら

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    ネタバレ

    元人気俳優の向坂祐一郎が受賞した、ステリー小説の新人賞、GE賞。これが実は盗作だった。そして殺人事件に発展する話。

    サラサラと読めて面白かった。
    「読書ログ」はまだ必要?
    そこが気になっちゃった。
    二重の盗作のオチはなんとなくわかってしまったけど、
    作家志望の平助くんや、彼女さん、お友達、等々、キャラクターに好感を持てたので良かった。
    ちょっと人死にすぎかも。

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    2015年02月02日
  • 「ご一緒にポテトはいかがですか」殺人事件

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    ネタバレ

    バレエを諦め、ファーストフードでバイトをはじめたあかりが、元暴走族“東京ピエロ”のゴタゴタに巻き込まれるお話。

    キャラクターは好きです。
    ストーリーも嫌いじゃないし。
    しかし、そろそろ、掲示板を使っての説明にあきてきました・・・違うの読みたいな。

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    2015年01月23日
  • 「ご一緒にポテトはいかがですか」殺人事件

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    「森くま」作者の作品ということで読んでみましたが面白かったです! タイトルは正直、えええ?と思ったのですが、読んでみるとたしかにこのタイトルしかないかもしれません(これがすでに伏線だし…)。謎解きも楽しめて、主人公の恋愛(片思い)をハラハラしながら見守ることもできて、なおかつその相手がいかにひどい奴かも分かり、やめといて正解よーと思いました。まるで小さいころから知ってる近所のおばちゃんです(笑)全体のバランスがとても良く、続きが出るならぜひ読みたいです!

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    2014年11月28日
  • 公開処刑板 鬼女まつり

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    ネットの世界って怖い。
    というよりは、匿名性のデメリットか。
    自分の正義と他人の正義が、ネットという媒体で歪む危険性がヒシヒシと伝わる一冊。

    事件の展開も気になるが、ネットの危うさに注目したい。

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    2014年11月06日
  • 公開処刑人 森のくまさん -お嬢さん、お逃げなさい-

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    森のくまさんの続編!?と驚きつつ、面白く読みました。森くまに巻きこまれて亡くなった警官の妹と両親が登場し、正義の殺人犯など存在しないという視点者として物語をリードします。もちろん森くまに裁きを下してほしい人もいて、二つの価値観が等しく扱われ、正義とは何か、結論を出していないのがよかったと思います。これからもシリーズは続く、のか??

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    2019年09月03日
  • 公開処刑板 鬼女まつり

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    ネットって怖って思った。嘘の情報もプライバシーも簡単に流されて誰だかわからない相手に苦しめられて身震いする。

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    2014年08月16日
  • だるまさんが転んだら

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    前作よりいい!
    想像した通りの話展開かと8割形思っていたけれど、
    最後のどんでん返しはなかなか。

    読後感のさっぱり具合が惜しい。
    タイトルの捻りは面白いと思った。

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    2014年08月07日
  • 公開処刑板 鬼女まつり

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    なんかどっかで聞いたことあるような話だなぁ、というかんじで面白かった。2ちゃんとか見ない人的にはどのように映るのだろうか。こんな風にネットで盛り上がっちゃうのって、よいことなのか、恐ろしいことなのか、難しい。でも、率先して書き込んだりしないにしても鬼女板とかみてしまうんだよなぁ。

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    2013年06月17日
  • 公開処刑板 鬼女まつり

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    前作より面白いと思った。身近で誰にでも起こりうる話だし、最近の事件をモチーフにしていたり、前作の登場人物が見え隠れしたりするので、現在進行の事件を見ているような気持ちになれる。文章が時々分かりづらい。主語を省いてミスリードする狙いは分かるが、あまり効果的に使えていない気がした。若い人のしゃべり方に不自然さを感じる時がある。いろいろな要素を盛り込みすぎて、すべてを上手く消化できていない印象もある。

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    2013年11月09日
  • 公開処刑板 鬼女まつり

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    題名の「鬼女」にビビりつつも、読み進めていくと自分のことじゃん!と気付いた時には苦笑い。鬼女=既婚女性らしい。
    デビュー作の森のくまさんの続編。
    ネット犯罪を扱うけれど、前作の森のくまさんとは、また違う視点で物語が進む。
    今回の作品の事件の方が、個人的にはありそうで怖い。
    ラストの女子高生2人の捻りのある言動が、スパイス的。読後感は癖になりそう。堀内さんの、持ち味なんでしょうね。

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    2013年03月10日
  • 公開処刑板 鬼女まつり

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    サイバー犯罪を題材にしたミステリー
    匿名掲示板やブログの怖さを再認識しました。

    祭り上げ、囃し立てる事によって感情がエスカレートし続ける。
    それに加えネット上という匿名性がさらに拍車を掛ける。


    この物語に近い事が現実にも起きているのではないでしょうか。

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    2013年03月10日
  • 公開処刑板 鬼女まつり

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    ネットの狂気と怖さがヒシヒシと伝わる作品。ニュースなどで伝えられる学校のいじめによる生徒の自殺、ネットの掲示板に書き込まれるウワサや真実を上手く調理し、あっと思うようなストーリーに仕上げている。

    前作の主人公の森のくまさんが、チラッと登場するのもにくい演出。面白くて一気読み。

    ネットの匿名性が人間の残虐性を刺激し、それが、いじめを増長しているのかと思うよいな怖さを感じた。

    鬼女は森のくまさんよりも怖い。

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    2013年03月06日
  • 公開処刑人 森のくまさん

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    自分の中ではミステリーっていうジャンルは読みやすいんだけど少しハードルが高いなと感じるジャンルでしたがこの本はすごく読みやすかったです。ミステリーを読み始めるはじめの本にすごくぴったりでしたでも、すこし物足りなさはあるかなーという感じでした。

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    2025年11月30日
  • 公開処刑人 森のくまさん

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    ネタバレ

    レイプ犯、鬼畜教師、悪党ばかりを狙う連続殺人犯「森のくまさん」。ネットで犯行声明を公表し、世間を騒がせる。警察は犯人を追うが、嘲笑うかのように殺人は続き。

    悪党として殺される奴らのクズっぷり、イジメ、殺人描写が生々しくて、気が滅入る。
    暴力シーンが多いけど、最後はけっこう呆気ない。
    犯人はそう、あなたが考えたその人。
    割とすぐにわかってしまう。
    兄妹の2組のカップル、女子高生、警官拳銃強奪事件と様々な視点が交差して進んでいくのが、目まぐるしい。
    全体を通して、ネットの危うさがジワジワきて、自分が知らないうちにさらされてる可能性を考えると怖い。
    13日の金曜日じゃないけど、これ続きそうだよねっ

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    2025年10月18日