堀内公太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
さて、休憩するかね。で手に取りがちな堀内公太郎氏。毎回期待値を余裕で飛び越えてくる彼の作品の規模を何度か経験しているはずなのにまたもや期待値は低めの所からスタート。
今回は私的未知の世界SNSが舞台、なるほどわかりません。ブログと鬼女板の違いは単体綴りとチャット形式だろぉ!?くらいの認識なのですが良いのでしょうか。くらいの20代後半女子ですこんにちは。
最近で言う、「スマホを落としただけなのに」とか、題材がスクールカーストとか 掲示板とか...どうもこのヤングな題材に馴染めない。
まぁ、ココで思い赴くまま本の感想を書いてるこの感じがその感じという感じなんでしょう。語彙力は置いといて。
今 -
Posted by ブクログ
「演劇を扱った中編。登場人物は三、四人程度」、「回想、場面変更、一行アキ一切なしのワンシチュエーション・ミステリ。登場人物は三人で」、「会話文のみで書かれた作品」、「三人の女性たちによる独白リレー。出番を終えた語り手はふたたび語ってはならない」というような編集者が出したお題に沿って作品を書くという挑戦的な作品。
難しいお題をこなしていてすごいことはすごいのだが、ミステリの練習作品を見せられている気もしてくる。
どうしてもテーマに縛られてしまうので、物語の深みがないせいだと思う。
ただ、パズル的な面白さはあるし珍しい形の作品なので、ミステリ好きなら一度読んでみても損はしないはず。 -
Posted by ブクログ
イジメによる生徒自殺問題がネットで拡散され、被害者・加害者生徒の名前も実名で掲示板に投稿されていた。掲示板拡散は主に既婚女性、通称鬼女達によるもの。
同時期、とある割烹料理店の対応に対するクレームを内容にしたブログ記事も鬼女達の手で拡散され、ブログには連日多くのコメントが。
2ちゃんねるとか力持ってた時代のネット論争ってこんな感じだったなー、的な内容。匿名のはずのネットに個人名やら何やらが公開されて、リアルの世界での嫌がらせに繋がり…と。
そういったネット社会の疑心暗鬼のような部分が話の中心なので、そこまであっと驚くミステリという感じではなく、人間関係などもある程度予測の範囲内で収まってるな -
Posted by ブクログ
「スクールカースト殺人同窓会」
登場人物全員クズ。
お初になる作家さんの作品。「公開処刑人森のくまさん」を始めとしてタイトルが面白風味付な作品ばかりであり、ちょっと気になる。
あらすじからするとクズが多数登場する。スクールカーストというものは本当に排除すべきもので、こんなクズどもと共に消え去って欲しい。そんなクズども以上にヤバい奴が、ゲスい美人記者Kである。このKは、主人公の刑事永沢南の同級生なのだが、スクールカーストからは外れていた為、一見今回の殺人劇には無関係に見える。しかし、クズどもと同列かそれ以上のタチの悪さ。
因みに、本作は「スクールカースト殺人教室」の続編に当たるらしい