堀内公太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ一冊目は装丁の可愛さで読んで面白かったので、2冊目も読んでみたらもっと面白かった!!
一冊目はだいぶ早くから、犯人に目星がついてしまったけど(それでも楽しめた)今回は終盤に、なるほど!!となるトリックが隠されていてとてもスッキリとした仕上がりだった。一冊目の要素をさりげなく活かしつつ、また違う方向性なのも良い。そうくるか!となった。
とにかくこのシリーズは小難しくなく読みやすいが、ちょうど良い不気味さとミステリーが読んでて楽しい。映像化されても楽しめそうだなと思いました。思ったより評価が低めでびっくり。そういう作品にも面白いものがあるんだなと思わせてもらいました。おすすめです。
4.6 -
Posted by ブクログ
堀内公太郎さん、一時新刊を追いかけて読んでいた作家さん。
内容は残虐ですが展開とスピード感でスルスル読めてしまう…そして最後にゾワッとする感じ。
フォローをしている方のレビューを見て、そーいえば堀内公太郎さん良く読んだなぁと思い出し、アドバイスの通りシリーズの中でまず本作から読みました。
高校のスクールカースト上位にいた男女7人。
卒業から10年後の同窓会で事件が起きる。
取り上げている内容が内容なのでなんともレビューは書きにくいですが展開とスピード感は健在でした。
「スクールカースト殺人教室」そして3作目の「スクールカースト殺人教室リベンジ」も読もうと思います。
自分がした事のツケは必ずくる! -
Posted by ブクログ
ネタバレ失礼ながら、初めて聞く名前だったが、編集者から「お題」を課せられたという点に興味を持った。本作が、初の四六版単行本での刊行だという。
最初のお題は、「演劇を扱った中編、登場人物は四、五人程度の少人数に絞る」。前例もあるし、さほど困難とは思えない。しかし、終盤のどんでん返しと嫌な読後感は、自分が読んだ似た設定の作品と比較しても、かなり高レベルと感じた。
続くお題は「回想、場面変更、一行空き一切なしのワンシミュレーション・ミステリ、登場人物は三人で」。いわゆる一幕劇のミステリも前例は少なくないが、本来、ミステリとは文章ならではのずるさを許容するジャンルである。手枷足枷が増えていく。
次に「会話文のみで書かれた作品(地の文は削除)、登場人物は二人で」。お題の制約と同時に、作品そのものの苦しさも上がっているのが涙ぐましい。この長さまで、よく引っ張ったと言うべきか。それにしても、この二人、どちらが勝者なのか。
ところが、続く作品にはやられた。お題は、念のため伏せておこう。個人的に、本作中のNo.1で、お題とミステリとしての驚きを見事に両立させている。お題を遵守すると同時に、お題の抜け穴を突いた作品と言えるだろう。著者の柔軟な発想力の勝利。
最後の作品に至り、おやと思った。自分はたまたま元ネタを知っていたので、にやにやしながら読んでいたが、知らなくても謎解き部分は十分に楽しめる。ややこじつけっぽいのはご愛嬌。あなたが元ネタを未読ならば、そちらもお薦めしたい。
全5編、お題そのものはいずれも前例がある。それだけに、難しかっただろうし、時間がかかって当然である。堀内公太郎という作家に依頼した、編集者の慧眼。編集者と作家の二人三脚で完成した苦労の結晶を、見逃すのはもったいない。 -
Posted by ブクログ
○「お前は最初から知っていたんだな」と憎しみさえ覚えよう
とんでもないストーリーだな、これ。
作者は「公開処刑人 森のくまさん」を描いた堀内氏。
タイトルだけはかわいく見えるものの、森のくまさんを処刑人としているあたりはミソだと思う。
いや、今回は森のくまさんの話ではない。
「スクールカースト殺人教室」とは名の通り、スクールカーストの出来上がったある教室で起こった殺人事件である。
殺害されたのは担任の羽田。婚約したばかりだった。
外見はいい先生でとおっていたものの、同僚の教師やクラスの生徒からは、「特定の生徒だけにひいきしているのが顕著だ」と恨みを買っていた一面もあった。
教師がクラスのスクールカーストに加担していた。
とんでもないストーリーである。
筆者は、スクールカーストが出来上がっているクラスの微細な感情の変化、誰をどうとらえたらうまくクラスの状況が表現できるかを、とてもうまく書いている。
キーパーソンは、刑事の永沢であり、クラス委員のことりであるが、実際にだれが犯人なのかは、最後まで全くばれることがない(と思う。私は)。
スクールカーストを作っていたのが担任教師であり、それを支えていたのは養護教諭である。その頂点にいたのは麻耶だが、その取り巻きも複雑な感情や経緯を抱えている。その中を、刑事の永沢たちは解決に向かっていく。
最後に、ひっくり返る犯人像。
最後の最後に、真の黒幕。
さすが、森のくまさんの名を殺人小説に使っただけある、どす黒い結末と経緯・結果が待ち受けるので、ラスト4分の1はきっと読みながら旋律が走ることだろう。
蛇足・・・うまくいけばこの刑事の永沢南はシリーズものになるのでは!?