あらすじ
『公開処刑人 森のくまさん』著者が描く、“文壇サスペンス”!ゴールデンエッグス社の第10回GEミステリー新人賞受賞作『だるまさんの鬼ごっこ』の著者が、元人気俳優の向坂祐一郎であることが発覚した。本はたちまち話題となり、ベストセラーになる。作家デビューを目指して投稿生活を続ける平助は、向坂の作品が、過去に自身がサイトに公開した内容と酷似し、盗作されていることに気づく。真実を突き止めるべく、出版元の担当編集者に会うが、平助はその編集者にも疑念を抱く。そして平助は、予想だにしない展開に巻き込まれる――。『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ作品。
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Posted by ブクログ
堀内公太郎さんの作品は二作目だがやはり面白くて読みやすいので3日で読み終われた。
作品を盗作された主人公と盗作して一躍時の人となった男、その本の出版会社など大人の社会ならではの歯痒さが描かれて焦ったいながらもリアルだった。
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面白かった。平助くんが自分の文章力のなさをきちんと自覚し、前向きに行動していったのが救い。桐谷さんが淡々と仕組んだことを語るのが、怖い。
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読みやすいし、先が気になって一気読み。
主人公が人との出会いの中で成長していく姿が、気持ちいい。
「盗作は腹がたつだろうけど、同じ土俵に立って選ばれたのがもう一方だったのがなぜか。理解しなきゃいけない」って、普通に仕事しててもあることだよね。
同じ答えでも、どう表現するか、自分にできることは何か、目的は何かで全く変わってくる。
それが再認識できた気がする。
ただ、ラストは納得いかないかも…
なんであんなにバタバタ人が死ぬのかな…
ハッピーエンドでも良かったのになあ。
Posted by ブクログ
盗作もの。
ミステリー小説の新人賞、ゴールデン・エッグス(GE)賞を、元人気俳優の向坂祐一郎が受賞し、たちまちベストセラーになる。
一方、作家デビューを目指す平助は、向坂の作品が小説投稿サイトに掲載した自分の作品と酷似していることに気づく。
著者にしてはマイルドな雰囲気。
ラストは唐突感はあるものの、面白かった。
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怒涛の後半、「そう来たか」の嵐(^_^;)
ユータの登場が、ちょっと遅すぎるかな〜(^_^;)
ミステリアスな伏線はあれど、やや「後出し感」が。
Posted by ブクログ
元人気俳優の向坂祐一郎が受賞した、ステリー小説の新人賞、GE賞。これが実は盗作だった。そして殺人事件に発展する話。
サラサラと読めて面白かった。
「読書ログ」はまだ必要?
そこが気になっちゃった。
二重の盗作のオチはなんとなくわかってしまったけど、
作家志望の平助くんや、彼女さん、お友達、等々、キャラクターに好感を持てたので良かった。
ちょっと人死にすぎかも。
Posted by ブクログ
前作よりいい!
想像した通りの話展開かと8割形思っていたけれど、
最後のどんでん返しはなかなか。
読後感のさっぱり具合が惜しい。
タイトルの捻りは面白いと思った。
Posted by ブクログ
面白かった!
私の理解力が足りないせいで途中こんがらがってしまいましたが、ストーリーも面白く、文章もテンポ良く、一気読みしました。
途中から?が連発、ラストで納得。犯人の正体が最後まで引っ張られての登場だったのでモヤっとしましたが全体的に面白かったです。主人公の成長に救われました。
Posted by ブクログ
『だるまさんが転んだ』かの有名な子供の遊び歌に合わせて何かあると思いきや、そこはほとんど関係ありませんでした!
クマの時といいまた騙されました!
内容は群を抜いて面白いわけではなく、可もなく不可もなくでした!
Posted by ブクログ
最後の急展開にちょっとついていけなくなった
一気読みができなかった割には、文章の読みやすさがあったので
わけわからなくなることもなかったけど
一気読みだったらあんまり急展開の体感もなかったのかな
私は森くまの方が好きです!
Posted by ブクログ
書下ろし。
作家デビューを目指す平助の作品が盗作され、それがゴールデンエッグス賞を受賞し、ベストセラーになってしまう。
訴えても勝ち目がないと諭された平助は、自分に実力がなかったことを反省しつつ、盗作を疑う作者・向坂へ謝罪を要求していくが、協力してくれていた編集者と音信不通に。
盗作の裏に隠された思惑とは!?
転んだというからには、二転三転のどんでん返しがあるかと思いながら読みました。
上手くミスリードもしていたとも思いますが、ややインパクトに欠けたかな。
Posted by ブクログ
GE賞を受賞した元俳優の小説が、過去に自分が発表した小説のアイデアを元にしていることに気が付いた平助。知人を通じて編集者に相談をする。桐谷さんは向坂をどうするつもりだったのかな。一度盗作作品で当てても、その後の作品は?向坂に書ける可能性はあったのかな。まさか一作で終わり、て思ってたわけでもないだろうに。泉田さんは可哀想だった、あのウェイトレスさんも。