堀内公太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「演劇を扱った中編。登場人物は三、四人程度」、「回想、場面変更、一行アキ一切なしのワンシチュエーション・ミステリ。登場人物は三人で」、「会話文のみで書かれた作品」、「三人の女性たちによる独白リレー。出番を終えた語り手はふたたび語ってはならない」というような編集者が出したお題に沿って作品を書くという挑戦的な作品。
難しいお題をこなしていてすごいことはすごいのだが、ミステリの練習作品を見せられている気もしてくる。
どうしてもテーマに縛られてしまうので、物語の深みがないせいだと思う。
ただ、パズル的な面白さはあるし珍しい形の作品なので、ミステリ好きなら一度読んでみても損はしないはず。 -
Posted by ブクログ
イジメによる生徒自殺問題がネットで拡散され、被害者・加害者生徒の名前も実名で掲示板に投稿されていた。掲示板拡散は主に既婚女性、通称鬼女達によるもの。
同時期、とある割烹料理店の対応に対するクレームを内容にしたブログ記事も鬼女達の手で拡散され、ブログには連日多くのコメントが。
2ちゃんねるとか力持ってた時代のネット論争ってこんな感じだったなー、的な内容。匿名のはずのネットに個人名やら何やらが公開されて、リアルの世界での嫌がらせに繋がり…と。
そういったネット社会の疑心暗鬼のような部分が話の中心なので、そこまであっと驚くミステリという感じではなく、人間関係などもある程度予測の範囲内で収まってるなという小粒感がある。 -
Posted by ブクログ
「スクールカースト殺人同窓会」
登場人物全員クズ。
お初になる作家さんの作品。「公開処刑人森のくまさん」を始めとしてタイトルが面白風味付な作品ばかりであり、ちょっと気になる。
あらすじからするとクズが多数登場する。スクールカーストというものは本当に排除すべきもので、こんなクズどもと共に消え去って欲しい。そんなクズども以上にヤバい奴が、ゲスい美人記者Kである。このKは、主人公の刑事永沢南の同級生なのだが、スクールカーストからは外れていた為、一見今回の殺人劇には無関係に見える。しかし、クズどもと同列かそれ以上のタチの悪さ。
因みに、本作は「スクールカースト殺人教室」の続編に当たるらしい。前作に登場した“ことり”がちょくちょく永沢の過去の話で登場する。“ことり”が一体誰で何の役割を担うのかは、今作のポイントの一つだ。
永沢南もポイントの一つ。彼女は刑事でありながらある過去の経験から複雑な感情を抱えている。刑事として、1人の人間として考えるべきこととして悩むが、自分が気づいていない心情を揺さぶられることになる。 -
Posted by ブクログ
およそ人間の心に持ち得る、あらゆるネガティブな感情を
凝縮したようなストーリー(- -
「いい人」も「いいこと」も、いっこも出てこない(- -;
もちろん「狙い」なのでしょうが、
やはり読んでて気持ちよくはない(- -;
文章は、読みにくくはないが、あまり特徴も感じられず、
深みも新鮮さもあまり感じない。
割と「淡々とした」感じ。
最初から最後まで、わりと同じペースの文が続くので、
もっと文体自体で「おどろおどろしさ」とか出せると
より面白くなるのでは、と思いながら読んだ。
あと、推敲が足りてないか?
本文の最初のページに、夜の高校の教室の描写で
「窓から差し込む明るさが、室内を薄黄色く照らしている」
という文が出てくるが、次のページに
「時刻は、午前三時になろうとしていた」とあり、
さらに二ページ先には「空を見上げた。
新月なのか、月は出ていない。いつもより暗く感じるのは、
そのせいだろうか」と書かれている。
「窓から差し込む明るさ」は、どこ行った?(- -;
新月なのと、月が出ていないことにも関係性はない(- -;
最初の数ページで「おいおい、大丈夫か」と(- -;
ま、最初でぐっと期待値が下がったおかげか、
最後までそれほど引っかかりなく読めました(^ ^;
ちょっと終盤の「ドタバタ感」は気になったが(^ ^;