枯野瑛のレビュー一覧

  • 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?

    匿名

    購入済み

    1巻読みました。

    浮遊島の端の方で繰り広げられるファンタジー。
    500年前の生き残りヴィレムと現代の秘密兵器の妖精たちのお話。

    #ほのぼの #アガる #ドキドキハラハラ

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    2023年04月30日
  • 砂の上の1DK

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    産業スパイの青年と少女に宿った未知の存在・アルジャーノンとの、わずか5日間の儚い生活。
    1つの体に2つの生命が宿ったことから発生するヒューマンドラマが描かれた、心温まりつつも残酷な物語で、切なさの募る作品でした。おもしろかったです。
    終盤は序盤と打って変わって怒涛の展開でしたが、主人公が戦いに挑む姿はかっこよく、スイスイと読んでいけました。

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    2022年09月15日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#11

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    すかもか最終巻。
    あとがきによると続編の予定はまだ無いらしい。
    けど続きそう。
    次があるとしたらアルミタ世代が中心の話になるのか、はたまたリィエルか、その他か。

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    2022年01月10日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#10

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    57Pで出掛けたエマが、夕方になった60Pで、『クァシ・ブレイブじゃないんですか?』って会話に参加してるはずなのに、その後72Pで『ただいまぁ』と帰ってくる。
    『遅くなりました。ふふ、おみやげありますよ。』と言ってるあたり、一度帰ってきてもう一度出掛けたわけではなく、60Pにエマが居た事が間違いか。



    「戦場の希望となる」というタレントを持つパーチェムがモウルネンを模して造られた可能性に言及されてる。
    確かに、人々の希望だけ束ねて力にするのはモウルネンの改良版と言える機能なのか。

    プロディトルの「役に立たない」の理由が判明。
    銘の意味は「造反者」。
    「大事な時に仕事をしない」という特筆能

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    2021年10月17日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#11

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    最終巻なんだけど、最終巻らしくない。らしくないんだけど、終わりに近づく世界の終わりをどのように迎えるか、という点を突き詰めて描いてきた本作のフィナーレを飾るにはある意味相応しいラストだったのではないかと思えてしまう

    結界世界での探索。当初の目的は核として囚われた神様達を救い出す。計算が崩れてからの目的は世界の核となった少年を倒す。そうして結界世界と少年を終わらせることでしか、終わりに近づく浮遊大陸群を救うことは出来ない。
    これはある意味、本作において幾度も繰り返されてきた流れだね。一方が生き残るために他方を終わらせないといけない
    かつて星神に挑んだ人間達や、妖精たちの為に敵となったヴィレムや

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    2021年08月02日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#10

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    最終決戦場とも言える2番浮遊島に突入する運びとなった妖精兵達。そこではどのような絶望的な光景を目にすることになるのかと思いきや、予想とかなり違った光景が展開されているね
    まさか、このタイミングで滅びる直前の地上が登場するとは思わなかった……
    ただ、直前は直前でも<最後の獣>と星神による拮抗の結果、奇妙な世界を構成するに至ったのだけど

    結界の核を探し、囚われた者を救出する作戦。そう考えれば、妖精兵らにとって人間の黄昏時なんて何の関係もないのだけれど、一方で囚われた者達にとっては抜け出すことが容易でない世界でもある
    いわば、ティアット達は虜囚となった彼らに、既に滅んだ世界ではなく、もうすぐ滅びそ

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    2021年07月26日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#09

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    ネタバレ

    妖精兵として戦場に行くか否か。アルミタの迷い。ユーディアの決意。
    207ページ、ユーディアのモノローグにある「自分とユーディア」って部分は「自分とアルミタ」の間違いだなー。

    量産品以外でヴィレムが使っていたという数少ないカリヨン、「プロディトル」登場。
    ヴィレムが使えるので当然格は低く、大したタレントはないらしいけど、ボロクソに言い過ぎじゃない?
    頑丈さ以外に褒める所無いっぽい。

    元のスペックが低いのに余分なタレントが付いて、さらに量産品と違って現場で改造もできないから駄作って事か。
    さてどんな能力なのか。
    イグナレオみたいに、ここぞって時に意外な活躍しそう。

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    2021年03月16日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#08

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    ネタバレ

    セニオリスの呪詛が掛かったままのヴィレムの体は、オデットの推察だとフェオドールから戻ってきた分の魂に揺り動かされる形で一時的に動いてる状態って事だったけど、それが正しいとしていつまで動くんだろう。
    ラストの描写だと約5年動いてるけど、普通にまだ動けてるだけなのかそれとも何か対策を取ったのか。
    何はともあれ、妖精倉庫に顔を出したヴィレム。
    記憶は戻ってる?

    ヴィレムと共にネフレンも帰還。
    しかしネフレンは、カーマインレイクの名代として妖精倉庫に「鏃」の提供を求める辛い役目を背負っていた。
    果たして何人必要なのか。

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    2021年02月14日
  • 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #05

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    五巻でいろいろな世界の仕組みもわかった。 終盤にクトリがキーとして出てくるのはずるく、ニヤニヤしてしまった。 このタイトル、秀逸よな。

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    2021年02月04日
  • 終末なにしてますか?異伝 リーリァ・アスプレイ#02

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    ネタバレ

    セニオリスの浄化が終わるまでバゼルフィドルに滞在するリーリァは、そこで起こる一連の事件の矛先が自分に向いている事を知る。


    まだ銘が無い二振の聖剣(カリヨン)。
    一振は登場した時点で後のヴァルガリスだろうとピンと来たけど、もう一振が、途中リーリァが特筆能力の詳細を予想するまで気付かない!
    こういう目的で開発されてこういう経緯でナヴルテリの手に渡ったのか。
    ラピデムシビルス!

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    2020年12月31日
  • 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #05

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    最後の最後まで〈想い〉が美しく、だからこそ痛かった話でした。終わる世界と残酷な運命の渦の中で、それでも人を想い続けた少女たちと青年の物語だったと思います。

    絶望的な展開だった前巻から物語前半は、比較的穏やかな小康状態が続く。ヴィレムやネフレンといった地上に残された組や、ナイグラートやラーントルク、そして新たに〈兵器〉としての素質が芽生え始めたラキシュやティアットたちのその後が描かれます。

    一方で不穏な雰囲気もちらほら。世界全体がこれまでよりも平穏な雰囲気が出てきたことによる、妖精倉庫の解体論や、妖精不要論。そして国同士の軋轢。
    「獣」という共通の敵がいたからこそ守られていた、平和が少しずつ

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    2020年12月27日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#09

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    奮闘によって齎された穏やかな日々や最終決戦前の静けさが混ざり合う不思議な構成になっている巻
    この巻は主に2つの短編を軸にして構成されているね。
    猶予が生まれたことによって起きた帝国内の内紛に関するエピソードと鏃の提供を要請された妖精倉庫のざわめきを描いたエピソード


    貴翼帝国が舞台となる短編はこれまでのお話で存在した静かなる絶望といったものは存在しないけれど、代わりにティアットが見聞きしてきたあれやこれやに似た存在や想いが形を変えて登場しているのは面白いね
    その境遇故に死を受け入れる他なかった妖精達に似た覚悟を抱いていたジオレッタ、フェオドールのように憎しみを一身に背負ったヴェーラ、そしてそ

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    2020年11月28日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#09

    購入済み

    大きな話が終わって次ぎ

    へ向かう途中な2編の言ってみれば挿話、でいいのかな?深刻さがない分、楽しく読めました。基本的に救いのない話だと思うので・・・最後の獣ってのがあんまり悲劇にならないといいなあ。

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    2020年11月01日
  • 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #02

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    1巻のレビューを書いてから約1年半が経ち、ようやくこの2巻のレビュー。そして相変わらずのタイトルとの落差……。
    アニメ版を観ているので、話の流れは大体分かってはいるものの、それでも切ない気持ちになります。

    地上世界が「獣」と呼ばれる謎の生物に支配されたため、空中に浮かぶ浮遊都市に逃げた生き残った人々。
    しかし獣は時折その浮遊都市近くにも姿を現し、彼らを倒せる武器を使えるのは「妖精族」である一部の少女たちだけ、という世界観のファンタジー。

    獣との戦いのため死ぬ覚悟を決めつつあったクトリという少女。そんな少女が出会ったのは、人間種族として唯一の生き残りとされるヴィレムという青年でした。そしてク

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    2020年02月23日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#08

    X@k

    ネタバレ 購入済み

    ひとまず完結?

    相変わらず通して読まないと理解できない(通して読んでもハッキリしないところがある)作品ですが前作のキャラがどうなったかも含めてある程度区切りをつけてくれたのは良かったと思います。ただ前作『すかすか』のヴィレム帰還エンドに繋がっていないのとあとがきからまだまだ続くのかなと。

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    2019年11月26日
  • 終末なにしてますか?異伝 リーリァ・アスプレイ

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    リーリァ・アスプレイ13歳。

    人類最強戦力として怪物や災害に立ち向かう力があっても、救いたい人に手が届かない事もある。
    そんなもどかしさに悩む少女の物語。

    リーリァの手の届かない所は、まだまだ未熟だけど頼りになる兄弟子がカバー。

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    2019年09月16日
  • 終末なにしてますか?異伝 リーリァ・アスプレイ

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    正規勇者リーリァが主役の異伝。
    今刊行されている「すかもか」では人間が居た500年前の時代に関係する人が居ないため、自然とリーリァや勇者関係の話が展開されなくなったんだよね。それを考えるとこの時代が描かれるのはかなり久しぶりか

    この異伝で描かれるリーリァはまだ13歳。「すかすか」で描かれた頃より少し幼い……筈だけど、既に正規勇者として求められる在り方は完成されている印象。
    むしろ同時に登場しているヴィレムの幼さの方が目立ってしまう
    こういう書き方をしてしまうとリーリァが規格外に思えるけど、そもそも作中での各種描写がリーリァが持つ異端とも言える在り方をこれでもかと強調しているようにも思える

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    2019年08月11日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#07

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    前巻でフェオドールのしたことはコリナディルーチェで起きていた問題を解決し、妖精たちの未来を開くものだと認識していたけど、ここまでのものとは……
    まさか彼があれほどまでに緻密な根回しをしているとは思わなかったよ…。そうか、フェオドールは完膚なきまでにティアット達の邪魔をしてしまったんだなぁ
    ただ、一方でそれは自分の死をトリガーとして計画したものであり、計画が完遂されればティアットが望んだ「フェオドールの邪魔」は叶うことが無くなるわけで。
    やはりティアットは、ティアットだけはフェオドールのしたことを怒る権利があるように思うな


    この巻で舞台はコリナディルーチェから38番浮遊島に移り、表紙になって

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    2019年08月10日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05

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    巻が進むごとに登場人物たちの境遇が悲惨なものになっていく本作。この第5巻もその流れは変わらず
    唯一の清涼剤は笑顔で壁を引き開いたお姉さんくらいなもんだよ!……言葉にしてみると意味が判らないね。何だろう、壁を引き開くって……


    この巻で登場人物たちを翻弄するのは遺跡兵装モウルネン。前の巻でちらっと名前が出ていたけど、結局正体は判らないまま。判らないからそれを巡って様々な謀略が張り巡らされる
    それだけではなく、謀略の周りではそれに振り回される人々や関わる者達の想いも渦巻いていく

    特にフェオドールと行動を共にしても正体を明かさないマルゴがあまりに不憫で……
    お互いが大切だから生きていたと知って言

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    2019年07月30日
  • 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#04

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    相手を救おうとする考え方故に別れて行動することになったフェオドールとティアット。だからこの巻で二人が会話するシーンなんてごく僅かしか無い。それでも互いの理念を理解し合い、尊重した上で邪魔をしようとする関係性はやはり強烈
    また、ラストの会話シーンだけでもフェオドールとティアットの間を遮るものなど無いと感じてしまいそうになる
    まあ、それにしたって何してんの?と言いたくなる行動をフェオドールはやらかしてるけど。あの場面ですぐに反発されないということはそれだけの感情がそこにあるということなんだけど、人の嘘を見抜くのが得意な筈のフェオドールがその嘘を見抜けないのはちょっと面白可笑しい


    この巻ではどち

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    2019年07月27日