にしけいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"「内藤君がでるのなら、創也君もでなきゃ!」
女子のだれかがいった。
えっ?
ぼくがでるのなら、創也もでなきゃいけない?……どういう理屈だ?
だいたい、運動神経が不自由な創也と二人三脚するってことは、鉄下駄をはいたうえに米俵をかついで徒競走にでるようなもんだ。"[p.30]
少しややこしい仕組みしてる短編集。
"「きみは、ボツになったと聞いても、一度も『いっしょうけんめい書いたのに……』と泣き言をいわなかった。この点は、とてもいい」
「ふん」
ぼくは鼻を鳴らす。
「どれだけ時間と手間ひまをかけても、いい作品ができるなんて思ってないよ。そして、ダメなものは、ボツになって当然……だと思ってる」"[p.211] -
Posted by ブクログ
“そのとたん、横Gがかかって、ぼくと創也の体がゴロゴロところがり、フワリと飛び、床に墜落。まるで、バスに乗っているときに急ブレーキをかけられたみたいだ。
ジャンケンゲーム機にぶつかってとまる。頭と背中に強い衝撃。
痛い……。
「いったい、どうしたんだ……?」
ぼくは、おどろいて創也にきいた。
創也は、まるで体がころがるのを予測していたかのように、平然とした顔をしている。(それでも、派手にころげたけどね)
「フッ……。まだおどろくのは早いよ」
目を伏せてニヒルに笑う創也。(ぶつけた頭にコブができてるけどね)”[P.136]
この人の本は物語の裏にすごく怖い事が隠されてる感じがぞくぞくする。
“麗亜さんが拍手し、ジュリアスは頭をかかえる。
そして、ぼくらを見て、あきれた声でいう。
「それにしても、あなたたちがニセモノに気づかなかったのが、いまとなっては不思議ですね。口調やしぐさから見やぶれなかったんですか?」
そりゃ、違和感はあったけどーー。
「創也も、最近こわれてるからな」
「内人くんなら、どんなボケもありかと思って」
ぼくと創也は、たがいのことばを聞き、顔を見合わせる。
つぎの瞬間ーー。
ぼくと創也のパンチが、クロスカウンターとなって炸裂した。”[P.185] -
Posted by ブクログ
よーやく10巻を発見したので手に取る。
いやー久しぶり。
まあ、相変わらずだなーっとゆー感じでしたが、
ちょっと飽きてきたかな。
いろいろ設定は違うんだけど展開は同じのような気が・・・・。
そーいえば前回は職場体験の巻、だったよなー。
が、あの嫌味なおじさんがいきなりやる気を出した理由が不可解。
うーん、それでやる気になるって変じゃない?
まあ、スイッチは人それぞれ、なんだろうが・・・・。
毎度のお笑いシーン、卓也さんの出番が殆どなかったので残念。
巻末漫画もなかったし。
が、相変わらずのおばあちゃんの存在感すごし。
あ、番外編のお話はよかった。
いやー時見殺し、素敵です! -
Posted by ブクログ
“くじには……「K」!健一が「恋占いの石」に挑戦することに。
目を閉じた健一が歩きはじめると、志穂が自然な動作で髪の毛をかきあげる。
すると、うしろを通りかかったおじさんが「へ、へ、べぇっくしょん!」と、大きなくしゃみをする。その音におどろいて、健一の体のむきがほんの少しだけかわる。
そのおかげで、健一は、うまくもう一方の石へたどりつくことができた。
健一は目を開き、志穂のほうをふりかえる。
「見てくれた?うまくいったよ、真田女史!」
にっこりとほほえむ志穂。良い感じだ。”[P.26_24]
ページをぺらぺら面白かった。
“つぎに、創也がきみを指さす。
「もう一つの理由は、きみだよ」
「……ぼく?」
いきなり指さされ、きみは驚く。
「きみが転校してきてから約二週間。ぼくには、なにか奇妙な違和感があった。どこかふつうじゃない。きみは、いったいなにものなんだい?」
「なにものって、いわれても……」
きみは、こたえることができない。”[P.173_187]