大野萌子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
否定しない、解釈しない、比較しない、同感せずに共感しろ、というのが全体の教えかな。
解釈しない、解決策も言わないというのは、子供相手ならできるのだけど、大丈夫だろうか。子供だましになっていないか。でも何でも子供の言うことを聞いてあげられるわけではない。
悪い言い方が染み付いているため、少しずつ心がけていかなければ。「大変」は他人事に聞こえるNGワードというのは目からウロコ。そのまま返すだけでいい。
同感と共感についてはなかなか理解が難しい。
「ハゲて辛い」と言っている人に対して、同感は「僕もハゲだから気持ちは分かるよ」。共感は「僕はハゲてないけど辛いということは分かったよ」。くらいの理解で良いだろうか。
「了解しました」→「承知しました」は敬意逓減って感じだけど、まあ正解を教える本ならそうなんだろう。そのうち「承知いたしました」とかになる。 -
Posted by ブクログ
感じの良い人は「取りやすい球」を投げている
──『いつも感じがいい人はこんなふうに話している』を読んで
昔の同僚で、
やたらトゲのある言い方をする人がいた。
言っていることは正しい。
でも、なぜか会話のたびに空気が重たくなる。
一方で、
言っている内容は決して甘くないのに、
「この人、感じええな」と思われる人もいる。
この差は何なんやろう。
この本を読んで、
腑に落ちた言葉がある。
「感じの良い人は、相手が取りやすい球を投げている」
正しい球と、取りやすい球は違う
感じが悪く見えてしまう人は、
だいたい「正しい球」を全力で投げている。
・剛速球
・いきなり核心
・相手が構える前に投げる
悪気はない。
むしろ真面目で、頭も回る人が多い。
でも相手からすると、
「取られへん」「痛い」「しんどい」。
感じの良い人は違う。
・少し山なり
・クッションあり
・相手の立ち位置を見て投げる
だから会話がキャッチボールになる。
自分も「話の端を折ってしまう側」だった
正直に言うと、
私自身も話の端を折ってしまうタイプや。
要点が見えると、
つい先に言いたくなる。
効率を考えたら正しい。
でもそれは、
相手からすると
「聞いてもらえてない」
に見えてしまうこともある。
この本は、
そこを責めへん。
ただ静かに、こう教えてくれる。
感じの良さは性格や才能やなく、
相手への配慮が言葉に表れているだけやと。
上司に話すときは「どんな球か」を見せる
特に印象に残ったのが、
上司への話し方。
「ちょっといいですか?」
これ、つい言いがちやけど、
実はあまり親切やないらしい。
中身が分からへんと、
相手は構えられへん。
感じの良い人は、
最初からこう投げる。
・「◯◯案件について、1分だけ相談いいですか」
・「A案とB案で迷っていて、判断をお願いしたいです」
どんな話か、少し分かる前置きをする。
これだけで、
会話の摩擦はかなり減る。
まさか「言い換え図鑑」の著者だったとは
読み終わってから知って、
ちょっと驚いた。
この本の著者が、
あのベストセラー
『言い換え図鑑』シリーズの人やったとは。
なるほどな、と納得した。
言い換えのテクニックやなく、
なぜ言い換えるのか
なぜトゲが生まれるのか
その根っこが書かれた一冊やった。
マイナスに考えるのは、人間の本能
そしてもう一つ、
大事やなと思ったこと。
人間は昔から本能的に、
物事をマイナスに考えるクセがある。
せやからこそ、
意識してプラスに考えるクセを
つけることが大事なんやと思う。
それは他人に対してだけやなく、
自分自身に対してもや。
短所ばっかり思い浮かぶときは、
それをリフレーミングしてみる。
見方を変えれば、
短所はそのまま長所になることも多い。
自分の長所を、
ちゃんと言葉にできる人になりたい。
おわりに
この本を読んで、
話し方を上手くしよう、
正しいことを言おう、
と思うよりも先に、
相手が取りやすい球を投げる経験を、
もっと増やしていきたいと思った。
そして同時に、
自分自身にも、
少し優しい言葉を投げていきたい。
感じの良さは、
テクニックやなく、
相手と自分への配慮から生まれる。
そんなことを、
静かに教えてくれる一冊やった。
追伸
追伸です。
今回もアスコム社さんよりご献本いただきました。
いつも学びの多い良書をありがとうございます。
#PR
ハッシュタグ
#書評
#話し方
#コミュニケーション
#感じのいい人 -
Posted by ブクログ
■怒りの電話は一次時間場にフォーカス
電話でよくあるのは、相手の怒りがエスカレートすること。顔が見えない分、感情がエスカレートしやすく、ストップが効かなくなる。そういうときは怒りに同調しないこと。
コミュニケーションの基本は相手の感情に寄り添うことであるが、怒りだけは、それをやっていはいけない。なぜなら、喜怒哀楽のうち怒りだけは「二次感情」と言われ怒りのもとに別の感情があるから。
喜びや悲しみと違い、怒りは単独ではやってこない。必ず怒りのもとになった感情がその背後に隠れている。寄り添うべきは怒りにではなく、そのもとにある一次感情である。元の感情に寄り添わない限り、表面に現れた怒りに寄り添って鎮めようとしても、元が解決されていないので、怒りは収まらない。逆に怒りを否定されたと感じて、ますますエスカレートする。
■電話では顔が見えないが、なぜか笑顔で話した方が相手からの印象が良くなる。「笑声」という造語がありコールセンターなどではよく使われる。ニッコリすると声の表情が変わる。心の中は笑顔でなくても、とりあえず笑顔を作ってみると声の印象が変わる。
■問題が起きたとき、どう考えるかは二つのパターンがある。
一つは、自分が悪かった、自分に責任があると考える「自責」の人。もう一つは責任が環境や他人にあると考える「他責」の人。
「自責」の人は「私に問題があるのでは」と考えるので、気持ちが落ち込む傾向があるが、理不尽な場合を除き自分が変われば展望が見えるので、自分なりの解決方法を見出しやすく比較的早く問題が解決できる。
一方、「他責」の人は、人のせいにしているので、ずっと不平不満を言ったまま時が過ぎていく。人のせいにしていても、人は変わってくれないので状況を変えることができない。
■「NO」を言えない人が抱える問題
「NO」を言えず、我慢してしまう人は注意が肝心。なぜなら、「NO」と言わずに自分の意思表明をしない非主張は、その真逆であるとされる攻撃性と表裏一体だから。自分の気持ちを表明しないでいると気持ちが抑圧され、そのバランスを取るため、どこかで攻撃性が表れてしまう。
■「人はそんなに話を聞いていない」
根本的な問題として、人は、しっかりと耳を傾けても相手の話を半分も聞けていない。それは阻害要因が存在するから。その阻害要因は三つある。
一つ目は、相手の話が自分の記憶と結びついてしまうこと。相手の話ではなく、自分に意識が向いてしまう。
二つ目は、相手の話に影響されて自分の感情が動くこと。
三つ目は、相手の話に対し、どう反応しよう、何と言おうと考える瞬間があること。会話はキャッチボールなので、次になんと言おうか、どう対応したらよいかを考えながら言葉を発するので、その間、自分の中で思考しているため、相手の話を聞けなくなる。
このように人の話を聞いていても、意識は相手と自分を言ったり来たりするわけでとぎれとぎれに自分に届くもの。自分に向かう意識の時間、分量が多いほど相手の話は聞こえていないことになる。音としては耳に入っても意識には落とし込まれていないので実質聞いていないことと同じことになる。コレは人間に共通するコミュニケーションのスタイルなので、これを理解しておくことが大切。そもそも人は相手の話を半分くらいしか聞けていないもの。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本の概要
言い方で損をしないために、さまざまな場面における言葉のbefore and after を紹介している。
印象に残ったこと
会社でも家庭でも幅広く使える言い方が多く、大変参考になった。
全体を通して下記がポイントのように感じた。
・曖昧な表現をしない
・否定語などマイナスな言葉を使わない
・伝えにくいことは、私は〜だと思う、のように私主体の発言にする
私のTODO
下記を心がける。
・「大変ですね」で労わない
・クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを使い分ける。オープンクエスチョンは相手に選択の余地を与えられる。
・今度ランチ行きましょう〜を社交辞令で使わない。相手を期待させない。
・指示を出す時は具体的に。ちゃんと、しっかり、徹底的になど曖昧な言葉は使わない。
・お願いするときは否定型でなく肯定型で!「こうしてください」
・忙しいと言わない。今週は厳しくて、などに言い換える。
・できればやりたかったのですが → 都合が悪くて難しいです
・断っていいですか? は結論を相手に委ねていてズルい話し方らしい。 こういう理由でお断りしたいです のようにする。
・気持ちばかりですが〜 を使う。
・さすがです!を安易に使わない。
・それでいいんじゃない → とてもいいと思うよ
・なるほど → 共感したことを伝える
・なんで〜なの? → 私は〜してほしかった。
・なんでトイレの便座下げないの? → 私はトイレの便座下げないと不衛生だと思うんだけど、どう思う?
・聞いてる? → 今の話で分からないところある?
・ご承知おきください → ご承知のほどお願い申し上げます
・早くしなさい! → 宿題は30分で終わらせようね
・〜はダメ → 〜しようね
・恥ずかしいから泣くのやめなさい → 〜ちゃんは泣くより笑った方が素敵だよ! -
Posted by ブクログ
今日は可愛いですね→今日も素敵ですね
これで実際保護者の地雷を踏んだわ。
可愛いは下に見た感じだし、はともでは印象が真逆真逆だから。
「〜しないで」より「「〜して」と肯定的に頼まれたりミスの指摘も未来に向けた肯定的なアドバイスの方が前向きに取り組んでもらえる。
「このくらいの仕事ならできるよね?」ではなく「この仕事をあなたにお願いしたいです」の方が良いのは、見下し試されると嫌な気持ちになり、信頼や期待が感じられるとやる気が湧くということ。お願いされた方は自分の何を期待されているのか相手の意図を知りたいものだから。
結局こういうことですね?→こういう理解でいいでしょうか?
こんなこと言いたくないんだけど→気になっているので伝えておくね
やる気あるの?→パフォーマンスが低いように見えるけど、何か困っている?
こうするべきだよね→こうしてください
ちゃんとしてやじこの作業は〇〇までやってください
そんなことも知らないの?→分からないことがあれば教えます
私も同じだから、分かる→同じではないけれど、分かる気がする
結果が全てだ→最後までよく頑張ったね
あなたのためを思って→私はこう思っている
それは違うでしょ→そうしたのはどういう思いから?
なんでも言いたいこと言っていいよ→困っていることはある?
なんとかなるよ→どうすればいいか考えよう
聞いてる?→今の話で分からないところはないですか?
ご理解いただけましたか?→ご不明な点がございましたら、何なりとお問合せください
うっかりしていました→私の認識不足でした
大変な思いをさせて、申し訳ない→混乱させてしまい、申し訳ない
来週お詫びに伺う→お詫びに伺いたいので本日お時間いただけますか?(迅速に!)
先日もお伝えしましたが→説明が分かり辛くて失礼しました
バタバタしていて→対応が遅れて申し訳ない
お返事は週明けで結構です→お返事は3営業日以内にお願いします
【子育てにも使える笑】
思いが強ければ強いほど「見守ること」「待つこと」は難しく、つい先回りして指示してしまうことも多いが、失敗で学ぶことも多く、小さな失敗を繰り返すことこそが成長に繋がる。先回りして失敗を防ぐのではなく、失敗してもフォローできる態勢を整えておくことが大事。親子といえど違う人間。「子供が自分自身のために」やれることを増やしてあげることで親子共に成長していけるといいですね。