あずみきしのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
設定の妙
どうやって興味を持ったのかは忘れたが、独特の世界にハマった。
シ村は総合案内。ニシ村は自殺課。名前にシが入るのだな、ふむふむ。死刑にならないとここの職員にはなれないらしい。
「命にかえても」:短い話の中で唐揚げが伏線で上手いなと思った。
「あしたのわたし」:虐待死の話で、中でも重い。虐待されながら母のことが好き、というのが・・・。他殺課イシ間登場。 -
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有名なバンドのとある曲に、「命が終わる要素は数えきれないほどあるが、命が始まるきっかけはひとつしかない」という旨の歌詞があるのですが、それを思い出すような漫画でした。文字通り人生は人の数だけあり、また死に方もひとえに「○○死」といっても千差 万別なのだということ。死ぬときに本当の自分の価値が炙り出されるということ。死は生と断絶されることであり、死んでしまえばもう一切現世に関われないこと。生死というのは作者の自己満足と面白さのバランス感覚が試される題材だと思いますが、作者の主張と物語の面白みとがしっかり両立できている作品だと思いました。続いているのにネタ切れ感のまったくないところも、その人の人生