秋田禎信のレビュー一覧
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ネタバレオーフェンは1巻から全部読んでる。
TOに移籍してから、なかなか新刊を追うことができなくなったが、やっと読むことができた。
あの無謀編のノリを再現して読ましてくれるのは嬉しかったし思わず笑ってしまった。ゴルゴンが、やはりいい味出してる。
残念に思ったこともあった。
ファンサービスだと思うが、牙の塔とトトカンタのメンバーを過去で会わせて欲しくなかった。
コミクロンとマジク。会っていないことはないけど。
あと、エバーラスティン家とチャイルドマン。たしかに親交がある設定はあったが、最接近領と掛け合わせなくても良かったのでは?1巻からかなり見方が変わってくる。ティシティニーはクリーオウを修行に出させ -
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ネタバレキムラックに潜入し、世界の謎へと迫る4巻。引っ張り続ける「世界の謎」とやらがまだ分からず、モヤモヤとするもののこれは苛立ちではなく焦ったさの混じった期待感である。特に劇場の再演でその一端に触れた時はゾクゾクしてしまった。「出し惜しみをしない」ことが美徳とされることが多いが、この作者の場合は逆に「出し惜しみ」が非常に巧みで、真実に擦るか擦らないかあたりで寸止めさせつつ、それでいながらしっかりエンターテインメントを魅せられるのが凄い。後半はオーフェンの禁忌の一つである人殺しがあり、なかなかに衝撃的な展開ではあったが、トライガンマキシマムのウルフウッドをなぜか思い出してしまった。これがどう転ぶかまだ
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Posted by ブクログ
ネタバレ2017年発行。あの攻殻機動隊の世界を土台にした、全編書き下ろしのアンソロジー。
このアンソロジーの中では円城塔の「Shadow.net」が一番好きな作品だったけど、これは『年刊日本SF傑作選 プロジェクト・シャーロック』に再録されているので、個人的にはそちらを購入するほうがオススメかなと。
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Shadow.net 円城塔 ★★★★☆
* 相貌失認症を持つ「わたし」は、プライバシーの観点から街の監視を行うシステム一部としての役割を担っている、という設定が、なるほど、と。近年(リアルの世界の近年)のAIによる顔認識技術は監視システムを強化したり、あるいは相貌失認症の人を支援したり、とい -
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ネタバレコミクロンが主人公の『我が呼び声に応えよ獣』直前の話。プレ編より後で、アザリーが変質して、キリランシェロが出奔して、チャイルドマン教室は瓦解状態。
ゴルゴンの誘いに乗って、最接近領の領主にコンタクトを取るはずだったが、手違いで山賊を助っ人してしまう。
コミクロンは白衣の美女のような姿で描かれるけど、おさげのちんちくりんとした印象からだいぶ変わったみたい。
またコミクロンの呪文が数字のコードみたい、など本編では描かれないことがわかる。
でも描かれるのがスカウトと山賊を勘違いしたコミクロンの姿だけで、そこに知性や拘りなどが見えてこないのが物足りない。私はもっと医療が得意なエリート魔術士が見たかっ -