秋田禎信のレビュー一覧
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オトナはいつだって、自身に都合のいい情報しか子供に伝えない。
誰が正しく誰が間違っているのかなんてことは関係なく、誠実に現実と向き合っていくことの大切さを主人公は学んだのではないだろうか。
邪魔なもの煩わしいものを排除して蓋をして見ないようにして、自分の生活を脅かすモノがなくなることで平和になったと...続きを読む匿名 -
黒魔術士の最高峰である牙の塔。そのエリート街道から外れてしまい、左遷も同然に商都トトカンタの支部に、ひっそりと勤める事になったハーティアの、とある派生の物語。
優秀(?)なキリランシェロの二人の姉達に、悪友として一緒に振り回されていた頃から、常にお調子者で日和見主義だった彼の元に、出世欲に燃えるコ...続きを読む -
オーフェンの第一部開始までの時間軸を描く第二弾。
主役はコミクロンに続いてハーティア。そこにコギーとキースまで巻き込んで一気に無謀篇の空気に。
コミクロンについて掘り下げた前作とは変わって、これぞ無謀篇とはぐれ旅の融合といった今作。
ハーティア、コンスタンス、キース、マリアベル、ケシオン、岬の楼閣と...続きを読むPosted by ブクログ -
1998年にオリジナル展開でアニメ化され、2020年に再び原作仕様でアニメ化しましたが、肝心の出来栄えの評価は微妙だったので、原作の方をしっかりと読み込んだ方が楽しめます。
当時二十歳から執筆し始め、今のラノベの原点を作った事、感謝と尊敬の念に絶えません。
秋田禎信先生、シリーズ完結おめでとうござ...続きを読む -
読み終わった後に「これぞ無謀編!」と思わずにはいられなかった。
何より素晴らしいのは、作者が原作の雰囲気をよく掴んでいること。
無謀編のあのなんとも言えないギャグシーンを、漫画としてうまく落とし込んでいる。
漫画を読んでいて思わず笑ってしまったのは久しぶりでした。
背景やその他の細かい描写も...続きを読む -
いわゆる「西部劇」だが舞台が日本だったら「時代劇」
ヨーロッパだったりイスラムだったり中国でも「時代劇」
バトルものライトノベルとどう違うかといえば
すなわち「時代劇」のどこがライトノベルでないかであり
単に対象想定読者年代が違うだけPosted by ブクログ -
車のCMをノベライズ……? と思ったけれど秋田先生のファンなので即購入。親子、会社の上司と部下、かつての親友どうし、遠距離恋愛中の恋人ふたり……CMのバージョンにあわせて5編の短編が集められている。「路」編がとてもよかった。大学生時代、カメラ仲間だった親友。同じカメラを買って、同じ写真を追いかけ、何...続きを読むPosted by ブクログ
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血界戦線ノベライズ第二段。オンリー・ア・ペイパームーンに引き続き、がっつり秋田節なのに目を疑うほど血界戦線で、読んでて楽しいわ痺れるわで大変だった……悪人よりもむしろ凡人(グッド・マン)のほうがよかれと思って最悪の事態を引き起こす。皮肉だけどそれは多分真実で。どうしようもない無残な現実の中で、それで...続きを読むPosted by ブクログ
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オーフェンシリーズの秋田禎信の新作一般小説。
存在するだけで一つの町の花粉を無害化する能力があるが、自身にとっては有害であるため外出時には宇宙服のようなスーツが欠かせない。そんな荒唐無稽な設定のあらすじから想像できないが、とてつもないマイノリティとマジョリティの話だと受け取った。
花粉を無害化す...続きを読むPosted by ブクログ -
純愛ものとして帯やあらすじを書かれているけれど、この小説のよさはそこではないと思った(出版社の方には申し訳ないけれど)。
いや、純愛要素はたしかにあるし、恋愛小説として魅力的な場面もある。ハルコは可愛い。ふたりの関係は切ない。だけどそれでもわたしにとってこの小説は、怒りと暴力についての物語であっ...続きを読むPosted by ブクログ -
漫画の主人公がハッキリ「レオ」と指定されているので、小説版もそれに倣ってか、終始レオ視点。(地の文は三人称だから、三人称単元視点)……な、おかげか…。すごくザプレオでした!ありがたくって涙がでるくらいザプレオでした!!
そもそも話の中心がザップさんと、ザップさんの元を訪れたザップさんをパパと言っては...続きを読むPosted by ブクログ -
サクセサー・オブ・レザー・エッジはここが原点だったのか。。。
鋼の後継。
キリランシェロだったときの彼。
プレオーフェン見たくなった。
この時点のオーフェンじゃまだキリランシェロには
及ばない。
次巻で対決するんだったと思うけど話を良く覚えていない。
読んでいた当...続きを読むPosted by ブクログ -
15年ぶりのオーフェン。
連載当時は途中で(キムラック編の後くらい?)力つきてしまって
結局結末知らずじまい。
その後、限定でキエサルヒマの終焉の存在と絶賛ぶりを知って歯噛みしたっけ。
復刻して本当に嬉しい。
一気見したいが為に毎月1冊づつ買いつつ、読まずに一年ガマンしたよ。
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結構好きなシリーズだったのに、もう終わってしまうのかと思った最終巻。・・・はあ、続いてほしかったなあ・・・。
この巻はブリアンがメインの話でしたか。まあ、最終巻にもってくるには相応しい話でした。
そしてなんていうか・・・読み終わったあとに残るしんみりとした、だけど前を向いて歩いていかなきゃ、みたいな...続きを読むPosted by ブクログ -
もういつ読んだか忘れてしまったくらい前に読んだライトノベルです。自分にとってラノベの原点と言ってもいいくらいの作品でもあります。
ブリアンが可愛くてしかたがなかったです。黒猫!金色の目はほんと最高です!
そして主人公のシャンクは苦労人。
他人?何それおいしいの?と思ってそうなどむーんや、基本的に他人...続きを読むPosted by ブクログ -
これもいつ読んだか覚えていません;;
とにかく、依澄れいさんの描くキャラクターはいいなあ。かっこういいしかわいいし。などと思っていました。
てか、「どむーん」って相変わらずとんでもない略し方だと思うんだけど。
この巻でもシャンクの苦労人生は全開。ミーティーとかベロとかも出てきて、もうほんとシャンクか...続きを読むPosted by ブクログ