秋田禎信のレビュー一覧

  • Your story with あなたとクルマの物語

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    「あなたと車どんな物語がありますか」のCMの短編集。
    自分には車とどんな物語があるか考えてしまう…そんな一冊です。

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    2025年11月19日
  • ハンターダーク

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    アンドロイドのSF系物語

    長編ファンタジーの魔術師オーフェンの著作者が、SF系物語を書くとこんな感じになるのか、という意外性だけでもかなり面白いw

    和風アメコミみたいな軽いノリで読めるので、ちょっとした待ち時間などに読めるのは良いです。シリーズとかではないのがちょっと残念。

    #エモい #感動する

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    2025年01月28日
  • 魔術士オーフェンはぐれ旅 手下編

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    原大陸編を読んで「マジクに何があったの?」と思い続けていた読者的に一番読みたかった話。これが読みたかった!!
    しかし肝心なピースが抜け落ちている。もっと読みたい。過去編描かれないんですか……?(作品化の予定はないらしい)

    シリアス展開から打って変わって無謀編でもここまでの飛距離は出ていなかった気がするトンチキ小話が出てくることにいっそ感動した。原大陸編を描ききった後でもこの読者を置いていくテンションが出てくるのすごい。

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    2024年11月15日
  • 魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(下)

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    ネタバレ

    ◆原大陸編シリーズを通しての感想

    物語にエンドマークが打たれても世界は問題を抱えたままその後も続いていく。
    20年前にエンドマークが打たれた物語と同じように。

    キエサルヒマ編をリアルタイム学生時代に追っていたファンとして、あれからほぼ20年後、大人になってからこのシリーズを読めて良かったなあと思った。
    キエサルヒマ編の終盤は当時の自分には理解できない部分も多く、あのエンディングで良かったのだろうか……オーフェンらしい選択ではあるのだが、という、納得しつつもすっきりはしない読後感が残っていたのだけど、原大陸編を読み終わった今でもそのすっきりしなさは解消していない。でもあの頃よりもずっと理解は

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    2024年11月04日
  • 魔術士オーフェンはぐれ旅 キエサルヒマの終端

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    学生の頃夢中で読んでいた富士見ファンタジア文庫版魔術士オーフェンシリーズのエピローグにして新編への前日譚のようなお話。(作者のホームページで原型となる話が公開されていたようだけど、そちらの存在は知らなかった)

    新編を読むにあたりはぐれ旅の原作を読んだのがあまりに昔で思い出せない部分もあったので令和版アニメを視聴したところ、アニメシリーズの最終話がちょうどこの部分のお話だった。
    アニメだと20分程度にまとめなければならない関係で展開が早くついていけない部分もあったけれど、小説版だとその点厚みのある描かれ方になっていて良かった。
    エンドマークが打たれた物語の先は大団円とはいかなくて、混乱と混沌が

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    2024年11月04日
  • ハルコナ(新潮文庫nex)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    高校生視点の現実

    オトナはいつだって、自身に都合のいい情報しか子供に伝えない。
    誰が正しく誰が間違っているのかなんてことは関係なく、誠実に現実と向き合っていくことの大切さを主人公は学んだのではないだろうか。
    邪魔なもの煩わしいものを排除して蓋をして見ないようにして、自分の生活を脅かすモノがなくなることで平和になったと思う大人たちが間違っているとは言えないのが現実の難しいところなのだと考えさせられる一冊となっている。

    #深い

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    2023年12月23日
  • 魔術士オーフェンはぐれ旅 ハーティアズ・チョイス

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    ハーティアとコンスタンツ

    黒魔術士の最高峰である牙の塔。そのエリート街道から外れてしまい、左遷も同然に商都トトカンタの支部に、ひっそりと勤める事になったハーティアの、とある派生の物語。
    優秀(?)なキリランシェロの二人の姉達に、悪友として一緒に振り回されていた頃から、常にお調子者で日和見主義だった彼の元に、出世欲に燃えるコンスタンツが上司と共に、厄介な依頼を持ち込ん来るのだが…。

    結局、最後の見せ場は謎だらけな執事キースが持って行く事にw
    小説の本編だと一巻でしか出番の無かった彼が、プレ編(学生時代)以外で出番があるとは、当時は思いもしなかったですね(約二十五年位前…あの頃は自分も若かったw)。

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    2022年06月26日
  • 魔術士オーフェンはぐれ旅 ハーティアズ・チョイス

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    ネタバレ

    オーフェンの第一部開始までの時間軸を描く第二弾。
    主役はコミクロンに続いてハーティア。そこにコギーとキースまで巻き込んで一気に無謀篇の空気に。
    コミクロンについて掘り下げた前作とは変わって、これぞ無謀篇とはぐれ旅の融合といった今作。
    ハーティア、コンスタンス、キース、マリアベル、ケシオン、岬の楼閣と濃いキャラ大集合。バトル、ナンセンスギャグ、心の実在と幅広く網羅する秋田先生の無茶なキャラを崩さずにシリアスへと取り込んだストーリーの巧さが光る。
    隙間編というコンセプトの通り、無謀編時点でのハーティアはなんであんなになっていたのか、トトカンタが戦場になったときになんであんなことするに至ったのか、と

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    2021年02月05日
  • 魔術士オーフェンはぐれ旅 新装版1

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    元祖ラノベ1994~2003

    1998年にオリジナル展開でアニメ化され、2020年に再び原作仕様でアニメ化しましたが、肝心の出来栄えの評価は微妙だったので、原作の方をしっかりと読み込んだ方が楽しめます。

    当時二十歳から執筆し始め、今のラノベの原点を作った事、感謝と尊敬の念に絶えません。
    秋田禎信先生、シリーズ完結おめでとうございます。続編はありますが…それはそれで別物なのでw

    #感動する #笑える #深い

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    2024年05月06日
  • 魔術士オーフェン 無謀編 第1巻

    オーフェン漫画で一番オススメ

    読み終わった後に「これぞ無謀編!」と思わずにはいられなかった。
    何より素晴らしいのは、作者が原作の雰囲気をよく掴んでいること。
    無謀編のあのなんとも言えないギャグシーンを、漫画としてうまく落とし込んでいる。
    漫画を読んでいて思わず笑ってしまったのは久しぶりでした。
    背景やその他の細かい描写も見事で、キャラクターの生活感まで滲み出ているのがすごい。まるで生きているようです。
    原作とはまた違った視覚的楽しみが味わえるのは、いちファンとして非常に嬉しい。
    無謀編が好きな方へ、ぜひオススメできる作品です。

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    2019年04月06日
  • ベティ・ザ・キッド(上)

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    いわゆる「西部劇」だが舞台が日本だったら「時代劇」
    ヨーロッパだったりイスラムだったり中国でも「時代劇」
    バトルものライトノベルとどう違うかといえば
    すなわち「時代劇」のどこがライトノベルでないかであり
    単に対象想定読者年代が違うだけ

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    2019年01月07日
  • Your story with あなたとクルマの物語

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    車のCMをノベライズ……? と思ったけれど秋田先生のファンなので即購入。親子、会社の上司と部下、かつての親友どうし、遠距離恋愛中の恋人ふたり……CMのバージョンにあわせて5編の短編が集められている。「路」編がとてもよかった。大学生時代、カメラ仲間だった親友。同じカメラを買って、同じ写真を追いかけ、何度もふたりで撮影旅行に行った。ふたりの道は卒業とともにわかれ、ひとりは趣味を趣味とわりきって雑誌編集の仕事に、もうひとりは内定を蹴って写真の道へ。「現実見ろよ」と吐き捨てて喧嘩別れになった友人との、二十年ぶりの再会。
    CMがもとだけあって、ある意味わかりやすい、いわゆる「ハートフルストーリー」ではあ

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    2018年01月31日
  • 血界戦線 グッド・アズ・グッド・マン

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    ネタバレ

    血界戦線ノベライズ第二段。オンリー・ア・ペイパームーンに引き続き、がっつり秋田節なのに目を疑うほど血界戦線で、読んでて楽しいわ痺れるわで大変だった……悪人よりもむしろ凡人(グッド・マン)のほうがよかれと思って最悪の事態を引き起こす。皮肉だけどそれは多分真実で。どうしようもない無残な現実の中で、それでも希望の筺の底に残る人間の善性を信じて諦めないこの不屈の感じ。以前からコラボや企画作品にも強い作家さんではあるけれども、秋田さんの哲学と血界戦線の世界観の親和性の高さがやばい。

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    2017年10月07日
  • ハルコナ(新潮文庫nex)

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    オーフェンシリーズの秋田禎信の新作一般小説。

    存在するだけで一つの町の花粉を無害化する能力があるが、自身にとっては有害であるため外出時には宇宙服のようなスーツが欠かせない。そんな荒唐無稽な設定のあらすじから想像できないが、とてつもないマイノリティとマジョリティの話だと受け取った。

    花粉を無害化する当人にとって花粉が有毒であるという設定が絶妙。みんなのために一人を犠牲にしているのではなく、その制度がなければ本人は狭苦しい施設で一生過ごさなければならなかったかもしれないため、絶対的に悪な制度とは言えない。

    中心人物であるはずのハルコがほとんど話さず意志も示していないことが不思議な雰囲気を醸し

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    2016年07月31日
  • ハルコナ(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

     純愛ものとして帯やあらすじを書かれているけれど、この小説のよさはそこではないと思った(出版社の方には申し訳ないけれど)。
     いや、純愛要素はたしかにあるし、恋愛小説として魅力的な場面もある。ハルコは可愛い。ふたりの関係は切ない。だけどそれでもわたしにとってこの小説は、怒りと暴力についての物語であって、義憤や、義憤に姿を借りた自己弁護がいかに簡単に人の目を眩ますかという話だ。
     人と人は、どうしようもなくわかり合えない。世界は複雑で、人間は複雑だ。だからわかりやすい話に飛びつく。わからないもの、自分に都合の悪いもの、自分を否定する他者を拒絶し、自分の怒りを正当化するために敵を作りたがる。群れて

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    2016年06月27日
  • 血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン

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    漫画の主人公がハッキリ「レオ」と指定されているので、小説版もそれに倣ってか、終始レオ視点。(地の文は三人称だから、三人称単元視点)……な、おかげか…。すごくザプレオでした!ありがたくって涙がでるくらいザプレオでした!!
    そもそも話の中心がザップさんと、ザップさんの元を訪れたザップさんをパパと言ってはばからない少女、なもんで。その二人の動向を終始追っちゃあ、ときにはザップさんの心情まで汲んで代弁するレオなんて、お前かなり先輩のこと理解してるな!? 愛だな、愛! てなるわけなんですよ。当たり前のように一緒に住んじゃうしなんなの? あなたがた夫婦なの? あ、どっかで結婚してた? ごめんそこ多分読み飛

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    2015年07月19日
  • 巡ル結魂者1

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    ネタバレ

    オーフェンシリーズと比べると大分、文章が分かりやすい書き方がされてるように感じた。

    内容は今風秋田風俺ツエー系ハーレム。
    しかしながら、女の子ばかりわらわら出てくる割にあまりハーレムって感じがしない。女性キャラが媚びてないからだろうか。

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    2014年04月30日
  • ハンターダーク

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    文庫化記念に再読。やーいやーすべてが好きだ。すごくまとまった心地よいエンタメでむちゃくちゃ格好いい。「失われた過去を求めて闇をさまようザ・ハンターと五人組」「謎の組織『結社K』との壮絶なる戦い」「SFニンジャアクション」というチープにすら響くキーワードを、そのオモチャのような魅力を最大限に生かしちりばめたド本気の小説。惚れるしかない。いいこと言ってるんだようもう!

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    2013年07月31日
  • ハンターダーク

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    ネタバレ

     びゅ、ビューティー・グレイスぅううう!!
     そ、そんな……すげー好みだったのに。非戦闘員だけど気丈でサポート頼まれたら見事にこなす遅れてやってきたヒロインって、すげー好みだったのに。よ、容赦ねえ。マジで容赦ねえ。
     一行だとハンナが一番好みで、次がミュンヒハウゼン。今までの秋田作品で一番その後が心配になる作品だったけど、大丈夫かなあ。ハンナはいつでもリモートされちゃうし、ハンターたちを超える最新型が続々投入されるだろうし。味方が増える可能性もあるのと、上も一枚板じゃないのが希望だろうか。

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    2013年07月12日
  • カナスピカ

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    読んだ後がとてもスッキリ!
    今まで読んだ中で一番映画になってほしいと思った本です!

    私はあまり感動ものが好きではないけれど、これは
    「爽やかな感動」って感じで読みやすかったです♪

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    2012年10月12日