切符のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
まぁ、アンソロジーですからね…
いろんな作家さんの解釈とそれぞれの味で描かれた別の俺ガイルの世界。いわばSSモノですね。
これはこれで十分有りかと思います。
まぁ、自分が一番気に入ったのは、やはり最後の渡航さんの書いたエピソードですね。
ちゃんと本編にも繋がってる様だし。
気付けば、もの凄くニヤニヤさせられてました。これだけでも買って損は無しです。 -
購入済み
渡航の短編に星5つ
アンソロジーには、作品への余程の愛情がなければ成り立たないと思うので、作者本人の短編に対しての星5つという事で。
今回の短編の見どころは「さすおね」といっても過言ではないw
作者のオタク気質が良く表れているww -
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Posted by ブクログ
・第1限 ロングバケーション
林檎のいない学校の日常風景...
・第2限 パズノラ
スマホゲームを金上と一緒に作るが、ベッキーのレアカードがまさかの大人気。リアルベッキーの釣書によって台無しに。
・第3限 春休み子供農林電話相談室
あまりにも癖の強いメンバーのため、....
・第4限 会長のおしごと!
生徒会長に立候補しようとする耕作。
・第5限 バイオ鈴木の消失
豆まきのときに引きこもっていたバイオの相談にのる。そして好きなホモ声優にプレゼントを贈ることに。
・第6限 農フーズ
廃棄物、優良誤認など、ガチの農業問題編。
・第7限 カワノススメ
林太郎のカヌー転覆事件
・第8限 2.14事変
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Posted by ブクログ
年が明けてからの田茂農林高校が描かれている11巻である。若旦那の意外な事実や、急転直下の結末がこの巻では描かれている。
全体的にはこれまでのエロパロ路線がかなり鳴りを潜めていて、内容は充実している。農業高校物として質の高い内容が多く、たとえば第七限の「とある農家の品種目録」などはその最たるものだろう。
これまでのエピソード集的な内容からは少し離れ、連作短編のような形で連なっていっているのも特徴だろうか。それだけに、一冊として読み進める楽しみも充実していた。
大きな展開は結末のみであるが、全体的に充実した内容だった。星五つと評価したい。
そろそろ物語も佳境に入ってきたのだろうと予測さ -
Posted by ブクログ
さすがにこれは星五つをつけざるを得ない。ベッキー、彼らはただ純粋なだけで悪意はどこにもないのですよ。
それはさておき、今回はインターンシップと就活にまつわる話。
様々な世界があるという入り口程度で、紹介されている様々な職種への踏み込みが浅いのは残念なところだが、これは致し方ないところもあるか。
驚きを伴った内容は、おそらく取材をベースにしたものだろうから、なおさら驚きは大きい。日本というものは広いものだ。
全体的にパロは抑え目で、これくらいがやはりちょうどいい。
冒頭のベッキーの作文が、伏線としては回収されていないところが気にかかるが、良い巻だった。今回も楽しませていただいたよ。 -
Posted by ブクログ
農業ドタバタ8巻目。修学旅行から帰り、緑園祭の準備編。短編集。前巻から、金上が可愛いくてどうしよう!
梨の病気の原因が一見関係なさそうなとこにあったり、スーパーの問題や、間違った森への知識など、考えさせられるとこが盛りだくさん。
デカメロンの対策は、吉田さんのおっぱい回のためのネタ。ゲイ爆弾はバイオのネタ。そう思ってた私は甘かったわ。実際あるとか……世界は広いw
花園カヲルの真面目な一面とか、金上さんの優しいとことかキャラを掘り下げつつ、農業してました。
株を上げたキャラがいる一方、ブレないバイオのおかげで、使わない無駄知識が増えちゃったー(=´∀`)人(´∀`=)
修学旅行の写真を -
Posted by ブクログ
スーパーでの売り上げ対決でも思ったが、やはりこの物語はリアリスティックに結論を出す。今回の結末など、まさにその通りで、個人的にはこれで良いと思う。
ベースにある物語は相変わらず硬派だが、細かな章立てで四天農のキャラを深める良いエピソードも含んでいて、特にホモの彼と金上さんはかなり株を上げたことだろう。
もともと金上さんの株は高いだろうが、ますます上がったに違いない。これは今度の人気投票が楽しみなような、林檎ファン的には戦々恐々なような。
しかし、中でもバイオさんが幅を広げないで、むしろ深きに飛び込んでいったのはさすがというか、なんというか……。 -
Posted by ブクログ
こんなラノベを待っていた!! ここまで真摯に青春を描いた作品に巡り合ったのは久しぶりだ。
本作は吸血鬼の少女と人間の少年の普通の恋物語である。
今までにも吸血鬼を描いた物語は数多くあるが、大抵の作品では最終的に戦闘シーンが入る。
だがこの作品にバトルはない。
名作に贅肉はいらないのだ。
あるのは青春の甘酸っぱさだけ。
ヒロインは安易なデレ方をしない。メールをしても大丈夫だろうかという不安。自意識過剰だとは思われないか。
相手は自分の事を好きなのか。いや、その前に自分は本当に相手の事を好きなのか。
手を繋ぎたい。二人で出かけたい。キスもしたい。
でも、昼と夜が分かつ、近くて遠い二人の距離は -
Posted by ブクログ
文句なしの名作である。ここまでの四冊の中で、最もバランスがとれていて、最も面白かった。
その場限りのギャグは抑えながら、全体的にコメディ色を損なわず、物語で物語っている。ストーリーの道筋も今までとは段違いに明瞭である。
それに、ギャグの切れ味も尋常ではない。切符さんは逆の意味で絵が上手すぎる。こんなに笑ったのは久々だ。
何より、あれだけの大演説を振りながら、木っ端微塵にしてしまう展開は爽快極まりない。それを挿し絵で表現するところに、ライトノベルの真骨頂ここに極まれりと感嘆しきりである。
惜しむらくは、林檎の森ガール(笑)姿の挿し絵がないくらいか。それ以外は文句の付けようのない、実に -
Posted by ブクログ
身の詰まった良い作品である。パロネタエロネタが多く、ギャグ小説としてノリは軽い。しかし物語はよく描かれているし、キャラも立っている。
白鳥さんの作品は蒼海ガールズも読んだが、本当に丁寧に下調べをする方で、しかもそれがよく物語に昇華されている。
エロネタ抜きのシンプルな作品も読んでみたいものである。ライトノベルの枠を踏み越えて作品を生み出せる人だと思う。
悩んだが、星五つとした。
こうしたギャグ小説はわっはっはと笑って消費するのが望ましくて、こう、本来は星五つで「名作だ」だなんて大上段に評するものではないと思う。
もちろん、よくできた作品で、星五つで当然だとも思うが。