瀧本哲史のレビュー一覧
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雑多な世界に立ち向かうために、インプットも雑多に!
「読書」そのものに関する本は、タイトルで興味が湧きさえすればまず買うようにしています。そんな私なのでこのタイトルにはしてやられたといったところで、「読書」と「格闘技」という一見ミスマッチな組み合わせに一目惚れ。イノベーションを感じずにはいられないタイトルでした。読書そのものにあらたな価値を見出せるかもという期待を抱かせるいいタイトルだと思います。次にどんな人が書いてるかカバー袖の略歴を眺めてみる。1972年生まれ、東大卒の投資家で経営コンサルタント、そしてびっくりしたのが略歴のしめに2019年に逝去とあったことです。この文庫版は2021年の -
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ネタバレ上司にお勧めされて読みました。
時間の使い方を考えた方が良い、会社の人と飲みに行っている時間を無くした方が良いと言われ、そのバイブルがこの本だったのだと知りました。
友達じゃなくて仲間をつくれ、仲間を作るために、自分でビジョン・ストーリーを作れ、自分自身の人生を生きろ。という熱いメッセージにすぐ動かねば、という気持ちになりました。
わたしが特に、自分ができていないなと思うのはギブの精神。とにかくギブをしまくり「ギブのネットワーク」を生み出すこと。ギブアンドテイクという言葉がありますが、弱い人間なのでテイクがないと不安になり、テイクしてくれない人のことは良くない印象を持ってしまいます。今日からそ -
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「学問のすすめ」が実は福沢諭吉のビジネスだったという観点は斬新で面白かった。
書店に自己啓発本が腐るほど並び、オンラインサロンやビジネス系インフルエンサーが乱立する現代は、まさに不安解消マーケティングによって弱者をカモろうとしているのだなぁと。
コモディティ化する=買い叩かれる。
これは商品やサービスだけでなく人間も同じ。
であれば、自分はコモディティではなく、スペシャリティになればいい。
そのためには、まず自分を知ることが非常に重要。
そして、他と差別化するために「ストーリー」を付与する。
その上で、すべての行動を「投資」と捉えて考えてみる。
本質的な投資とは、自分の肉体、知性、人間 -
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私たちは、未来が今より進歩していることを期待する。進歩には水平的進歩(グロバリーゼーション)と垂直的進歩(イノベーション)がある。垂直的進歩とは、本書のテーマである、ゼロから一を生み出すことだ。
著者のPeter Thielさんは、私と同い年。1998年にPaypalを創業し、2002年にeBayに売却後は、投資家として数々のIT企業を支えてきた。Paypal出身者はPaypalマフィアと呼ばれ、テスラやYoutubeなど、数々の会社を立ち上げてきた。第一次トランプ政権を支え、まさにアメリカの歴史を生きている。
日本語版の序文を寄せた瀧本哲史氏は、その興奮を語っているが、調べてみると若くし -
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友達がいないと悩む人(子)向けの本かと思ったら、全く違うジャンルの本でした。意識の高い高校生や大学生が読むとなにかをキャッチできるかもしれないと思いました。ビジネス書とまではいきません。
筆者は人生に友達はいらないと言っているのではなく、「仕事仲間と友達は違う」、「仕事には友達ではなく仲間が必要だ」と言っています。
本の中で取り上げられている会社がいくつかありますが、10年前にこれだけの会社をとりあげられているのはすごいと思いました。
この手の本は賛否両論や好き嫌いなど相性があると思います。納得がいかない事に目くじらをたててダメだしをするのではなく、なるほど一理あると思いながら読み進める -
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全体的に新しい学びがなかった。。
が、それはむしろ2011年刊行の本著の著書の考え方が、2024年の今、ある意味当たり前の考えとして浸透してるからとも言える。そう言った意味で素晴らしい書籍だったと捉えられる!
【学び】マーケターの考え方。
【実践】成功報酬型、情報弱者向け、しょぼい業界でのイノベーションを企画、実行。
【まとめ】
①勉強できてもコモディティ
•勉強させる裏に不安解消マーケティングがある
•勉強コストが下がった
•福沢諭吉は勉強しないと格差ができると言うメッセージで慶應のマーケティングを行った
•スペシャリストが生き残るが、油断するとコモディティ化になる
②本物の資本主義が -
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ネタバレ2011年出版なので若干古いが、現在でも就職活動を準備する学生や、第二新卒で転職活動をする社会人が読むと得るものがたくさんある働き方論。興味・関心がわいた箇所は以下。
「ある会社やある個人が、みんなから悪口を言われて、大変厳しい状況にあるとき、そんなときこそ、投資を検討するまたとない機会だ。なぜならば人は苦境に苦しんでいるときに応援してくれた人のことを、決して忘れないものだからだ」
「会社のヒエラルキーと自分の役職の威光があったから、部下が言うことを聞いていただけ」
「自分自身の過去に大きなコンプレックスを持っているとしたら、それはリーダーになる大切な素養を持っているということなのかもし -
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誰かが買ったのか父が送ってきたのか記憶はないけど、長くずっと本棚にあった本
気になりながらなぜか手に取ることがなく、ふと先日手に取って読み始めてみたら、一昨年若くして亡くなられた滝本哲史さんの本だし、息子たちの進路に何か良いアドバイスや問いかけができたのではなかったか、とか「もっと早く読んでいればよかったのに!!」と大後悔。
これが10年前に出版されていた本とは。
「もっとも大切なのは、人々と違う「インプット」を得ることだ。人間の行動(アウトプット)は、インプットの結果である。だから行動を変えようと思うならば、インプットを変えなければならない。」
「自分自身の人生は、自分以外の誰にも生きる