あらすじ
「人間のコモディティ化」「ブラック企業」……時代を読み解くキーワードを生んだ前著『僕は君たちに武器を配りたい』(2012年ビジネス書大賞受賞)から2年……ジュンク堂池袋本店で漫画『ワンピース』を抑えて年間1位、東大生協でいちばん売れる気鋭の学者でエンジェル投資家の瀧本氏の書き下ろし新刊。テーマは、グローバル資本主義を生き抜くための「武器としてのチーム」だ。
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タイトルに騙されるな!!!
大事にすべきなのは、同じ方向性をみて、違う視点から物事を磨き上げられる仲間だ!という感じの内容(ざっくりすぎる)
様々な事例を取り上げてくれるのでイメージも付きやすく、説得力のある文章だった。(某CEO兼クイズ王がおススメしていて読んだのだけど、ほまによかった)
間をあけて、自分がチームメンバーになったときとか、新しいチームにジョインしたタイミングでもう一度読み返してみたいなぁ
Posted by ブクログ
言いたいことはよく分かった。自分自身が所属をしていると感じるコミュニティについて今まさに心のどこかで求め始めている要素を後押ししてくれている気もする。
自分の解釈としては、「真に目標や目的に向かって直向きに行動するとき、自然と”仲間”が必要になったり、共鳴してくれた他人が”仲間”になってくれる」というイメージで、前者の為にコミュニティは数多く所属した方がいいし、後者の為に楽な道に流れないことが重要だと感じる。
まあともかく、良い本だなと自分は感じました
Posted by ブクログ
何も夢がないのなら、東大に行けとこの本に書かれていました。ドラゴン桜見たいな話ですが日本の旧帝国一流大学に進学する理由は、質の高い学友を手に入れるため。
そしてこれは友達作りではなく、人生を生き抜き戦うための仲間を作ること。
Posted by ブクログ
瀧本さんの本はどれも熱い心で書かれたクールな論理の本です。
七人の侍やRPGに例えて、友達ではなくチームを集めろ、と書いてます。
とても重要だと考えた部分は、すでにできているものを踏襲する組織は凡庸で良いこと、です。世の中はスーパーチームだけでできているわけはないし、みんながみんな攻めてばかり、リスクを取ってばかりではマズイわけです。だから、普通のチームも普通に成果を上げるためには必要だと、ひっそりと書いてあります。
現在好業績を上げている会社は、実際にはほとんどが凡庸なチームで構成されています。
例えばトヨタなんて、プリウスで培ったハイブリッド、何年アレで稼いでますか。要するに最初の一歩はすごいチームがやるんだけど、その後は堅実にやりきること、むしろこちらが大事です。
読み方がひねくれてるがしれませんが、そんなふうにも読める本です。
Posted by ブクログ
久しぶりに自己啓発本を読んだけど、かなりの良作だった。
映画『七人の侍』をはじめ、馴染みやすい映画作品や有名企業に関する実話を交えながらチームづくりをメインに話が進んでいく。
タイトルが非常に目を惹いたので手に取ったが、最後のページでタイトルの真意が記されていてオチも完璧で、物語を読んでるような満足感で本を閉じることができた。
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今自分がキャリアについて悩んでいる時期ということもあり、自分の生存戦略として指針にしたいと思った部分があった。若手でキャリアに悩む人にもオススメしたい。
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今ある交友関係を見直すきっかけになる本。
この先、自分の人生をしっかりと生きていくのあれば、一緒に遊んだり楽しんだりできる友人ではなく、同じ目的へ進むことを目指せる仲間が必要になるとのこと。
狭いコミュニティのなかだけで生きていてはいけないなと感じさせてくれた1冊だった。
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目的を持ったチームをつくり、目的が無くなったり、組織がダメになったら解散
ストーリーを3分で語れるように練習する。
ストーリーには基本がある。
ストーリーのコアを作る
カスタマイズする
練習をする
Posted by ブクログ
グローバル化によりコモディティ化(代替可能で低賃金で労働すること)が加速。
解決策は目標を達成する手段としての仲間(チーム)を結成し取り組むこと。
しかし目標達成すればすぐに解散する。
学生起業した例がいくつか取り上げられており、
社会人経験がない彼らが成功できたのは、
同じビジョンを持ち、補完し合う仲間がいたから。
とりあえず同じビジョンを持つ優秀な仲間と成し遂げるべきという本。
Posted by ブクログ
まず著者の経歴がすごいので、説得力がありました。そして、出版から10年近く経った今読んでも、通じる内容が多々ありました。これは、いかに著者が普遍的な真理を見抜いていたかの証だと思います。良いチーム作り、ひいてはこれからの日本の行く末を案じ、進むべき方向性を示してくれる本書は一読に値します!
Posted by ブクログ
多様性を意識したチーム作りの大切さがわかった一冊。
本書では投資家やコンサルとして様々な企業を見てきた著者が考える理想の組織のあり方について、7人の侍など幅広い例をあげて詳しく記述されており、気づきが多くメモ必須です。
以下、印象的だった点
●多様性のあるチームが強い
著者の経験が語られます。この人は未知数という人や未経験の人が大きな成果をあげた例があげられます。逆に鳴り物入りで即戦力として入社した人が全然期待はずれだったという例も語られています。わたしの職場は多様性を意識した組織だろうか、その中での自分の役割は?と考えさせられました。
●ビジョンをもって仲間集めしているか?
大きすぎるビジョンをもち、それに賛同する仲間を集め行動できているか?会社員だからそんなのできないよと言っていてはもったいない!いつでも仲間集めはできるそうですよ。特に会社外の趣味のグループなど志は同じグループなどはいざというときに意外な力を発揮してくれるそう。古文書研究会のつてからバスを調達できた話はとても興味深かったです。
●母親のみの役割しかないのは危険
自分を評価する指標が「子供のパフォーマンス」になってしまうからです。これが意味するのは・・。ある目的をもった集団に複数所属することで「快適な」生活が実現できると主張されています。わたしはそれを「自分らしい」人生の過ごし方のヒントではないかと感じました。
なお、著者の総論は「2020年6月30日に~」を読めばさくっとわかります。こちらもとても気づきの多い一冊です。
Posted by ブクログ
亡き瀧本さんが若者を焚き付けてくれている本だけど、50のオッサンも焚き付けられてます。
古来の日本は多民族国家だったし、農耕民族はリスクテイカーだ!とかの煽りも好き。
若者こそが新しい世界を作っていくという話だけど、若い時に世界を作り損なったオッサンも参加してもいいよね?とか思いました。
Posted by ブクログ
いい意味で言葉のナイフで身体がズタズタに切り裂かれていく感覚。朝日の話は読み飛ばした。
「人間は合理的に動いていない組織に長時間属していると、物事をロジカルに考える能力が確実に低下していく...(p80,p115)」
「周りにロクなやつがいないというのは、鏡に向かって悪口を言うのに等しい(p171)」
ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへ(p299-)
Posted by ブクログ
自己啓発の泥臭い部分に目を背けず、かといって愚直さにのみ武器を見出さず。どこまでもクレバーで、表出せざるを得ない情熱があり、それを客観的に捉えわかりやすく伝えることができる瀧本氏は本当に傑物だ。
「〜武器を配りたい」と通底するメッセージは類似しているが、よりピュアに伝わってくるような感覚がある。
読んでいて感慨がこみ上げてくる川鍋さんとの一幕のように、よりパーソナルな筆致で綴られているからなのかもしれない。
Posted by ブクログ
刺激的なタイトルだが、社会に貢献するビジネスを志すすべての若者にエールを送っている一冊。
私なりの言葉で、本書から学んだことは以下になる。
薄っぺらい友達ではなく、共にビジネスを通じて社会に貢献する戦友をつくることに力を入れるべきだ。
多様性を受け入れ、一つの目的に向かって歩むチームメンバーは、流動的であるべきで固定化してはいけない。
大きな風呂敷を広げて、共に目指す目標に向かって歩んでいこう。
人と人との弱いつながりからメンバーとなる人物に巡り会える可能性が高い。
黒澤明監督作品『七人の侍』は最高の映画だ!(笑)
著者の瀧本さんは、残念ながら若くして亡くなられた。もっと多くのことを語ってほしい人物だった。残念でならない。
Posted by ブクログ
●2025年5月26日、東京大学・書籍部にあった。セッションで寄った日。
衝撃的なタイトル。正当化してほしい。
●2025年6月8日、ヤフオクで「瀧本哲史 600円以下」などで検索して出た。450円。
→表紙を見てびっくり!この本このまえ東大の書籍部でみたよー!となった。
Posted by ブクログ
上司にお勧めされて読みました。
時間の使い方を考えた方が良い、会社の人と飲みに行っている時間を無くした方が良いと言われ、そのバイブルがこの本だったのだと知りました。
友達じゃなくて仲間をつくれ、仲間を作るために、自分でビジョン・ストーリーを作れ、自分自身の人生を生きろ。という熱いメッセージにすぐ動かねば、という気持ちになりました。
わたしが特に、自分ができていないなと思うのはギブの精神。とにかくギブをしまくり「ギブのネットワーク」を生み出すこと。ギブアンドテイクという言葉がありますが、弱い人間なのでテイクがないと不安になり、テイクしてくれない人のことは良くない印象を持ってしまいます。今日からその印象をやめ、とにかくギブをしまくる。ネットワークを作ります。また、関係の弱いコミュニティもわたしに足りない要素。会社が学生時代の友人だけでない、今のわたしに必要なコミュニティを求め続けようと思いました。
Posted by ブクログ
友達がいないと悩む人(子)向けの本かと思ったら、全く違うジャンルの本でした。意識の高い高校生や大学生が読むとなにかをキャッチできるかもしれないと思いました。ビジネス書とまではいきません。
筆者は人生に友達はいらないと言っているのではなく、「仕事仲間と友達は違う」、「仕事には友達ではなく仲間が必要だ」と言っています。
本の中で取り上げられている会社がいくつかありますが、10年前にこれだけの会社をとりあげられているのはすごいと思いました。
この手の本は賛否両論や好き嫌いなど相性があると思います。納得がいかない事に目くじらをたててダメだしをするのではなく、なるほど一理あると思いながら読み進めるのが良いと思います。
Posted by ブクログ
冒頭から読み始めて、7人の侍を見ていないのを残念に思ったけれど、3時間27分って……無理。
ヒーローの神話スキーム、勇者が冒険で出会うべき人々、共感を呼ぶストーリー、ゲマインシャフトとゲゼルシャフト、興味深い話題が盛りだくさん。
半世紀以上生きてるおばさんだけど、思わずでっかいビジョンをぶちあげてストーリーを語りたくなってしまいましたよ。
とりあえず、引っ越してきたばかりの新しい土地で、仕事と何の関係もないつながりを作るところから始めてみますか。
Posted by ブクログ
SNSとか異業種交流会で知り合う人脈なんて要らない。七人の侍の様にやりたい事をやりとげる為にプロフェッショナルなチームをつくれ!ルパン一味だったり麦わら海賊団だったり、最近だと葬送のフリーレンの勇者一行だったりかな。
まぁ下らない飲み会ばっかりやってる傷を舐め合う「友達の」集まりより、チームワーク出来る仲間を結成しろと。
でも、たまにはグダグダしたいよなぁ
Posted by ブクログ
ある目的のために集まり、その達成に尽力する。それが仲間である。仕事などの目標達成を掲げる上で、似通った考えを持つ友だちは必要ない。
これは、学校での部活や学級でも当てはまることで、私自身、中高の部活で“全国大会出場”という目標を掲げ、みんなで頑張っていた。
しかし、その目標を達成してからは部活をしていなかったし、友達のように今現在でも関係を持っている訳では無い。良い意味で、目標以外の考え方は全然違い、一時的な関係なのだなと考えた。
Posted by ブクログ
良いチームの条件とは
ビジョン、多様性、責任、信頼性があること。
馴れ合いではなく、互いに高め合える関係であることが大切。
具体的なチーム事例や、自分の位置付けを振り返る方法が書いてあり参考になった。
あと日本人は東アジアのリスクテイカーだという視点は新鮮だった。
Posted by ブクログ
タイトルが刺激的で、こんな本を買っている父親をうちの娘は冷たい目で見ていたが、プライベートで仲の良い「友だち」のことを言っているのではなく、ビジネスなどで何か成果を挙げるのに必要なのはこうした「友だち」ではない、という話。
人々が共感できるビジョンを打ち立て、そこに集った仲間と全力で達成し、そしてまた別れていく。本当の仲間ってそういうものであるべきだ、仲良しこよしで集まって、仕事した気になって日々を食い潰すなということなんだと理解した。
しかし、この著者の方、亡くなっちゃったんだよな。本当に残念だ。。
Posted by ブクログ
潔いタイトルに惹かれて読みました。
読む前は「君に友だちはいらない」=「我が道を行け」みたいなことかと思いましたが、
「友だち(ごっこ)ではなく"仲間"と繋がれ」ということみたいです。
あるべき個人のスタンスや、所属チーム(会社)を選ぶ場合の観点、成果を出すチームの構成等について書かれています。
個人的には、一見関係のない複数のコミュニティに属し、そこで通じ合う人を見つけ、「会う頻度に関わらず自分にとって重要な人・信頼できる人」との関係を持っていると良いといった話は納得しました。
あとは基本的に、著者の言葉は個人や若者のパワーに訴えかけているように感じられ、一読者として勇気をもらいました。
その他、以下の項目で現状の人間関係(ネットワーク)の棚卸しをしてみようという提案もあり、振り返りのきっかけにもなりました。
・自分が頻繁に会っている人はどういう人か
・たまにしか会わないけれど重要な人は誰か
・どれほど多様なコミュニティに属しているか
・自分の近くにいる人で、別のコミュニティのハブになってくれそうな人はいるか
Posted by ブクログ
本書のエピグラフ、オーシャンズ11、高慢と偏見、指輪物語、ハリーポッター、故郷。故郷は、読書は格闘技で、紹介されている。指輪物語は、西海岸の投資家が好む物語。
第5章がセンスが出ていて、未来志向で良い。戦友と共に、リスクを取って未来を切り拓こう。
他は学生、高校生に。
Posted by ブクログ
『君に友だちはいらない』というタイトルだが、中身は、著者がエンジェル投資家として(ビジョンや事業内容が固まっていないことも多い)ベンチャー組織を判断するときに、うまくいく組織であるかを見極める際に考えていることや、なぜそれが成功のために大事なのかについて書かれている。
仲良しごっこではなく目的を持った秘密結社をつくり、目的を達成のために合理的に働くこと、チームのなかで自分のポジションをつくることが参考になった。自分が巻き込む側でも、チームの一員として巻き込まれる側でも、チームが成功できるかを客観的に測る視点ができる。自分の人的ネットワークが自分自身であるというのは耳が痛い…。