瀧本哲史のレビュー一覧

  • ミライの授業

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    昭和世代のいうことを聞かなくてよいという冒頭解説が、ドキッとした。
    成功者も視点を変えてみると機会を自ら逃していたり、疑う力(クリティカルシンキング)の大切さを小学生高学年や中学生向けにちょうどよいと思う。教養も広がって○。

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    2023年01月12日
  • 君に友だちはいらない

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    まず著者の経歴がすごいので、説得力がありました。そして、出版から10年近く経った今読んでも、通じる内容が多々ありました。これは、いかに著者が普遍的な真理を見抜いていたかの証だと思います。良いチーム作り、ひいてはこれからの日本の行く末を案じ、進むべき方向性を示してくれる本書は一読に値します!

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    2022年10月08日
  • ミライの授業

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    おすすめいただいた著者の方の本を読んでみました。14歳に向けた本だが、とても学びの多い一冊でした。

    ●ナイチンゲールの偉業話より
    思っていることをただ伝えるだけでは理解されないようなことを、数字や統計を利用することで説得力を持たせる。こういうプレゼン力はやっぱり大事だなと感じました。

    ●ベアテの偉業話より
    男女平等を訴え日本国憲法を作ったというのはとても素晴らしいなと思った。が、男尊女卑を男女平等に進化させたゆえに生まれた「両性の結婚」という言葉。それが今の同性婚を求める人たちを苦しめていると思うと、複雑な気持ちになりました

    ●伊能忠敬の偉業話より
    今の北海道の地図作りから始まり、幕府か

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    2022年08月24日
  • ミライの授業

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    14歳向けの児童書とあるが、大人が見ても勉強になる。むしろ頭の悪い自分にはちょうど良かった。
    教養を身につけたかったので、勉強になった。
    色々な偉人の紹介から、我々は何を学ぶべきか、かこの人から未来のためにどうするかという本。

    パラダイムは世代交代しないとシフトしない。ルールを変えるのはいつも新人。会社でもそうかも。

    冒険には地図が必要。地図はざっくり。
    旗は誰もいない場所に立てる。

    ニュートン。ナイチンゲール。森鴎外と高木兼寛。嘉納治五郎。ベアテ・シロタ・ゴードン。ココ・シャネル。
    特にナイチンゲールが目からウロコだった。

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    2022年06月05日
  • 君に友だちはいらない

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    多様性を意識したチーム作りの大切さがわかった一冊。
    本書では投資家やコンサルとして様々な企業を見てきた著者が考える理想の組織のあり方について、7人の侍など幅広い例をあげて詳しく記述されており、気づきが多くメモ必須です。
    以下、印象的だった点
    ●多様性のあるチームが強い
    著者の経験が語られます。この人は未知数という人や未経験の人が大きな成果をあげた例があげられます。逆に鳴り物入りで即戦力として入社した人が全然期待はずれだったという例も語られています。わたしの職場は多様性を意識した組織だろうか、その中での自分の役割は?と考えさせられました。
    ●ビジョンをもって仲間集めしているか?
    大きすぎるビジョ

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    2021年12月12日
  • 読書は格闘技

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    ショウペンハウエルの『読書について』と主張は似ているのだろうかと思いながら読んで、ある意味では重なっていて、異なる点を上げれば「考えながらたくさん読め。そしてさらに考えろ」ということだろうか。
    本を読んで考えるのは難しい。読書したらその内容を頭の中にインストールしてしまうからだ。その時点で、「その内容は妥当か?」と批判的に立ち返るには独力では難しい。本について語り合う誰かが必要とされる所以だろう。
    しかし瀧本氏は良き方法を提示してくれる。それは、対立している主張内容の本をそれぞれ読む、という方法である。当り前に聞こえるが、中々実行しようと思わない方法だけに、そうだよなぁ、としみじみ感じる。

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    2021年11月03日
  • 読書は格闘技

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    同じテーマで悩む人でも、どんな本が刺さるのか、複数の視点で面白い。

    文章を一読しただけで、瀧本さんのアタマの良さがすぐに滲み出てくる様も、不思議。

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    2021年10月09日
  • 君に友だちはいらない

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    亡き瀧本さんが若者を焚き付けてくれている本だけど、50のオッサンも焚き付けられてます。
    古来の日本は多民族国家だったし、農耕民族はリスクテイカーだ!とかの煽りも好き。
    若者こそが新しい世界を作っていくという話だけど、若い時に世界を作り損なったオッサンも参加してもいいよね?とか思いました。

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    2021年10月02日
  • 読書は格闘技

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    ネタバレ

    書店でちらちら目にしてはいたものの、長らく手を出せていなかった瀧本さんの本をここに来て読みました。
    対立するようなテーマを扱う2冊以上の本を自分の頭の中で比較することで、自分ならではの視点を発見する…というのが、この本で語られている、本をただ読んだだけで終わらせない手法の1つなのだと思います。具体的な対立するテーマと参考になる本、著者自身の発見も分かりやすくまとまっていて、すごく読みやすいです。
    もっと本が読みたくなる本だと思います。

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    2021年09月27日
  • 君に友だちはいらない

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    いい意味で言葉のナイフで身体がズタズタに切り裂かれていく感覚。朝日の話は読み飛ばした。

    「人間は合理的に動いていない組織に長時間属していると、物事をロジカルに考える能力が確実に低下していく...(p80,p115)」

    「周りにロクなやつがいないというのは、鏡に向かって悪口を言うのに等しい(p171)」

    ゲマインシャフトからゲゼルシャフトへ(p299-)

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    2021年09月22日
  • 君に友だちはいらない

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    自己啓発の泥臭い部分に目を背けず、かといって愚直さにのみ武器を見出さず。どこまでもクレバーで、表出せざるを得ない情熱があり、それを客観的に捉えわかりやすく伝えることができる瀧本氏は本当に傑物だ。
    「〜武器を配りたい」と通底するメッセージは類似しているが、よりピュアに伝わってくるような感覚がある。
    読んでいて感慨がこみ上げてくる川鍋さんとの一幕のように、よりパーソナルな筆致で綴られているからなのかもしれない。

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    2021年09月17日
  • 君に友だちはいらない

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    刺激的なタイトルだが、社会に貢献するビジネスを志すすべての若者にエールを送っている一冊。
    私なりの言葉で、本書から学んだことは以下になる。
    薄っぺらい友達ではなく、共にビジネスを通じて社会に貢献する戦友をつくることに力を入れるべきだ。
    多様性を受け入れ、一つの目的に向かって歩むチームメンバーは、流動的であるべきで固定化してはいけない。
    大きな風呂敷を広げて、共に目指す目標に向かって歩んでいこう。
    人と人との弱いつながりからメンバーとなる人物に巡り会える可能性が高い。
    黒澤明監督作品『七人の侍』は最高の映画だ!(笑)

    著者の瀧本さんは、残念ながら若くして亡くなられた。もっと多くのことを語ってほ

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    2021年07月15日
  • 読書は格闘技

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    読書とは単に知識を仕入れることだけではなく、自分なりに解釈して常に批判的な視点を持ち続けること。瀧本さんはそのような読書との向き合い方を「読書は格闘技」と表現した。

    読書への姿勢とは別に驚いた点が2点。一つに瀧本さんの読書量が半端ない。学者としての側面もあるから当然と言えば当然なのかもしれないが、学術書だけでなく、小説、ビジネス書などいろんなカテゴリをカバーしている。

    もう一つは、読書のアウトプット。1冊の本から得られるものを無駄なく吸収して自分のものにしている。だからこそ的確な批判的思考ができるんだろう。

    quote:
    必ずしも読書で得た経験が明日からすぐに役立つ必要はないとも私は考え

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    2021年05月22日
  • ミライの授業

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    「僕は君たちに武器を配りたい」を読んでファンになった瀧本哲史さんの本。どの本も分かりやすいが、この本は14歳向けに書かれており特に読みやすい。亡くなってしまったことが本当に悔やまれる。
    14歳向けだが、大人が読んでもとても気づきが多い、大人こそ読む本だと思う。

    なぜ勉強するのか?それは魔法の力で未来を変えるため。例えば江戸時代の人から見たら、当時無かった技術ばかりの現代の生活は魔法(例:スマホ、テレビ、飛行機、地下鉄…)。勉強はその技術に必要で、勉強とは魔法の基礎を学ぶこと。

    そして未来を作るためには過去を知る必要がある、として世界を変えた偉人の生き方、考え方を紹介している。

    法則1 世

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    2022年07月05日
  • ミライの授業

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    この人の文章は読みやすいし、読んでて活力を湧かしてくれる。どのようにして、前を向けばいいかを、論理的にたとえ話で分かりやすく伝えてくれる。こんな文章がかける人になりたいと率直に思った。

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    2025年09月25日
  • 僕は君たちに武器を配りたい

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    社会で生き残っていくための思考法としての『武器』を授けてくれる本。
    すでにある技術や知識を、組み合わせたり、つなげることができる人が、生き残っていける。
    新しい発想は既存の知識から生まれる。
    今あるものもやがて「コモディティ」となり、「当たり前」のものになっていく。
    自分の仕事を「投資家」の目線で考えてみる。
    どれも入口として大変面白いものでした。
    ここからさらに深堀りしていくための、『とても優良な水先案内人』のような本だと感じました。

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    2025年09月07日
  • ミライの授業

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    「世代交代が時代を変える」これは文化、政治、スポーツなどの数多くの場で当てはまることなんだろうな。推しても引いてもどうしようもなかったら、時間に任せるという選択肢を持っておくことは非常に重要である。空白地帯やひっくり返せる余地が限りなく小さくなった現代ではその難易度はとてつもなく高くなっている。そんな中でもこれからの未来で世の中をひっくり返せる人は出てくるんだろうな。

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    2025年08月20日
  • ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

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    競争をせず、楽観して未来を描け!

    超がつくほど有名な本書。悪名高いピーター・ティールだが、さすが本質を突く明快な主張が多い。
    世界を変えた起業家の見えている世界と視座は、途方もなく広く、高く、そして希望に満ちている。常に加速を追い求める彼の肩に乗れた、濃密な1.5時間だった。

    ティールは「完全競争下では収益が消滅するため、できる限り避けるべき」と主張する。これはビジネスだけでなくキャリアにも当てはまり、多くの人間がアップサイドのほとんどない無意味な競争に駆り立てられている。富を生まない競争の先には破滅しかない。
    人々を競争に駆り立てる力はイデオロギー化しており、その背景には「あいまいな楽観

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    2025年08月14日
  • ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

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    中盤無駄な部分が多々あったけど、著者が言いたいのは競争より独占。

    分散よりひとつのもの、ひとつのことが他のすべてに勝るということ。

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    2025年08月08日
  • 僕は君たちに武器を配りたい

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    過激なタイトルに惹かれて読みました。

    内容は、社会の成り立ちからこの本のキーワードとなるコモディティ化を切り口に今後の生き方の指針について書かれています。

    日本で将来どんな仕事が、したいかと聞かれるとスポーツ選手、公務員、会社員など雇われる側もものがほとんどである。

    これは、知らず知らずに親からいい会社に入りなさいなど言われてきた結果ではないかと思う。

    お金も自由も欲しいならば、雇う側にならなければいけない。

    子供の時から選択肢を減らす事のないように、社会の現実を伝えていき、その上で雇う側か雇われる側かを選んで欲しいものです。

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    2025年07月26日