瀧本哲史のレビュー一覧
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ネタバレ2019年に逝去された瀧本氏の読書論。
そのエッセンスを一言で述べるならば、「批判的に、そして、背景を理解して読書せよ」ということでしょうか。
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批判的にという観点では、テーマがあるとして、一つの見方を提示する書籍のほかに、正反対の意見・相反する意見の書籍も読んでみることを勧めています。そしてそれらについてあら捜しというか、論理のほつれ等に留意しながら読むように仰っています。
一例としましては、『読書とは他人に考えてもらうことだ』と主張するショーペンハウエルの「読書について」、バーサス、『能動的に読み、著者と対峙して、それまでの自分のものの見方と比較することで、考え方を進化させろ』と -
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多様性を意識したチーム作りの大切さがわかった一冊。
本書では投資家やコンサルとして様々な企業を見てきた著者が考える理想の組織のあり方について、7人の侍など幅広い例をあげて詳しく記述されており、気づきが多くメモ必須です。
以下、印象的だった点
●多様性のあるチームが強い
著者の経験が語られます。この人は未知数という人や未経験の人が大きな成果をあげた例があげられます。逆に鳴り物入りで即戦力として入社した人が全然期待はずれだったという例も語られています。わたしの職場は多様性を意識した組織だろうか、その中での自分の役割は?と考えさせられました。
●ビジョンをもって仲間集めしているか?
大きすぎるビジョ -
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ショウペンハウエルの『読書について』と主張は似ているのだろうかと思いながら読んで、ある意味では重なっていて、異なる点を上げれば「考えながらたくさん読め。そしてさらに考えろ」ということだろうか。
本を読んで考えるのは難しい。読書したらその内容を頭の中にインストールしてしまうからだ。その時点で、「その内容は妥当か?」と批判的に立ち返るには独力では難しい。本について語り合う誰かが必要とされる所以だろう。
しかし瀧本氏は良き方法を提示してくれる。それは、対立している主張内容の本をそれぞれ読む、という方法である。当り前に聞こえるが、中々実行しようと思わない方法だけに、そうだよなぁ、としみじみ感じる。
こ -
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読書とは単に知識を仕入れることだけではなく、自分なりに解釈して常に批判的な視点を持ち続けること。瀧本さんはそのような読書との向き合い方を「読書は格闘技」と表現した。
読書への姿勢とは別に驚いた点が2点。一つに瀧本さんの読書量が半端ない。学者としての側面もあるから当然と言えば当然なのかもしれないが、学術書だけでなく、小説、ビジネス書などいろんなカテゴリをカバーしている。
もう一つは、読書のアウトプット。1冊の本から得られるものを無駄なく吸収して自分のものにしている。だからこそ的確な批判的思考ができるんだろう。
quote:
必ずしも読書で得た経験が明日からすぐに役立つ必要はないとも私は考え -
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滝本先生の本は何個か読んだことある気がしてるが、この本も面白かった。特に響いたのはRound6の才能と環境の話と、Round11の良書は旧友って話。
読書は格闘技って聞いて、批判的にバチバチになって本を読めってことなんでしょう?って思うかもしれない。し、実際そうせよって言ってるようなもんやけど、ただタイトルを見た時の予想や今まで聞いたことがある読書論と違っていたのは、好意的に解釈はしてあげようぜっていうのは良かった。そうじゃないとただの揚げ足取りやでって話。「まあそらそうやろうなあ」と思いはしたけど批判的に読もうとするとそうなることが多いと思う。
別にこれはこの本の本質じゃないからネタバレ -
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ネタバレ相当前に購入した積読のひとつ。
もう初版から10年が経ってしまった。
14歳へ向けた内容となってはいるが、
「かつて14歳だった」すべての人に向けて語られるものであり、いつ読んでもいい。
過去の偉人たちの足跡を追いながら、
未来を切り拓いてきた史実を元に
これからを歩んでいくヒントを拾い上げていこうという感じの本。
今のこどもたちにどれくらい響くのか、ということを考えながら読んでいたが、今のこどもたちは割とクールだ。この内容がそのまま著者の意図する熱量で伝わるかと言ったら、おそらく無理だろうと思う。
前例のないことや、偉人たちの打ち立てた栄光などは、
遠すぎて、当事者生も薄く、他人事に感 -
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読書についてのあれこれ。超のつく読書家である瀧本さんの読書術は、タイトル通り格闘技だという。ショウペンハウエルの「読書とは、他人にものを考えてもらうことであり、読書家は自分で考えないバカものである」的な考え方を理解しつつ、物申す一冊。その本が書かれた時代や社会背景、著者の置かれた立場を理解し、書いてあることを疑い、批評すること、これを格闘技に例えている。これはよく理解できる。流行りの小説ならば楽しく読めば良いのだが、ノウハウ本や啓発本などはちょっと待てよと警戒しながら読むのがちょうど良い。しかし、こうやって慎重に読むことが新たな解釈を生み出し、読書の満足度を向上させるのは間違いないだろう。例え
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ネタバレ・人間は合理的に動いていない。組織に長期間属していると、物事をロジカルに考える能力が確実に低下していく。そういう組織に順応すればするほど頭が悪くなり、組織に順応することができなければ精神を病むことになる。純軟式切ってしまった人は、自覚症状を持つことができないまま、言い訳能力と自己自慢力だけが向上していくのである。
・どこで価値を出すか考える。商品を売るよりも副産物的な価値を売る方が商品が売れるかもしれない。
・ヒーローズジャーニー
1Calling
2 commitment
3 Threshold
4 Guardian
5 Demon
6 Transformation
7 Complete -
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生き残るためにはスペシャリティな人間、唯一の人になる。
分からない差異は差異ではない。はっきり目に見える差異が大丈夫。
トレーダー、情報を右から左へ流すだけの人は生き残れない。
エキスパートは生き残るのは難しい、ニーズが社会変化で消える。
マーケターは顧客が共感できるストーリーをつくり、顧客を再定義する。新しくない要素の組み合わせで差異をつくる。
自分も商品。売る場所を変えると結果は異なる。
イノベーションは新結合。まずは徹底的にぱくる。パクった企業をたたきつぶす。
リーダーは凡人をマネジメントするチカラが大事。クレイジーなひとがリーダーになれる。素晴らしい人はリーダーになれない。リーダーは敵 -
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ネタバレゼロ・トゥ・ワン
―君はゼロから何を生み出せるか
ペイパルの創始者で今はベンチャーキャピタルをやっている著者が、スタートアップに特化した自らの体験に基づく考えを披露しています。
まず、大胆に通常信じられている以下の常識に対して
1. 漸進主義
2. リーンスタートアップ
3. 革新より改良
4. 販売よりも製品
著者は以下のように主張しています。
1. 大きな賭けをしろ
2. 成功するための計画を持て
3. 競争するな
4. 販売は製品と同じくらい大切
自らいくつかの会社を経営しながらドットコムバブル、リーマンショックを生き延びてきた著者の言葉には重みがあります。
他にも以下のポイントが印