苫野一徳のレビュー一覧

  • 10分からはじめる「本質を考える」レッスン~親子で哲学対話

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    自分が子供と本質観取をできるかどうかは別として、(自身のファシリテーション力に自信無し)
    本質を知ることは、子供にとっても、生きることを楽にしてくれる、ということがわかった。
    「幸せとは、満たされていることの味わいである」という定義が、自分の考えにしっくり合致した。

    また、本質観取が、絶対に正しい本質を追求するものではなく、みんなが納得できる共通了解を見出す営みである、という民主主義の発想であること希望を感じ、小学校や中学校でどんどん広がって欲しいなと思った。

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    2025年12月13日
  • はじめての哲学的思考

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    哲学と宗教、科学との違いが理解できた。
    人間はどうしても自分の経験でしか物事を語る事が出来ないから、自分の経験は自分の経験に過ぎないという事を自覚しておくべきだと思った。
    哲学書だと思って読み始めたけど、哲学の思考方法を学ぶっていう感じで普段の実生活に哲学を生かせるんだということが面白かった。

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    2025年11月06日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    10代に向けた哲学者による本の読み方、読書ノートの作り方。
    「信念補強型の読書」と「信念検証型の読書」という命名(著者の師匠である竹田青嗣氏の言葉らしい)が分かりやすくてよい。読書だけでなくSNSなんかはまさに「信念補強型」の読み方をしちゃっているなぁと反省。

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    2025年08月30日
  • 10分からはじめる「本質を考える」レッスン~親子で哲学対話

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    哲学についてのいろいろは難しかったけど、親子で対話してるところはなるほどね〜と思うことがたくさんあった。
    わたしなら言葉にできないだろうことも言葉にできているこの方の娘さんが凄すぎるなとも思った。

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    2025年05月09日
  • 子どもたちに民主主義を教えよう

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    高次目標を念頭に置いてそれに叶うかどうかで判断しようという点は全ての組織マネジメントに通じるところであるが、作者のプロフェッショナリズムが高すぎて少し読んでて胸焼け。

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    2025年03月08日
  • はじめての哲学的思考

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    ネタバレ

    自分の経験を過度に一般化する=一般化のワナ。有識者会議でも多い。自分の経験にすぎないことを自覚する。=議論を建設的にする方法。

    問い方のマジック=二元論的な問い、どこからが砂山でどこからが砂粒か、人間は平等か不平等か、など。
    帰謬法=相手を言い負かすためだけの議論。相手の主張の矛盾や例外を攻撃する方法。

    超ディベート=共通了解指向型対話=勝ち負けでなく共通の了解事項を探る。

    意味とは欲望のこと。欲望の前には遡れない。何が欲望を抱かせるのか、はわからない。しかし、意味を見いだすのは、ある欲望があるから。
    欲望に基づく信念が生まれる。信念=欲望の別名。信念ではなく欲望で話したらどうか。理解し合えるのではないか。=超ディベートの方法。

    欲望を知れば自分と折り合える。
    不幸とは欲望と能力のギャップである。
    欲望を変えることができる=人間の希望。

    欲望がわからない場合=自分が何をしたいのか、何を欲望しているのかわからない。その場合は、1,価値観、感受性を刺激するものにたくさん触れる、2、掃除する=何でもいいから行動する、ことでほんのわずかな意味を知る。

    ~すべし、=当為、という。事実から当為は導かれない。事実からわかるのは解釈だけ。
    客観的な事実に依拠して当為を導くのは、事実を都合よく要望の材料にしているだけ。
    人を殺してはいけない、という当為は、自由の相互承認というルールを編み出したからこその当為。人間だから、という事実からではない。遺族のことを考えたら死刑を認めるべき、も成り立たない。

    思考実験は問い方のマジック、であることが多い。中間の答えを探す。

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    2024年10月25日
  • 教育の力

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    よい教育とは「自由の相互承認」

    なるほどと思った。

    そして二項対立にしがちな話し合いにはならないように気をつけなければならないと思った。
    どちらかが正しいと思ってしまうような声かけや話し合いは違う。

    AでもBでもないCを生み出す過程を子どもたちに考えさせたいと思う。

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    2024年10月19日
  • はじめての哲学的思考

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    場づくりやファシリテーションの方法論について述べた文献は時々目に入るけれど、その場を設ける意味からしっかりと書き始めてくれているところに好感を持ちました。
    シンプルな言葉は目指すものじゃなくて、複数人に共通する要素になるように削ぎ落としていった結果の1つ、といった方が個人的にはしっくりくるような。

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    2024年09月07日
  • 『エミール』を読む

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    解説本というよりかは、エミールという題材を起点として、著者の体験や考えていることを述べられているように感じました。
    これをきっかけにエミールの原著の翻訳本にもいつかはチャレンジしてみたい。

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    2024年07月14日
  • 子どもたちに民主主義を教えよう

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    主張が明確で分かりやすかった
    主体性のある、自律した、問題解決能力を育む教育が大切
    →誰も取り残さない社会、平和が最終目的
    →対話できることの重要性、ディベートではなく超ディベート

    対立構造を作らない、戦わなくていいところから変えていく

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    2024年05月25日
  • 子どもたちに民主主義を教えよう

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    本番さながらの選挙についてや、横断歩道を事例とした海外との違いなど、とても興味深い内容だった。疑問に持つことも重要。ただ一方で、社会の慣習に寄り添う場面も少なからず必要だと思う。そうした中、双方の主張を踏まえた新しいアイデアを出して合意形成を図る発想は、新鮮でとても良い。まだまだ、学ぶべき事があることを痛感する。

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    2024年05月12日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    中学生向けのシリーズだが、前半と後半で最適な読者が異なる内容に感じる。読書の意義は、読書を好まない子ども向けだろうが、その子にとって後半の読書レジュメの作り方はハードルが高すぎる。
    悪い内容ではないが、どのような子に薦めればよいか迷う本。

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    2024年03月16日
  • はじめての哲学的思考

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    哲学というより、考え方について教えてくれる本(哲学はそもそも考え方についての学問であるが)
    わかりやすく、論理的で有意義なことしか書かれてないと思う。とても良かった。

    書いてあったことは大体こんな感じだった。
    ・私達の生きる世界に絶対的真理はなく解釈があるだけ。(あったとしてわからない)
    ・自身の体験を一般化して語ることの危険性。
    ・二元論は非常に誤解を招きやすく、本質的な問題解決には繋がらない事が多い。
    ・所謂思考実験は問いに作者の欲望(価値観)が隠されていることが多く、二元論で答えることができない問題も多い。その為、問い方を変えた方が良い事がある。
    ・あらゆる原説は帰謬法によって否定可能である。例えばカラスは黒いという言説も、人間が思う黒が必ずしも絶対的な黒ではないなどと反論できる。そもそも私という存在すら疑うことができる。→だからデカルトは我思う故に我ありをすべての基本として考え出した。
    ・事実と主張は別である。その2つは切り分けて考えなければならない

    SNS上で揚げ足取りとしか言いようのない、論争以下の言い合いを毎日のようにしている現代人の私達が、改めて学ばなければいけないことが書いてあると思った。

    後半に叙述される恋の本質についての章も非常に良かった。

    恋とは自己のロマンの投影と、それへの陶酔である。自分が無意識的に(あるいは意識的に)積み上げてきたロマン(理想)を相手に投影して、それに陶酔するのだ。と作者は言う。恋をした時に自分はこの人がタイプだったんだ。この人に恋するために今まで好きなタイプがあったんだと思うような瞬間はこのせい。それはその人自身ではなく、理想が好きなだけとも解釈できるから、ある意味残酷だけど、確かにそのとおりだと思う。自分も、今まで、これみよがしに自分の異性のタイプを公表する人に対して同じ事を、つまり相手にではなく、その人に投影して映し出された自分の理想に恋しているだけではないか?という疑いを持っていたから、これは自分だけではなかったのだと安心できた。
    もう一つは可能性について。ハリウッドスターやアニメキャラに憧れることはあっても恋することはないだろう。それは可能性が限りなく0に近いから。恋はそんな憧れを現実世界に見いだせた時に発生する。これもたしかに納得できる。
    この章で、作者の情熱的な語りもあって、恋への憧れが加速した。

    物事を考える時の方法を実践的な方法で学べた。いい本。

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    2024年05月16日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    なぜ本を読むのか?
    シンプルだけど答えづらい問いに向き合う本。
    自分をGoogleマップにするため、経験だけでは得られない知識を蓄えるため。
    著者に学校の先生向けに講演会してほしい。

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    2024年01月16日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    本は編集者、校正者、作者の合作。
    熟成度が高い。
    本を構造的に捉える。背景も含めて。
    問いは何か。どのような方法で解こうとしているか。答えはなにか。

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    2023年07月13日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    中高生くらいの若者向けの読書論。読書をすることでどんないいことがあるのか。どのように本を見つけて読んでいけばよいのか。本から得たものをどのように残していくのか、という三つの章で展開していく。

    本を読むことの意義として、最初に語られるのが「クモの巣電流流し」だ。バラバラだった知識が、ネットワークのようにつながることで、新しい閃きが生まれることを表現した比喩だ。そのため、著者は、本を読むにあたって、広く多読することを重視する。
    また、知識というのは、いつでも何かための「道具としての知識」で、わたしたち自身の興味や問題意識の大切だという。ただ、この自分自身の興味や問題意識を見つけることこそが、実はけっこう難しいのではないか、とも思った。どうしても、「知のネットワーク」ができるまでの道のりは、そこそこかかるし、それまでの全く分からない期間を乗り越えるには、それなりの忍耐やこの先にもっといいことがあるという期待感が必要のように思う。
    本書は、全体を通して、そうした個人の持っている知的好奇心を信じた展開だったように感じる。

    面白かったのは、「信念補強型の読書」と「信念検証型の読書」のところだった。本を読むときの態度として、自分が初めから考えていたことを確認するための読書と、それを本当にそうなのか、と揺さぶるための読書があるという話だ。
    どうしても、自分の考えていたことを肯定してくれる話を読むことは心地よいものだ。好きな著者の本や、好きな分野の本ばかりを読み漁ったりすることの楽しさは、自分の考えを狭めることの原因になることは、経験的にも思うことだ。だからこそ、「自分の信念や考えは本当に正しいのか、妥当性を持っているのか、自分で自分を厳しく検証しながら本を読む態度」(P87)は、大切な態度だよな、と思う。
    ただ、これもけっこう高い意識を必要とする態度なのではないかとも思う。
    全体を通して、本が好きな自分にとっては、うなづけることがたくさんあった一方で、本を読むこと、学ぶことに対して、ストイックになれる人向けの本であった。

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    2023年06月05日
  • 教育の力

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    古い著作ではあるが、ハッとさせられる内容だった。特に、人材の流動性についてと、同質性を求められる空気感についてのくだり。大人もいっしょ。

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    2023年04月01日
  • 「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学

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    能力と欲望の不均衡が不自由、と言うのはまぁ確かにと思ったが、それをどう克服するのかはありきたりというか的を射なかった。

    それよりも引用されていた
    知性は運命を無効にするという言葉が心に残った。

    唯一、思考だけが人間を自由にするのは同意。世界は解釈次第なのだと思う。

    あと、多数のコミュニティを持つとか、個人として認められる場が必要とか、そのへんは実感と一致していた

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    2023年01月26日
  • 愛

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    愛とは何か?それはいかにして可能か、という問いはまさに今自分自身が考えるべき問いだ。

    読み終えたときに、その瞬間の自分なりの答えのようなものを求めて読み進めた。


    内容は、すごく哲学的でわかりにくい。
    だからこそ、そこに包含される意味合いは読み手によって変わり、同じ読み手であってもその読むタイミングによって変わるのではないかと感じた。
    正直、今はよくわからない部分が多かった。

    愛というテーマについて考えるには、とても良い本だと思うから折をみて読み返したい。

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    2022年12月14日
  • 「学校」をつくり直す

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    Twitter社の多くの社員が解雇されたニュースが現代社会の不安定さをよく表している。そんな社会の中では自分が、「自由にそして幸せに生きるためにはどうするべきか?」についての問いを立て課題を解決する『探求の力』が求められる。
    知識を詰め込むだけの学校教育は既に終わった

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    2022年12月04日