木村元彦のレビュー一覧

  • オシムの言葉

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    サッカー素人ではあるが、当時のジェフの試合はとても魅力的だったし、オシムのインタビューに惹かれていたのを思い出す。その背景にこのような祖国の厳しい歴史に巻き込まれていたことに驚かされた。

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    2025年08月23日
  • オシムの言葉

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    ずっと読みたいと思っていた本。オシムの言葉は魅力的で、重みがあって、ユーモアセンスにあふれていた。歴史的背景、その悲痛さも含めて、全部受け止めながら生きてきた彼の人生に、尊敬の念を抱かざるを得ない。

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    2025年01月02日
  • 新版 悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記

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    先に言わせて頂きます。この本は凄まじいです。とにかく読んでほしいです。それも今すぐ!できるだけ早く!

    ロシア・ウクライナ戦争に揺れている今だからこそ大切な一冊です。

    この本で語られることはあまりに衝撃的です。

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    2024年08月19日
  • 誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡

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    1990年生まれの私はピクシーことストイコビッチ氏といえば監督のイメージがあったのですが、この本を読んでストイコビッチ氏がいかにすごい選手だったかがよくわかりました。

    全世界から悪者と一方的に報道され制裁を受けたセルビア。そのセルビア(ユーゴ)代表として苦難の道を歩むこととなったストイコビッチ氏のサッカー人生は凄まじいものがあります。

    私はこれまでボスニア紛争について学んできましたが、セルビア側から見たユーゴ紛争を知れたのは非常に貴重な読書になりました。

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    2024年08月19日
  • オシムの言葉

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    オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える
    著:木村 元彦
    集英社文庫 き 10 3

    イビツァ・オシム Ivica Osim
    旧ユーゴスラビア 現ボスニア・ヘルツェコビナ サラエボ生まれ
    (1941.05.06 - 2022.05.21)
    偉大なる指導者の言葉は残念ながら、今は遺言となってしまった
    今さらながらに、このストイックな親日家にこういいたい。
    「ありがとうオシム。日本に来てくれて、本当にありがとう」

    気になったこと、オシムの遺した言葉は以下です。

    「君たちはプロだ。休むのは引退してからで十分だ」

    「今日、唯一良かったのは、全員が最悪のプレーをしたという点だ」

    「本当に

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    2024年06月13日
  • コソボ 苦闘する親米国家 ユーゴサッカー最後の代表チームと臓器密売の現場を追う(集英社インターナショナル)

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    ネタバレ

    旧ユーゴスラヴィアで何が起こっているのかを描写し、サッカーを通じた視点で伝えてくれる一冊。そのなかで、鹿島のポポヴィッチ監督の背景も知ることができる。複雑な状況にある旧ユーゴスラヴィア地域の実情を知ることができる貴重な書籍。

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    2024年04月24日
  • コソボ 苦闘する親米国家 ユーゴサッカー最後の代表チームと臓器密売の現場を追う(集英社インターナショナル)

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    私は予備知識として、オリバー・ストーン監督の動画
    「UKRAINE on FIRE」*と「Revealing Ukraine 2019」*を事前に見ていたので、本書で語られる事が早く理解出来た。

    コソボ、旧ユーゴスラビアの問題は(一義的にはロシアが悪いが)ウクライナの問題、更にはパレスチナの問題に酷似している。

    それはどういう事かと言うと、戦争、紛争の機序が同じなのである。

    所謂「アメリカ帝国主義」は支配したい国や地域にスパイを送り込み、ある勢力を抱き込み、そこの人々を恐ろしいやり方で分断、対立させ、支配するのだ。
    支配されるとそこには米軍ないしNATO軍基地が作られ、訴追と納税が免除さ

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    2023年06月07日
  • コソボ 苦闘する親米国家 ユーゴサッカー最後の代表チームと臓器密売の現場を追う(集英社インターナショナル)

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    「民族の争いに翻弄されるフットボーラーたち」(帯より)
    「サッカーの神はユーゴの才能を分断した」(イビツァ・オシム 帯より)

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    2023年03月11日
  • 徳は孤ならず 日本サッカーの育将 今西和男

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    ネタバレ

    育将といっても監督やコーチが主な職務ではない。晩年はゼネラルマネージャーとして、経営数字の立て直しやスカウティングに舵を切った方だ。

    しかし、サンフレッチェ広島ではお金がなく生え抜き選手を育てる以外にない状況で、
    ジュニアユースチームの立上げや寮の設立。

    日記や個人目標の設定など、当時としては新しいメンタルトレーニングを取り入れている。

    チームの成長フェーズに合わせて欧州から監督を招致し、自分だけでなく選手にも英会話を習わせた。

    そんな今西氏の信念は「こいつらをサッカーバカにしたくない」で、初回面談では「引退したら何をするつもりなんだ」と選手に問う。

    岐阜FCでは前任者が作り出した多

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    2022年10月15日
  • ぼくは挑戦人

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    モデル前田エマさんがお薦めされていて、気になり手に取りました

    著者はプロパフォーマーの ちゃんへん. さん

    彼の幼少時代から現在までの生活する中での問題意識への考え方が前向きであり(そうではない時もあったようだが)、仕事をうまくやっていくための過去の出来事についての分析の仕方に圧倒された
    短時間で改善すべきところに目をつけ、良くしていくところが純粋にすごいと思った

    特に筆者が、アフリカのスラムでパフォーマンスをしていたエピソードが印象的、金正恩やマイケルにあったことも

    それと筆者や彼に関わった人々が発する勇気や挑戦心をくれる言葉がたくさん

    ちょくちょく「僕(著者)のエピソードが結果と

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    2022年07月12日
  • ぼくは挑戦人

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    安田菜津紀さんの「あなたのルーツを教えて下さい」を読書中にちゃんへん.さんのことを知り、安田さんの本を読み終える前にこちらを読んだ。小学生時代の壮絶ないじめ、豪胆な母の教育、民族への強い思いを持った祖父母が語られた後、まさにパフォーマーとして「挑戦」人として世界を駆け巡る筆者。スラム街では命の危機に遭いながらも、まさに芸は身を助くる以上の奇跡にも巡り会っていく。スンバラシイ!良い本に巡り会った!

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    2022年04月23日
  • ぼくは挑戦人

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    いかに自分が無知なまま過ごしているか、深く実感させられた。
    一方で、著者のチャレンジ精神と実行力に清々しい読後感もあり。良著。

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    2022年02月23日
  • 徳は孤ならず 日本サッカーの育将 今西和男

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    なんて「映えない」タイトルと装丁(と帯…)なんだ。
    でも、この文庫本の強さはそこなんだなと読後に思う。

    前半パートのエモいエピソードで押し切らず、後半パートでは事実を積み重ね、ある組織の問題を追求していく。
    そして、それらを繋ぐのはスポーツheads大好物の系譜の物語。
    今西氏から紡がれたハードワークがここで躍動している。

    木村元彦氏のドキュメンタリーは、友だち皆んなに感想聞きたい。

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    2022年01月22日
  • ぼくは挑戦人

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    在日コリアンの世界チャンピオンの自伝書。
    面白過ぎて止められず、3時間半で一気読み。
    めちゃくちゃ泣いてちょっと笑って、知らない世界の現実を垣間見て。頭の中を刺激されて。心と頭が忙しかった。

    【最高にしびれたおかんのセリフ】
    ▶校長先生へ
    「学校からいじめがなくならんのは、学校で子どもたちにとっていじめよりおもろいもんがないからや!子どもたちにいじめよりおもろいもん教えたれ!」※要約
    ▶いじめっ子へ
    「素敵な夢持ってる子はな、いじめなんてせえへんのや。お前らのやってることはただの弱いもんいじめや。強さを自慢したかったらルールのある世界で勝負せえ!」

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    2021年05月10日
  • ぼくは挑戦人

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    ちゃんへん.さんのパフォーマンスを生で見たくなる。
    でも、それまでにもっと過去のことを知らねば。勉強せねばと思う。

    ちゃんへん.さんが小学生の時にいじめられた時に、校長、いじめた子たちに放ったお母さまの言葉が心に刺さる。

    「それはな、この学校で、子どもたちにとっていじめよりおもしろいもんがないからや!お前、学校のトップやったら子どもたちにいじめよりおもしろいもん教えたれ!じゃ、わし帰るわ」
    「素敵な夢持ってる子はな、いじめなんてせえへんのや。お前らのやっていることはただの弱いもんいじめや。強さを自慢したかったらルールのある世界で勝負せえ!」

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    2021年05月02日
  • ぼくは挑戦人

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    ネタバレ

    「異文化理解」について大学で学んでいる私。自宅近くのこじんまりした書店でたまたま見つけたこの一冊はきっと運命だと思う。最後の最後にタイトルの本当の意味がわかります。

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    2021年04月24日
  • 悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記

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    この本は、著者・木村元彦によるユーゴ内紛のルポタージュである。
    ピクシーことドラガン・ストイコビッチ選手の華麗なサッカーに魅了され、ユーゴスラビアサッカーを愛してやまない著者が
    「サッカー」というフィルターを通して、自らの目と耳と足で体験した当時のユーゴ情勢を
    一般人の目線でそのまま書き綴っている。
    なので、これまでレビューしてきた本(小説)とは根本的に趣が異なる為、点数による評価は控える事にした。
    (何となく、小説と同じ土俵に乗せるべきではないと判断した為。小説とルポの上下関係だとか、そういう意味は全くない)

    先にも述べたように、著者はユーゴスラビアという国をとても愛している。

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    2021年03月14日
  • 争うは本意ならねど 日本サッカーを救った我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール

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    著者の木村元彦さん、我那覇選手の姿勢、後藤医師、チームドクター連盟の方々、そして我那覇選手のため、ひいては選手たちのために立ち上がったすべての方々の尽力に心から敬意を表したい。
    そして、とても大好きなオシムさんの言葉が随所に出てくるところもオシムさんの人を表していてとても胸が熱くなりました。

    本書を読んでいて、悪しき体育会系主義、過ちを認められない権力、権威、長というのは本当に害悪でしかないと感じました。

    サッカーであれなんであれ人はミスをする。間違いもする。それならば、間違えてしまったこと、ミスしてしまったことを認め、そのうえで正しい判断をしていくことが大人であると考えます。

    それさえ

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    2021年01月26日
  • オシムの言葉

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    【所感】
    読みやすく、オシムの哲学に触れる一冊。サッカー監督の枠を超えた哲学には脱帽

    【覚えておきたいポイント】
    ミスした選手を試合で使わなくなったら、その選手はミスを恐れてリスクを冒さなくなる。懲罰を与えるのではなく、考えさせる

    批判に耐えられないのならば、代表監督になどならない方がいい

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    2021年01月02日
  • ぼくは挑戦人

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    オモニが素敵すぎる。ちゃんへん。さんが、学校で暴力を受けて、そこへやってきたオモニが校長先生に放った一言が、真理すぎて震えました

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    2020年10月21日