藤原眞莉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
素晴らしいです!よほどの歴史好きじゃないと、里見氏の存在そのものは知っていても、義豊のことは知らないと思いますが、そのマイナーなものをもってきた作者が素敵です。世界観や設定もしっかりしていて、個人的にはカイとテンの良すぎるノリが大好きなのでいいですが、普段からお堅い歴史小説を読んでる人は、なんだこれ!と思うかもしれません。♡は使われてますしね。ライトノベルを読み慣れてる人以外だと、少しびっくりするかもしれません。ただ、そういう表面上で決め付けないで欲しいです。とても、とても素敵な作品です。それは読めば分かりますから。偏見を持たずに最後まで読んで欲しいなぁ……。良作だけど、テ
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Posted by ブクログ
今猛っっ烈に感動しております!泣きたい。めっさ泣きたい!!切な過ぎますよ。本当に。二人の純愛と、西陣織の話で一気に涙を誘います。タイトルの意味を、読み終わった後に感じました。家茂と和宮の周りで起こる様々な因縁、嫉妬、憎悪……。そんな中での二人がただお互いのありのままを求める姿は、とても素敵でした。慶喜も聡明でつかめない人柄、という特色を上手く掴んでいて、もろ想像どおりでしたし、家茂よりも彼の方が大人でかっこよく描かれていたのも何だか嬉しかったです。それなのに、何で★五つではないのかというと、ラストが急ぎすぎで家茂の死因が史実を知らない人には伝わりにくく、またその死にざまで彼が和宮をどれだけ思っ
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Posted by ブクログ
清少納言のますらおぶりが炸裂で、史実からは少しはずしているけれど面白い。清少納言は、多分本人が思うよりは人に好かれていますね。鈍感なのか、それともますらおだからなのか……。多分どっちもですね。それよりも伊周と清少納言の温度差が大好きよ。私。結果的に陰陽師、安部清明と結ばれるのだろうけれども(流れからいって)。伊周、頭中将等がどう絡んでくるかも楽しみ。右衛門の闇が産む清少納言との壁は今後どうなるのか。枕草子という正式名称も作中に出てきており、今後ますます話が深くなると思われ、非常に続きが楽しみです。物語が楽しくなってきたし、話も良い感じにひいているので、ぜひとも続きを読みたいです。続きをまだまだ
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Posted by ブクログ
前回にくらべて格段に良いです。清少納言のさっぱりとしたのが非常に清々しくて、彼女の初恋や則光の話など恋愛面が目立ちましたね。そんな恋の中でも、初恋や楽しい生活よりも『今の自分』であることを選んだ彼女は、ああやはりこの作品の清少納言だなと思いました。難点があると序文と本文の繋がりがいまいちつかめなくて、そこが微妙でしたね。しかしながら、全体的な質はよく、何より清少納言の良さが今回は引き立っていたと思います。頭の中将や藤原道長などもでてきたり、この間よりも陰陽師の立ち位置がしっかりしてきたり、個性的なキャラクター達も集まってきているので、今後も楽しみです。
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