藤原眞莉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
絵の雰囲気に最初に見たときから興味はあったものの、またしてもいきなり2巻なのは左の青年が何だかアスランに似てるぞ~という不純な動機、極めつけに彼の名前が「アレックス」と知って、興味深々で読んでみました。
で。ん、ん~?何か中身まで彼に似てるかもしれない…思わず彼視点で読んでしまいましたが、結構主人公・エヴァへの想いは結構桃色片想い。
エヴァのほうは彼は勿論好きだけど、恋かというと「ん~?」みたいな。
しかもエヴァは思いっきり大変な秘密を抱えている模様ですが、彼の背景にもただならぬ事情があるようで…この巻では彼撃たれて傷だらけで続くです。
何気にキスシーンがあったり、美味しいところもあるのです -
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Posted by ブクログ
設定は面白いけれど、展開が早すぎる気がします。もうちょっとゆっくりと時の流れを感じさせて欲しかったです。そのせいか、感情移入ができないまま信長が死に、濃姫が信長になり、「ふーんかわいそう」としか思えませんでした。入れ替わるシーンも少し分かりづらい;唯一面白いと感じたのは、一番最後の話。信長が濃姫ということになれ、やっと頭の整理ができてきた時に、市姫がでてきてくれたので。彼女の切ない思いが引き出されており、信長(濃姫)が彼女を拒むシーンは少し感動しました。初期作でこのレベルは中々なので、もっと良い所を伸ばせば、すごい作家になると思います。
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Posted by ブクログ
公武合体のための政略結婚の中で本当の愛が芽生えたという、有名な和宮と家茂の話なのですが、所々首を傾げてしまうようなシーンはありました。伊井直弼の桜田門外の変。結局門に血を吸わせたから、なんなの?この城を守るために自分の死を覚悟していたっていう証拠なの?と疑問を抱いたところもあったし、全体的に比喩というか、抽象的で分かりにくい部分も多かった気がします。那智にしても、もっと上手い使い方があったんじゃないかな。せっかくのオリジナルキャラクターだし、和宮が信頼していたっていうのは分かるけど、そこまで深い仲ではない(和宮が一方的に愚痴をこぼしているだけ)ようにも思えて、深く悲しみが伝わらなかったのも残念
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Posted by ブクログ
ちょっと時点移動が激しくて、あれ?と思うところもあったけれど、読んでいると楽しくなる『をかし』の文学の清少納言はうまく使えているなと思いました。伊周に足蹴のシーンは、よくやった!と褒め讃えました(笑)あとは右衛門と清少納言の関係が上手く掴めなかったこと、また右衛門の変化が唐突すぎて、首を傾げてしまったのが残念。でも右衛門が、「私、少納言のこといといとほしよ」という所はぐっときました。この話は本当に楽しくて優しい、固くならずにその時代を楽しめる作品だなと感じましたね。何だかんだ言っても、今回の出来ばえは中々楽しめましたし、まだこの作品ならではの清少納言の良さが出し切れていない感じがしたので、次の