由利子のレビュー一覧
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購入済み
シリーズ1作目【詞】
中華風の後宮物語。皇弟に嫁ぐ事になった主人公・淑葉ですが、実家で実母が亡くなり後妻に虐げられ義妹に全てを奪われ不遇の人生を送っていた為、無表情が標準仕様になっています。それもあり最初は夫に誤解され冷遇されますが誤解が解けてた辺りからは普通に幸せな生活になって、話が進むにつれてラブラブ甘々になっていって良かったです^^❤。
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購入済み
もどかしい!
時代背景や事情があるにしても夫がいるのに別の男性に近く主人公か〜好きになれそうもないタイプだと思いつつ読み進めたら、すごく純粋で可愛い。夫の氷希とのやり取りもほっこりするし、もどかしくて先が気になって既刊は全て購入しました。早く続きが読みたい!
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ネタバレ 購入済み
マジで泣ける!
番外編なので、本編を読んだ人なら分かる!…てのが、多いと感じました。(登場人物の名前とか関係性が多いので。)
内容としては、この人が意外と恋を⁉とか、この2人は亡くなる前はこう過ごしてたんだ、こうやって和解してたんだ。1作品しか出てないカップルやけど ここまで生きてるんだ!…というのが分かりやすかったです…けど、元々の本編が時系列とはいえ、登場人物の名前が多いので家系図を見ながら読んでました(笑)
なので、きちんと読みたい!という方は、後宮詞華伝から読むことをお勧めします。(全本編の番外編ではないですが、名前だけ その次話の主人公が出てきたりしてるので、その方が分かりやすいと思います!)
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ネタバレやっぱり、はるおかりのさんの作品は、中華系で仙女が絡まない話の方が好きです。
今回も最初は仲は良くなかったけど、だんだん・・・って感じの好きな系統でした。
淑葉の嫁ぎ先は皇兄の夕遼でしたが、実際は夕遼が望んでいたのは淑葉の義妹で、皇帝の占いで淑葉になった・・・ってところから始まり、人違いだと離縁を望む夕遼と元の暮らしには戻りたくない淑葉。
健気な淑葉がかわいそうで、切なくなっちゃいました。
夕遼が義妹の香蝶を見初めたのは書の才能でしたが、これは淑葉の才能を呪い師の力で奪ったもの。そのことを伝えることができないのに、夕遼は分かってくれた。
これは何とも思ってなくても惹かれちゃいます。
だんだ -
Posted by ブクログ
ヒストリカルシリーズで一番好きかも。
設定もお話も読後感も、ヴィクトリア朝の時代も。
まず、ルルが看板絵描きという仕事についてるのが面白い。自分で編み出した仕事ということだけど、その仕事ぶりが生き生きしてて、女性として自立心もあって、楽しそうで、よかった。
ストーリーは完全にシンデレラストーリーの、ハーレクイン系。
それでも、芯の強い女性キャラがいいし、庶民がいきなり奥方になっても嫌味がないし、どんどん読めちゃう。
素人だとこうはいかない気がする……単なるご都合主義というか。
それでも、自ら変装してお金を稼ぎに行ったりとか、変装(多いな!)して屋敷に潜入したりとか、能動的に動くヒロインな -
Posted by ブクログ
ネタバレはるおかりのさんお得意の、最初は誤解があったけど、誤解がとけると一転甘い感じになる短編集です。最初の頃よりエロ部分が増えてて、でもそれがあんまりしつこくなくて、できれば短編じゃなくて、もっと長いお話でもよかったかなって思いました。
<黒髪のマリアンヌ>
悪魔に取り憑かれたあと、悪魔は祓われたけど痣を残されたマリアンヌと結婚した公爵ヴィクトルのお話。
お話としては普通な感じです。
悪魔に取り憑かれてたったのは、あんまり印象に残らなかったように思います。
<六番目の花嫁>
下町に捨てられていた女優のアリアが身代わりで嫁いだ公爵ロランのお話。「黒髪のマリアンヌ」はマリアンヌに異能がありましたけど -
Posted by ブクログ
ネタバレ6つの短編集です。
<梨花一枝春帯雨>
「三千寵愛在一身」シリーズの番外編。
王の妃で臣下に下げられた貴族の娘、明麟と農民上がりの武官、元鷹ですが、例のごとく、初夜の夜はうまくいかず、その後だんだんとお互いに歩みよるって感じです。
とにかく、元鷹が優しいです。最初は冷え冷えとしていた夫婦仲が、雷雨の夜、元鷹が見せた優しさから、ちょっとずつ変わってくるのがよく分かりました。
<桃の夭夭たる>
こちらも、「三千寵愛在一身」シリーズの番外編。
「雨降らす花」の蓮姫と星流のその後で、水章国王となった星流との婚礼のため、公主となった蓮姫の婚礼までのお話。
蓮姫の父は、娘との会話がなさ過ぎです。
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Posted by ブクログ
最初に、主人公の桜霞の「~であろ?」「~くりゃれ」っていう口調とか、世界観とか主人公の女性の方は絶世の美女で、男性の方にはキズがあるとか、政略結婚で、初夜にうまくできないところとか、ルルル文庫の「女王家の華燭」に似ているなぁって思っていたら、名前が違うだけで葵木あんねさんの作品ということでした。そりゃ、似てますよね。
設定では、冷酷な王という設定でしたけど、なんだか最初から理鷲は桜霞に見惚れているし、初夜のときも途中からは乱暴になってましたけど、最初は優しくしようという感じで来ていて、冷酷な王っていう印象がちょっと薄かったように思います。
その後はお互いに好意を寄せてはいるけど、自分に自信 -
ネタバレ 購入済み
シリーズ第1巻の主人公の恵兆王妃が天寿を全うして亡くなったということが話中で描かれていて、シリーズが長く続いていることを実感しました。番外編についていた短話で、老齢になったこれまでの登場人物が過去を振り返り、穏やかな日々を過ごしている様子が描かれていました。本編で波乱万丈の生活を送っている登場人物も、いつかはこのように穏やかな生活を送ることができるように、と願います。