感情タグBEST3
今回も最初は二人が心を通わせることはないけれども、次第に互いに惹かれていくというお決まりのパターンです。
が、それがわかっていてついつい手に取って読んでしまいます。
特にこの作品は四欲がいい役割を果たしていました。のちの作品のどこかで、四欲が幸せになっている話が描かれていることを期待します。
シリーズ5作目にして、初の皇帝その人と妃の物語です(2作目も皇帝と妃の話ではあるけれど皇太子時代の物語なので、やっぱり覚悟やら辛さはちょっと違うかな)。後宮物なのにここまで無かったのは、完璧なハッピーエンドになり辛いからかなと思います。後宮に12人も妃嬪を迎えなければいけない皇帝は気の毒です(この物...続きを読む語には美姫ハーレムを喜ぶヒーローは居ませんからね)。…てなワケで、ヒーローである皇帝は前作で不憫だったけれど終盤で男を上げた遊宵。彼が選んだ寵姫・緋燕が、綺麗だけれど十人並みの容姿ってのがツボでした。賢く強く、内面の美しさが外に滲み出る女性って素敵ですね。彼女の弱い面を酌んだ遊宵も素敵でした。既刊分全て読んで、1番好きな夫婦です^^❤
Posted by ブクログ 2024年04月14日
シリーズ5作目。
今までのシリーズの中で一番好きかも。
とにかく主人公の緋燕が科学好きで本好きで、
皇帝の奪い合いレースに興味関心ゼロ。
という設定が私好み過ぎて…
一気に読み終わりました。
この巻からかな?
ページの最初の方で相関図があって、
今までのシリーズの主人公たちとの関係が整理されてて...続きを読む
それを見つつ、人物整理もできて良かったです。
次巻も楽しみです♪
後宮が舞台の恋愛小説で、皇帝本人とその妃が主人公というのは数少ないかもです。何人も奥さんがいると、唯一の女性となりにくいですものね。最初は冷めた者同士という感じでしたが、次第に相思相愛になっていきます。
物語の終盤、敵討ちを果たしたかに見えた主人公が、大切な侍女を失い後悔する場面は、心痛みました。
...続きを読む番外編のミニ小説も、切ないものがありました。
Posted by ブクログ 2021年09月27日
北の隣国の王に嫁した血のつながらない姉の鳳姫を忘れられない新王の高遊宵は、12人の妃を娶るが、誰をも冷たくあしらう。後宮の絡繰りの本を読みたいがために妃になった李緋燕は、夜伽に召されたときに、王に頭突きを食らわして飛び出してくる。これから先の展開は読めるかな。そうそう、こういうツンツンした女性に男は...続きを読む惹かれていっちゃうんだよねえ。緋燕は絡繰り作りが大好きという変わった女性だが、実は家族のための復讐を心に秘めていたのだ。結局は、若き王もその復讐に協力することになる。緋燕がつらい思いをするところもあり、それなりに物語の襞はある。