感情タグBEST3
これで本当に第一部の最終巻です。表紙は1話目主役な呉彩燕サマ。本編で、夫である仁啓帝・嵐快の彼女への態度が歳を重ねるごとに変化したなと思っていましたが、常に側で支えていたからなんですね。宦官の同期3人組、烈陽(四欲)・石鼠・鈍虚の会合で1つ納得。烈陽の恋愛話は余計かな?と4作目番外編を読んだ時に思っ...続きを読むたのですが、物語の展開上彼が緋燕の側を離れる理由が必要だったのかなと。彼が居たら彼女は毒を飲む事無く皇子が誕生し直系が続いて、翠蝶の孫が皇帝に…てな未来は無かったのかな…って曲解ですかね^^
短編集なので、全巻のどこの部分の話だっけ?と、記憶があやふやになってしまうことはありますが、また全巻読み返してみよう!という気持ちにもなります。
既に本編の付録のようなかたちで収録されていたので、ここで初めて読んだわけではないですが「今宵、月華に君を想う」は、しみじみと泣けました。こんな背景があっ...続きを読むたのですね。
ただ自分が後追いするだけではく、復讐で一族もろとも道連れに…。
その一心で生きてきた彼女を想うと、悲しすぎます。第六皇子のことを想っても。もしかして、皇子自身以外を害して復讐を果たし、皇帝が母に死を与えていたとしたら、死を与えた父である皇帝を、皇子は少なからず憎んでしまっていたかもしれないなと勝手に思ってしまったりして・・・。
皇帝の「大儀であった。」の一言も、なんだかじーんとしてしまいました。