あまんきみこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
~あらすじ~
男の子が白いぼうしで捕まえたチョウを逃がしてしまった松井さん。代わりに置いた夏ミカンと、お客さんの不思議な女の子が目指す「なのはな横丁」とは?ほか、いくつかの短編集。
~感想~
短大の卒業論文を書くときに一番に頭に浮かんだ作品です。
小学校の時に教科書で読んで以来(全く不思議なことに)一切あまんきみこさんの作品とは接点がなかったのですが、読み込んでみて再燃しました。
色彩が鮮やかに描かれていながら、感情の機微を克明に記す表現手法がキャラクターに命を与えているかのようです。
読んでいて、まるで、自分がそこにいるんじゃないかという感覚になります。
さらに話の奥深さ。
事実上、そこにないはずの場所
いないはずのモノ
でも「ほんとう」は確かにそこに息づいている
このシリーズのどれにも一貫して事実と真実の対峙を感じます。
あまんきみこさんが学生時代に、(いきさつの詳細は省きますが)大きな衝撃をうけた詩があったそうです。
To see a World in a Grain of Sand
一粒の砂に世界を見
And a Heaven in a Wild Flower,
一輪の野の花に天国を見る
Hold Infinity in the palm of your hand
掌のうちに無限をつかみ
And Eternity in an hour.
一瞬に永遠を知る
William Blakeの無知の告白という詩です。
「事実」と「真実」
同じものであって、違うもの。
少々哲学的でわかりにくいですが、作品をよめばすとんと胸に落ちる言葉でした。 -
Posted by ブクログ
あまんきみこさんの絵本ですね。
絵は、広瀬弦さん。
とらねことらたは、うみを しらない。
ふねも しらない。
うまれてから、うみに
いったこと ないこだもの。
「ぼく、いきたいな。ぼく、みたい」
とらたは、いちまいの おおきな
がようしを もってきた。
「かいて、かいて。チイばあちゃん。
うみのえ、かいて。ふねのえ、かいてよ」
チイばあちゃんは、おおきく うなずいた。
チイばあちゃんのかいた うみのえで
とらたと チイばあちゃんの
うみの ぼうけんが はじまります。
どうやら、とらねことらたのシリーズのようです。
広瀬弦さんの絵が、海の冒険を楽しく描いて、ほのぼのとしたお話が花開きます(=^・^=)