あらすじ
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1968年の刊行以来、50年以上読み継がれるロングセラー「車のいろは 空のいろ」シリーズ。黒井健の挿画による新装版。 心やさしいタクシーの運転手の松井さんと、ふしぎなお客さんたちとの出会いをあたたかく描きます。 収録作 1.小さなお客さん 2.うんのいい話 3.白いぼうし 4.すずかけ通り三丁目 5.山ねこ、おことわり 6.シャボン玉の森 7.くましんし 8.本日は雪天なり
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Posted by ブクログ
「白いぼうし」はやはり名作。「これはレモンの匂いですか」「いいえ、夏みかんですよ」という書き出しがまずお見事。展開から結末までもお見事。身近な不思議なことって、思っている以上にあるんじゃないかと思わせてくれる。
「すずかけ通り三丁目」「山ねこ、おことわり」の、語りすぎない余韻が好き。
Posted by ブクログ
白いぼうしを何度も読んで、どう解釈するのが一番美しいのかを考えた。こうも解釈が楽しくなるような作品はない。
あの女の子はなんだったのか。それを考えることが楽しいのであれば、この本を読んでよかったと思って良いと思う。
他の作品も素晴らしいが、白いぼうしが一番心が温まる気がする。