佐渡島庸平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ・創作における最強の打ち合わせは落ち葉掃除しながらする雑談のような会話
・感想を伝える目的は別の視点を届ける
・自分の当り前が誰かの心を動かす最強の武器になりうる事に気づいてもらう
・新人ほどサブストーリーの細部を語り過ぎてメインがぶれる
・チェーホフの銃、銃が登場したら発砲されなければならない
・フィードバックとは「要約」「印象」「意図」「マーケット」
・締め切りで判断を間違う、良い改善は納期に左右されるな
・読みを深めるとは一字一句しっかり読む事ではない、読者として雑に読む事で最初の読者の気持ちを伝える事ができる
・何物でもない時はがむしゃらさが武器になるが、経験を積むと自分の現在地を把握する事が求められる
・雑談大事、雑談は相手の心を開かせるのではなく自分の心を開く意識が相手の心を開かせる
★相手が変わる事を期待してはいけない、未来への祈りのようなものである -
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ネタバレ【一言まとめ(キャッチフレーズ風)】
この本は、「インプットの質を高め、人生や創作を豊かにする“観察力”の本質」を教えてくれる一冊でした。
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【要約(内容の流れ・ポイント)】
本書は、観察力が経営や創作、そして日常のあらゆる場面でどれほど重要かを、具体的なエピソードや心理学・哲学の知見を交えて解説しています。
1. **観察力がインプットの質を決める**
→ アウトプットの質はインプットの質で決まる。そのインプットの質を高めるのが「観察力」だと著者は語ります。経営や創作に役立つ能力を考えたとき、直感的に「観察力」こそが土台になると感じたという言葉が印象的です。
2. **良い観察と悪い観察の違い**
→ 良い観察とは、仮説を持ちながらも客観的に物事を見て、仮説と現実のズレに気づき、仮説を更新し続けること。一方で、悪い観察は「分かったつもり」になり、仮説の更新が止まってしまう状態。常に「普通」でい続けることの難しさや、当たり前を当たり前にやり続けることの大切さも語られています。
3. **観察を妨げるバイアスや感情との向き合い方**
→ アインシュタインの「常識とは18歳までに身につけた偏見の塊」という言葉や、ハロー効果・生存者バイアス・根本的な帰属の誤りなど、観察を歪める心理的なバイアスについても触れられています。また、僕らは「感情」のフィルターを通して観察していること、感情は自分で選んでいるものであり、良い悪いはないという視点も新鮮でした。
4. **「ディスクリプション」の重要性**
→ 観察したものを「ちゃんと言葉にする」ことの大切さ。著者は、目に映るものを言葉に置き換えることを「ディスクリプション」と呼び、見たものをそのまま記述することで、曖昧な仮説が言葉として形になると説きます。これにより、分かったつもりを防ぎ、より深い理解につながるのだと感じました。
5. **他者や自分との向き合い方**
→ クリシュナムルティの「彼はこんな人だ」ではなく「二月に彼はこんな人だった」と言うことの大切さや、一期一会の感覚で人と向き合うことの重要性も印象的でした。肩書きや過去のイメージにとらわれず、常に新鮮な心で観察することが人生を豊かにする――そんなメッセージが伝わってきます。
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【読んで感じたこと・自分の意見】
本書を通じて、「観察力」とは単なる“見る力”ではなく、仮説を持ちつつも柔軟に現実を受け止め、常に自分の認識をアップデートし続ける力だと実感しました。
特に、「分かったつもり」にならず、見たものを言葉にして記述する「ディスクリプション」の重要性は、日々の仕事や人間関係にもすぐに活かせると感じました。
また、感情やバイアスが観察を歪めること、そして感情は自分で選んでいるという視点は、自己理解や他者理解を深めるうえでとても役立つ考え方だと思います。
「普通でい続けることの難しさ」や「当たり前を当たり前にやり続けること」の大切さも、日常の中でつい忘れがちな視点を思い出させてくれました。
さらに、他者をレッテルで判断せず、常に新しい目で向き合うこと――これは、人生をより豊かに、柔軟に生きるための大切なヒントだと感じました。
【この本をおすすめしたい人】
この本は、
- 仕事や創作でより良いアウトプットを目指したい人
- 日常の「分かったつもり」から抜け出したい人
- 人間関係や自己理解を深めたい人
- バイアスや感情に振り回されず、柔軟に物事を見たい人
に特におすすめです。
【まとめ】
読み終えた後、「観察力」を意識することで、日々のインプットもアウトプットも大きく変わる――そんな前向きな気持ちになれる一冊でした。
自分自身の“見る目”を鍛え、より豊かな人生を送りたい方に、ぜひ手に取ってほしい本です。
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佐渡島庸平
株式会社コルク代表取締役社長。編集者。
1979年生まれ。中学時代を南アフリカ共和国で過ごし、灘高校に進学。2002年に東京大学文学部を卒業後、講談社に入社し、「モーニング」編集部で井上雄彦『バガボンド』、安野モヨコ『さくらん』のサブ担当を務める。03年に三田紀房『ドラゴン桜』を立ち上げ。小山宙哉『宇宙兄弟』もTVアニメ、映画実写化を実現する。伊坂幸太郎『モダンタイムス』、平野啓一郎『空白を満たしなさい』など小説も担当。12年10月、講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社・コルクを創業。インターネット時代のエンターテイメントのあり方を模索し続けている。コルクスタジオで、新人マンガ家たちと縦スクロールで、全世界で読まれるマンガの制作に挑戦中。
「観察力が鍛えられてくるとインプットの質は上がる。特別な努力をしなくても、日常的に質の高い情報がどんどん蓄積される。そしてインプットが溜まってくると身についてくるのが、俗にいう「感性」と呼ばれるものだ。感性が上がると、今度は気づくことの質と量も圧倒的に増える。アウトプットの質も上がってくる。この軌道に乗りさえすれば、指数関数的に成長していくのみだ。 観察力こそが、様々な能力につながるドミノの一枚目。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
「仮説は言葉から始まる。そして、僕は言葉の力を信じている。 人間は、身体の全てを使って、世界を感じとっているが、言葉だけが意識的に使えて、コントロールできる道具だ。言葉にするからこそ、暗記をして、整理することができる。言葉にして頭の中で整理するからこそ、解像度が上がる。言葉とは、人間が唯一、時空間を超えて、携帯できる武器だと思っている。 見たものをとにかく言葉にする。 言葉にしていると、自然と問いが浮かびあがってきて、仮説が生まれる。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
「たとえば、僕は映画を見るとき、予告編とあらすじをチェックし、自分なりに仮説を立てる。「おそらくこういうタイプの、こういうストーリーの映画なんじゃないか」と見始める。たとえ「つまらない」といわれるような映画でも、そこに仮説と作品のギャップが生まれてくる。すると、「自分はこんな映画だと予想したけど、こう来たか」とズレを楽しむことができる。 自分を楽しませてもらおうと、受け身の姿勢で作品を味わうと、がっかりすることが増えてしまう。クリエイターと自分の思考の差は、なぜ生まれたのだろう? という問いは、尽きることがない。尽きることがない問いを抱えていると、作品を楽しみやすくなる。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
「40代の 10年間は、不惑の 10年である。自分が何をする人なのか、自分で深く理解するために時間を使いたい。そのためには、住む場所から変えてしまうのがいいのではないか。そんなふうに考えて、福岡に移住した。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
佐渡島庸平
株式会社コルク代表取締役社長。編集者。
1979年生まれ。中学時代を南アフリカ共和国で過ごし、灘高校に進学。2002年に東京大学文学部を卒業後、講談社に入社し、「モーニング」編集部で井上雄彦『バガボンド』、安野モヨコ『さくらん』のサブ担当を務める。03年に三田紀房『ドラゴン桜』を立ち上げ。小山宙哉『宇宙兄弟』もTVアニメ、映画実写化を実現する。伊坂幸太郎『モダンタイムス』、平野啓一郎『空白を満たしなさい』など小説も担当。12年10月、講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社・コルクを創業。インターネット時代のエンターテイメントのあり方を模索し続けている。コルクスタジオで、新人マンガ家たちと縦スクロールで、全世界で読まれるマンガの制作に挑戦中。
「しかし、僕はその「わからなさ」を味わい尽くすことが、よく生きることだと考えている。そして、科学も経済も宗教も哲学も、人の行いの多くは、そのわからなさをそれぞれの方法で解明しようとしている。 けれども、アートは、特に文学は、「わからない」ものを「わからないまま」描き、「わからなさ」を抱えている人に寄り添う。 本質的な文学は、登場人物の葛藤の体験が、そのまま読者に移転する。 僕はいつも人生が一回限りで、自分の視点からしか人生を味わえないことを残念に思う。その一回性に抗おうとする行為が、文学を味わうという行為だと考えている。そして、それを受け手として味わうよりも、作家とともに試行錯誤しながら味わうほうが、より深く感じ取れると考えている。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
「いい物語は、わからなさを抱えたまま生きる人物を描いている。これぞ人間というものを描いている。いい物語には、必ずキャラクターがいると僕は思っている。僕はそのような人物が登場する作品に寄り添ってもらって、歳を重ねてきた。だから、僕がその受け取ったものを引き継ぎたいと思っている。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
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ネタバレ【2024年4冊目】
日蓮が晩年を過ごした身延山久遠寺に旅行した際、休憩室にて見かけた1冊。
(サラッと目を通すつもりが、面白くて思わず最後まで読んでしまいました。)
南無阿弥陀仏(後世や死後の世界が幸せであるように祈る)が流行っていた時代に、今生きている"この世"を大切にしようと説いた日蓮の生き方を描いた本です。
漫画ベースでのお話パートと文章ベースの解説パートに分かれていて、構成としてもとても分かりやすかったです。
なぜ辛くても、いつか誰もが死ぬ運命にあるのに今を生きないといけないのか
難しい問いだし、明確は答えは無いと思いますが過去から繋いでもらった命を今より少し大切にしよう、そんな気持ちにさせられました。
また自分とは違う意見を否定しないだけでなく受け入れる姿勢であったり、日蓮の生き方には学ぶことがとても多かったです。
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自分の子供や若い方にも読んで欲しい良書
・観察力の差が大きな差になる
・東大合格に必要な能力は「計算力と読解力」
・経営、創造に必要なのは「観察力」
・本書は「客観的に注意深く観る技術」の本
・仮説と観察のズレを意識する
《観察の敵》
・認知バイアス(常識、偏見)
・感情(同じ空間に居る人の気分にすら影響を受ける)
・コンテクスト(時空間、例、遂に宇宙とコンタクト、という記事がby東スポ、かby日経で感じ方が変換)
・ハロー効果(良い会社の人は優秀、と思ってしまう)
→全ての人と一期一会の気持ちで接する
・生存者バイアス(成功者の話しを信じすぎない)
・根本的な帰属の誤り(問題の原因を人の能力にしてしまう)
・後知恵バイアス(後出しで正解を言う)
→私だったらこうやった、は格好悪い
→出来なくて悔しい、の方が良い
《仮説》
・まずはディスクリプション(言語化)
・他人の仮説も積極採用
・データ活用
└アスレチックスは野球を再定義した
└旧 ヒットを打ち、失点を防いで勝つ競技
└新 27個のアウトを取られるまで終わらない競技
→ヒットもファーボールも同じ価値、出塁率の高い安い選手で勝つ
・まずは型を真似る
・そこからオリジナリティが出来る
・曖昧を許容する(orではなく、andで考える) -
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自分の感情を細かく認知できるようなると、あらゆるアウトプットの質が高くなる。感情を理解することで、自分の価値観や行動特性を理解できたり、感情に脳が支配されずに冷静かつ主体的な行動が選択できたり、他人への過度な期待に苦しめられなくなったり、様々な効果がある。
感情に対して、認知、受容、(行動)選択のプロセスが紹介されている。
1.認知
感情には、強弱や基本感情が混ざったものがある。強弱は、イライラ、怒り、激怒のようなもので、混ざったものは、喜び(平穏)と信頼(受容)が混ざったものとして愛などがある。今感じているものが、どの感情なのか理解する(プルチックの感情の輪が有効なツール)。そして、何に対してその感情を感じたのかを理解する。例えば、相手に怒っているのか、自分に怒っているのか、何を不安に思っているのか、など。ここで、感情を相手に手渡さないことが重要である。相手に手渡すと思考停止に陥る。認知とは、表層的な感情だけでなく、そこに紐づく別の感情や価値観を理解する。
2.受容
嫌悪、嫉妬、不安、惜しみなど一般的にネガティブな感情は認めて受け入れることは難しい。しかし、すべての感情には意味と価値があり、もってはいけない感情などない。例えば嫉妬も自分が何に対して嫉妬するのか知るチャンスでもある。悲しみがあるから、わび、さび的な美しさを感じることができる。
3.選択
感情のどの部分に注目するかで、自分が求める選択が見えてくる。例えば、
・不安はわからないこと
・恐怖は手に負えないこと
・怒りは大切なものが脅かされること
・喜びは獲得したこと
・安らぎはみたされていること
・悲しみは失われること
に関連する。
自分の感情を受容したうえで、どの感情に注目し、自分の納得できる答えを出し、行動を選択する。
ここで、私がこの本を読んでいる間に起った、認知、受容、選択のプロセスを紹介する。
①事象発生
ある朝、自分の有給休暇予定日に自分の出席が必要な会議の案内メールが入っていた。なぜ私の参加が必要な会議を私の休みの日に入れたのだ?その日は、友人と遊ぶ約束をしていたし、その友人に対しては前回リスケしてもらったので、もう一度というわけにはいかない。私には、何かを言う権利はある!
②感情のラベリング(認知)
プルチックの輪を見て、この感情は怒りであることを特定した。うすうすは気づいていたが、改めて言葉にすると原因をつかみやすい。
③感情の原因の抽象的理解(受容①)
怒りはじぶんが大切にしているものが脅かされるときに発言する感情である。この場合、大切なものは自分の存在で、それが蔑ろにされたことに怒っているとわかった。
④感情の原因検証(受容②)
自分は本当に蔑ろにされたのか。可能性としては、a.相手は私の予定を見たうえで、私の予定なんてどうでもよいと思って予定をいれた、b.相手は私の予定を水に、他の重役の予定から設定した、の2つが考えられた。客観的状況から、bである可能性が高い。そうすると大切にしたものが脅かされたわけではないと、怒りが収まった。
⑤対策の立案・決定(選択)
15:30-17:00の打合せなので、電車に乗ってもらい一足早くホテルに入ってもらってゆっくりしてもらおう。観光の時間は少し減るが、なんとかなりたいそう。
①~⑤のプロセスを経ることで、怒りは完全に収まり、建設的な対応をとることができた。
恥について
人間が持ちうる高級な感情。罪に似ているが、罪の告白は英雄になれるが恥はなれない。常識や自分が良いと思っているところから外れた時に感じる。
罪について
社会・自分ルールを破ったことに対する感情。罪の反対は功。
悲しみ
怒りと悲しみは近い。あるべきものがないことに対する感情。失ったものをどう受容する。あきらめるの語源は明らむ(明らかにする)。
絶望
野望 身の丈を超えた。制約を無視した。大きい。強い意志。
希望 身の丈に合った。かなうことが前提。ゆるく握った。
絶望 かなうことを待ち続けている状態。その状態に縛り付けられ不自由な状態。しかし、本当の絶望とは縛り付けから解放された状態を作るもの。
怒り 期待との乖離。歴史上の革命には怒りが関与している。怒りは何かの感情とセットになりやすい。例えば悲しみ+怒り、くやしさ+怒りなど。怒りは瞬間的、悲しみは継続的。悲しみは一つ、怒りは多様。
例えば、何かの可能性を奪う行為に怒り。嘘やこそこそに怒り。思い通りにならないことに怒り。他人を配慮せず自分勝手なふるまいに怒り。こちらの行為や配慮に鈍感で蔑ろにする行為に怒り。
誇り
自分に対して感じにくい。他人や所属集団に対して感じやすい。
堂々と見せる誇りとポケットの中で握りしめながら、自分のいる場所の確からしさを感じる手のひらサイズの誇り。
プライドとは何か強く守りたい。不利な状況でしがみつく根拠(誇りまでは奪われない)。根拠のない自信を根拠あるように見せる。
驚き
どんな感情の前にも小さな驚きの感情が存在している。心が動く=驚き=チャンス。体験知。瞬間的。「●●では」ではなく、「●●」とはで話す。
安心
居場所。受け入れられている感覚と自分らしくいられる場所。与えられた仮面をつける居場所と外す居場所。場所で名前を変える。
役割を与えられる=自由との引き換え。自分はここにいていいんだという気持ち。いつでも仮面を外せるという自信。
感謝
自分の心が動いたことをまっすぐに相手に伝えること。一方通行でいい。感謝が伝わるかどうかは相手にゆだねる。感謝は伝えるものではなく、伝わるもの。
最後に当たり前のことが当たり前ではないことに気づき、幸せを感じる。感じなくなるのは、慣れと教育の問題があると思う。特に教育は、資本主義の計画性と再現性に対し、不確定要素となる感情をできるだけ排除しようという暗黙の合意があるように思う。まずは、慣れない、バカになる。
いる、する、なる(一緒にいる、何かを一緒にする、年に2回旅行する関係になる)。 -
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経験をしても観察し言葉にする、自分の知見として溜めていくという行為が苦手だと感じていた。
その中で、観察の方法や、観察を歪ませるもの、さらには自分とは何か、といった点で筆者の経験をもとに描かれている作品。
まずは観察のサイクルを回すことで、「分からない」への探求をしてみたい。
◾︎メモ
・問い→仮説→観察のサイクルを回す
・創造することは真似ることから始まる
・ハロー効果や生存者バイアスが個人的には感じやすい傾向にある
→まずは、感じている状態を把握することからスタート
・私とは、私と私の環境である
・「わかる」は心のシャッターを下ろす言葉 -
Posted by ブクログ
数年前にマッチングアプリでこの佐渡島さんとマッチしたことがあるのですが、この人既婚だし何やってんだろと思いつつ、結局会うこともなくフェードアウトされた経験があってこの人が嫌いだったのですが、まぁスマホ越しの知らない相手の人格なんてあってないようなものだし、彼にとってはさしずめ本の制作に必要な実験のサンプルみたいなものだったでしょう。別に彼自身も人格者と思われたいわけじゃなさそうだしな。
本は良いこと書いてありました。『感情の輪』というツールを使用し冷静にシステマチックに自分の感情を分析し、自分ができる対応をとることができるというものです。
「怒り」を感じたのなら『感情の輪』で「怒り」と両隣にある「期待」や「嫌悪」、対極の「恐れ」までも視野に入れて、下記ような問いを立ててみます。
・自分は相手に 何を「期待」 していたのか
・自分は 何に対して「嫌悪」 しているのか
・自分は 何を「恐れて」 いるのか
こういう使い方をすることによって、自分の中の奥にしまってあって気づかなかった感情に気づくことができるようです。
「感情をうまくコントロールする」方法を求めがちですが、「表層的な感情の先にある本質を理解し、正しく認知する」ほうが自由に生きていけるというのは発見でした。
後半の対談は、3人で感情についてトークするというもの。『感情』というおおまかなくくりではなく、「怒り」「安心」など小分けにした感情を掘り下げていて、3人の個体差からいろんな特性が出てきて興味深かったです。
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メモ
・より強い刺激を求めていると多様性が失われ、わかりやすく似たような感情ばかりになる。あえて退屈な時間を過ごすことが感情の波に気づけるようになる。→退屈だかったからこそ生まれたのが哲学だったりするもんね。
・「感情を、簡単に他者に渡してしまわないほうがよい」。たとえば、僕が誰かに対して怒りを感じているときに「こんな気持ちになっているのは相手のせいだ!」と受け止めてしまったら、「感情を他者に渡している」ことになる。自分の感情は他者との関わりがきっかけになるにすぎず、自分に価値観や観念に紐づいて内在している。
・人は概念を通して世界を知覚するので、逆に言えば概念にないことは知覚できない。→感情に関する概念を豊かにするため、私だったらやはり小説を読むのが有効かな。漫画もいいよね。 -
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ネタバレ僕のマイベスト本2023。
自分のマインドに間違いなく大きな影響を与えている。いかに日常生活の中で、ニュートラルに現実を見れていないかを痛感した。また、読み物として純粋に面白い。
2024/2/1に読み直した。
1年後にまた読み直すだろう。
キーワードは「観察力を鍛えると世界が変わる」
以下、自分のリマインド用メモ。
1.いい観察とは、主体が物事に仮説を持ちながら、客観的に物事を見て、仮説とその物事の現実とのズレに気づき、仮説の更新を促すこと。
2.観察を阻む「メガネ」という概念
◾︎認知バイアス
→目ではなく脳で見ている
→自分の既存の認知が観察を阻害している
→人は自分が見たいものだけを見ている
→完全にバイアスから逃れることは不可能
ex,偏見、概念
↓どんな種類があるか(一部抜粋)
・確証バイアス
→自分の決定を補完する情報ばかりが目に入る
・ネガディビティーバイアス
→ネガティブな情報に目が行く
→失敗の姿は多様に思い浮かぶが、大抵が杞憂である。失敗の姿が多様≠失敗する確率が高い。
・同調バイアス
→皆がそう言っているから…
・ハロー効果
ex,まこなり正しい
→ハロー効果の1番の弊害は、相手にレッテルを貼り、観察をやめてしまうこと。相手への観察を辞めてはいけない。
◾︎感情
◾︎コンテクスト
→時間と空間
ex,だらしない格好の男の人in公園
3.仮説→観察→問いのサイクル
→仮説を起点にすることで、観察したい熱量
4.完璧に真似るは容易ではない
一流を真似るのは至難の業。
自己流<真似るを推奨
◎真似ないのは自分の出来ないに向き合わないやり方である、確かに
5.妖精の概念の解釈
→起きている問題を妖精や妖怪のせいにしたら個人を責める必要がなくなる。
6.こうしたら良かったのにと過去について言ってしまう虚しさ
→後知恵バイアスである
→未来について言おう
7.分人主義を改めて言語化
→分人は相手との関係性によって引き出される
→人は複数の他者との分人を見せたがらない。僕も友達に引き出される分人を親に見られたくない。
8.不安という感情の整理
→分からないものに対して注意が向いている状態
→分からないものが何かを具体化してはっきりさせると、不安軽減
→今注目していることを手放すと自然と感情が変わって行動が変わる
→そもそも論として感情は自分で選んでいる
9.個性は存在しない!?
→江戸時代に日本に個人という概念が無かった
→僕は何者?「私と私の環境」である
→その人だけで個人として存在しているのでは無い。その周りを取り囲む他者・場所との関係性の中に人はいる(ドーナツ)
10.僕の中にもエポケー
→=判断保留
→分かったと思った瞬間、僕の中に住まうエポケーが鳴く
11.あいまいのすすめ
→分からずにあいまいな状態でいる=思考停止をしない、仮説サイクルをまわす
ex,思考停止ワード、難しい、頑張る、苦手
12.正解主義の弊害
→正解主義の住人は「すること」に囚われている
→正解主義の中にいると、過去と未来にこだわる。それを手放し、あいまいさを受け入れると今だけになるp210
→★相手のために何をするかではなく、どう居るか
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ネタバレ〈印象的な文章〉
○情報収集→仮説ではなく、仮説→情報収集→仮説の再構築→実行→検証(27ページ)
仮説:女性読者が増えると宇宙兄弟がヒットし始める。自分がオシャレと認める美容師さんから、マンガを勧められると、きっと読んでくれるだろう。やりたいことを決めて、それから情報を集める
○いい作品とは、新しい定義を生み出す事ができるもの(40ページ)
○ お金の形態や時間の感覚が変わり、めんどくさいの感覚も変わってきている。めったに変わらなかった感覚が、10年ほどで大きく変化するような時代です。(75ページ)
○ 「人間はどういうときに、どういうふうに感じて、どういうふうに行動するんだろうか」ということを突き詰めていき、人に喜んでもらえるサービスを提供すれば、企業は必ず生き残ります。(80ページ)
○おもしろさは、親近感×質の絶対値の掛け算(103ページ)
○最強の素人でありたい(138ページ)
○100%の自信を持ったコビトを脳内で増やしていく(177ページ)
○悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意思によるものである。幸福論より。
○自分の感覚を信頼しないで、客観視させてくれるデータや、アドバイスをくれる人がそばにいてくれることが重要(199ページ)
○嫌なことほど、とにかくすぐにやる(210ページ)
○友情は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする。ドイツの詩人 シラー
〈感想〉
新しいことを始めて成功させる人は、度胸があって頭が良い人だと思っていた。しかし、筆者はそれだけではない。純粋な楽しさを追求している人だと思う。自分は起業しようと思える仕事はないので、羨ましい。
ただ楽しさだけではない。読者に媚びるのではなく、読者に届いたり共感させる仕組み、時代を読む力がある人だと思う。自分を律する努力をしているのも、人間的な魅力がある。真似させてもらう。
〈読んだきっかけ〉
宇宙兄弟のネタバレ を書いてます、、、
コテンラジオに出演していて存在を知った。中2でアパルトヘイトを肌で実感し、また、島崎藤村の沈黙が好きすぎて劇にするという、自分とは違う境遇。
宇宙兄弟のヒビトは、当初はクレーターに落ちてもすぐに復帰する予定だった。しかし、ヒビトがどうやったら恐怖を感じるかを考え、酸素ベンベに穴を開けた。ヒビトが助かる方法を宇宙関連の人に相談したらしい。
未知への恐怖とワクワクは、表裏一体。だから、この人物は何に恐怖するかを考えているらしい。
確かに、ヒビトのその後の展開が気になって、ページを捲る手が止まらなかった。
その発想凄すぎる!