【感想・ネタバレ】想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバックのレビュー

あらすじ

丁寧にフィードバックしているつもりでも、相手が素直に受け取ってくれないと感じることがある。
その原因のひとつが「アドバイスをしよう」とする姿勢だ。相手に操作されるような印象を与え、無意識の反発を生んでしまう。本書では、その解決策として「感想」による伝え方を提案する。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を手がけた編集者が、長年の経験からたどり着いたコミュニケーション術だ。「こう感じた」と素朴な感想を伝えることで相手の心を開き、自発的な気づきを促し、創造性を引き出す。さらにこの「感想」は型として整理されており、誰でも実践できる再現性のあるノウハウとなっている。部下や生徒、子どもなど、相手の才能を引き出したいと願うすべての人にとって、ヒントとなる一冊だ。

【目次】
序章 アドバイスから感想へ
第1章 「感想」で伝えるフィードバック
第2章 感想にも「型」がある
第3章 感想の軸となる「理想と基準」
第4章 感想を歪ませるもの
第5章 感想の磨き方
第6章 感想が伝わる「前提」を整える
第7章 「雑談」から始める
第8章 「伝わる」とは何か

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Posted by ブクログ

アドバイスは正しい。

でも、人はそれで動かない。

ーーーーーー

✾編集者のフィードバック
✾佐渡島庸平
✾CROSS MEDIA

ーーーーーー

「本物のコミュニケーションは、
“伝える”ではなく“伝わる”まで」

「フィードバックとは、
次の行動を変えるための“循環”」

そう著者は言う。

ーーーーーー

作品は、
作家から読者への“手紙”。

じゃあ、その手紙に
どんな返事をする?

正しいこと?

役に立つアドバイス?

……違う。

「私はこう感じたよ」

その一言が、
いちばん人を動かす。

ーーーーーー

私も、伝わらなくて
悔しかったことがある。

でも、

「ここ、好きだった」
「この言葉、残ったよ」

そう言ってもらえた時、
もう一度書こうって思えた。

ーーーーーー

誰かの背中を押すもの。

勇気になるもの。

心を動かすもの。

それはきっと、

『感想』という
人間らしさだ。









振り返ってみると、現場で僕が幾度も目にしてきたのは、「アドバイス」ではなく、「感想」が作家の背中をそっと押す場面だった。

対等なままでいて、協力関係を築くためには、感想の方が重要なのだ。

「伝える」だけでは不十分で「伝わる」までを意識することが、本当のコミュニケーションなのだ

フィードバックとは、「結果をもとに、次の行動を修正するための情報の循環」と僕は捉えている。

自分の中にある「恥ずかしい部分」や「当たり前の部分」こそが、誰かの心を動かす武器になる。

読書感想文
①本のあらすじ
②印象に残った場面
③その理由
④自分ならどうするか
⑤本を読んで得たもの

感想
要約・印象・意図・マーケット

要約
①作品の基本的な情報5w1h
②主人公の動機と課題
③主人公の感情の流れ
④テーマ

意図を推測するのは、観察から生まれる仮説だ。作品は、作家から読者への手紙のようなもの。その手紙に変身するような気持で、作家に問いかける。

日常生活の中では、このような差異を浮かび上がらせることは、無用な争いを生み出すので避けようと思うかもしれないが、自分の理想を言語化するためには、避けて通れない。

答えは自分自身の中にしかなく、とことんそれと向き合うしかないのだ。

身体感覚5外部に漏れる反応、時間感覚の消失、贈与の衝動
身体感覚4細部の租借、リピート、他者への推奨
身体感覚3最後まで終了できる、あらすじを言える、記憶に残った1コマがある
身体感覚2ページが何度か戻る、残りページを確認する、登場人物の名前を複数覚えている、誤字脱字に気づく
身体感覚1主人公の名前を覚えている、速読してもジャンルがわかる

習慣化のコツは、「出力の場」を強制的に作ることにある。

感想を歪ませる力学①他者のまなざし
②自分の状態
③締め切り

影響を排除することではなく、「自分は今、影響を受けている」と自覚すること

1秒の壁:タイトルを聞いた瞬間、もっと知りたくなるか?
視線の壁:1枚の絵(あるいは表紙)を見たとき、興味が湧き上がるか?
理想の壁:内容が「大雑把に」把握できるか?

雑に読んでなお、指に刺さるような「引っかかり」を見つけたら、そこから作家との対話が始まる。

比喩は「未知のもの」を「既知のもの」とつなげることで、読者の脳内ショートカットを作るからだ。

同じ言葉でも、それを「我慢の時間」とするか「発見のチャンス」とするかで、成長の角度は180度変わる。

僕は、「雑」であり、「いい加減」であり、「適当」であろうとしている。

「いい加減」という言葉は、本来「良い加減(塩梅)」を意味する。

「ほどほどで切り上げて、次へ行く」という潔さだ。完璧を目指さないからこそ、何度も推敲を重ねることができ、何度も打席に立つことができる。

僕が目指す「雑な人」とは、決して無責任な人ではない。相手の緻密な手仕事を信頼したうえで、あえてそこに「ゆらぎ」や「ノイズ」を与えられる人のことだ。

雑談がうまくいくかどうかは、「相手をどうほぐすか」ではない。「自分がどれだけ心を開けるか」にかかっている。

自分の緊張をほぐして、自分の感情を離す。すると、何も問いかけていなくても、相手も自分の感情を話すようになり、会話が続くようになっていく。

「伝わる」
①心理的準備
②物理的到達
③倫理的到達
④心理的到達

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2026年05月01日

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