佐渡島庸平のレビュー一覧
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ネタバレ【一言まとめ(キャッチフレーズ風)】
この本は、「インプットの質を高め、人生や創作を豊かにする“観察力”の本質」を教えてくれる一冊でした。
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【要約(内容の流れ・ポイント)】
本書は、観察力が経営や創作、そして日常のあらゆる場面でどれほど重要かを、具体的なエピソードや心理学・哲学の知見を交えて解説しています。
1. **観察力がインプットの質を決める**
→ アウトプットの質はインプットの質で決まる。そのインプットの質を高めるのが「観察力」だと著者は語ります。経営や創作に役立つ能力を考えたとき、直感的に「観察力」こそが土台になると感じたという言葉が印象的です。
2. -
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佐渡島庸平
株式会社コルク代表取締役社長。編集者。
1979年生まれ。中学時代を南アフリカ共和国で過ごし、灘高校に進学。2002年に東京大学文学部を卒業後、講談社に入社し、「モーニング」編集部で井上雄彦『バガボンド』、安野モヨコ『さくらん』のサブ担当を務める。03年に三田紀房『ドラゴン桜』を立ち上げ。小山宙哉『宇宙兄弟』もTVアニメ、映画実写化を実現する。伊坂幸太郎『モダンタイムス』、平野啓一郎『空白を満たしなさい』など小説も担当。12年10月、講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社・コルクを創業。インターネット時代のエンターテイメントのあり方を模索し続けている。コルクスタジオで、新人 -
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ネタバレ【2024年4冊目】
日蓮が晩年を過ごした身延山久遠寺に旅行した際、休憩室にて見かけた1冊。
(サラッと目を通すつもりが、面白くて思わず最後まで読んでしまいました。)
南無阿弥陀仏(後世や死後の世界が幸せであるように祈る)が流行っていた時代に、今生きている"この世"を大切にしようと説いた日蓮の生き方を描いた本です。
漫画ベースでのお話パートと文章ベースの解説パートに分かれていて、構成としてもとても分かりやすかったです。
なぜ辛くても、いつか誰もが死ぬ運命にあるのに今を生きないといけないのか
難しい問いだし、明確は答えは無いと思いますが過去から繋いでもらった命を今より少 -
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自分の子供や若い方にも読んで欲しい良書
・観察力の差が大きな差になる
・東大合格に必要な能力は「計算力と読解力」
・経営、創造に必要なのは「観察力」
・本書は「客観的に注意深く観る技術」の本
・仮説と観察のズレを意識する
《観察の敵》
・認知バイアス(常識、偏見)
・感情(同じ空間に居る人の気分にすら影響を受ける)
・コンテクスト(時空間、例、遂に宇宙とコンタクト、という記事がby東スポ、かby日経で感じ方が変換)
・ハロー効果(良い会社の人は優秀、と思ってしまう)
→全ての人と一期一会の気持ちで接する
・生存者バイアス(成功者の話しを信じすぎない)
・根本的な帰属の誤り(問題の原因を人の -
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自分の感情を細かく認知できるようなると、あらゆるアウトプットの質が高くなる。感情を理解することで、自分の価値観や行動特性を理解できたり、感情に脳が支配されずに冷静かつ主体的な行動が選択できたり、他人への過度な期待に苦しめられなくなったり、様々な効果がある。
感情に対して、認知、受容、(行動)選択のプロセスが紹介されている。
1.認知
感情には、強弱や基本感情が混ざったものがある。強弱は、イライラ、怒り、激怒のようなもので、混ざったものは、喜び(平穏)と信頼(受容)が混ざったものとして愛などがある。今感じているものが、どの感情なのか理解する(プルチックの感情の輪が有効なツール)。そして、何に -
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経験をしても観察し言葉にする、自分の知見として溜めていくという行為が苦手だと感じていた。
その中で、観察の方法や、観察を歪ませるもの、さらには自分とは何か、といった点で筆者の経験をもとに描かれている作品。
まずは観察のサイクルを回すことで、「分からない」への探求をしてみたい。
◾︎メモ
・問い→仮説→観察のサイクルを回す
・創造することは真似ることから始まる
・ハロー効果や生存者バイアスが個人的には感じやすい傾向にある
→まずは、感じている状態を把握することからスタート
・私とは、私と私の環境である
・「わかる」は心のシャッターを下ろす言葉 -
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数年前にマッチングアプリでこの佐渡島さんとマッチしたことがあるのですが、この人既婚だし何やってんだろと思いつつ、結局会うこともなくフェードアウトされた経験があってこの人が嫌いだったのですが、まぁスマホ越しの知らない相手の人格なんてあってないようなものだし、彼にとってはさしずめ本の制作に必要な実験のサンプルみたいなものだったでしょう。別に彼自身も人格者と思われたいわけじゃなさそうだしな。
本は良いこと書いてありました。『感情の輪』というツールを使用し冷静にシステマチックに自分の感情を分析し、自分ができる対応をとることができるというものです。
「怒り」を感じたのなら『感情の輪』で「怒り」と両隣に -
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ネタバレ僕のマイベスト本2023。
自分のマインドに間違いなく大きな影響を与えている。いかに日常生活の中で、ニュートラルに現実を見れていないかを痛感した。また、読み物として純粋に面白い。
2024/2/1に読み直した。
1年後にまた読み直すだろう。
キーワードは「観察力を鍛えると世界が変わる」
以下、自分のリマインド用メモ。
1.いい観察とは、主体が物事に仮説を持ちながら、客観的に物事を見て、仮説とその物事の現実とのズレに気づき、仮説の更新を促すこと。
2.観察を阻む「メガネ」という概念
◾︎認知バイアス
→目ではなく脳で見ている
→自分の既存の認知が観察を阻害している
→人は自分が -
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ネタバレ〈印象的な文章〉
○情報収集→仮説ではなく、仮説→情報収集→仮説の再構築→実行→検証(27ページ)
仮説:女性読者が増えると宇宙兄弟がヒットし始める。自分がオシャレと認める美容師さんから、マンガを勧められると、きっと読んでくれるだろう。やりたいことを決めて、それから情報を集める
○いい作品とは、新しい定義を生み出す事ができるもの(40ページ)
○ お金の形態や時間の感覚が変わり、めんどくさいの感覚も変わってきている。めったに変わらなかった感覚が、10年ほどで大きく変化するような時代です。(75ページ)
○ 「人間はどういうときに、どういうふうに感じて、どういうふうに行動するんだろうか」と -
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自分の感情を抑えてできるだけニコニコして生きてきた私はそれが正しい生き方と思っていただけに、色々考えさせられる1冊でした。自分の感情がもっとコントロールできるのではないか?と思い手にとりましたが、むしろ自分の感情と向き合い、自分の正直な感情を知ろう、そこから始めようと考えさせられました。
最後のあとがきの内容は正直難しいと感じましたが、僕の解釈として、幸せになるためにするということが無意識にできるようになった時(無敵状態)に結果があとからついてくるのではないかと思いました。継続は力なり!
半分自分のためのメモ書きのような感想でした汗僕にとって気づきの1冊です!