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世界を見る解像度を上げろ!
「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」
「マチネの終わりに」
メガヒット編集者が行き着いた、あらゆるクリエイティブに必須の根源的な力
「ぼくらの仮説が世界をつくる」「WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~」に続く、3冊目の著作は、感性よりも表現力よりもたいせつな「観察する」力について。
数多くのトップクリエイターに伴走し、新人漫画家を育成するなかでたどり着いた最重要な能力、それが観察力だ。「仮説→観察→検証」のサイクルを上手にまわせる者だけが、深く対象を理解し、心を動かす作品を残すことができる。
では、観察力とは何か? どうすれば身につくのか。
文学から心理学、仏教、経営まであらゆるジャンルを横断し、3年をかけて思索を深めてきたその「ドミノの1枚目」とは!
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Posted by ブクログ
佐渡島庸平
株式会社コルク代表取締役社長。編集者。
1979年生まれ。中学時代を南アフリカ共和国で過ごし、灘高校に進学。2002年に東京大学文学部を卒業後、講談社に入社し、「モーニング」編集部で井上雄彦『バガボンド』、安野モヨコ『さくらん』のサブ担当を務める。03年に三田紀房『ドラゴン桜』を立ち上げ。小山宙哉『宇宙兄弟』もTVアニメ、映画実写化を実現する。伊坂幸太郎『モダンタイムス』、平野啓一郎『空白を満たしなさい』など小説も担当。12年10月、講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社・コルクを創業。インターネット時代のエンターテイメントのあり方を模索し続けている。コルクスタジオで、新人マンガ家たちと縦スクロールで、全世界で読まれるマンガの制作に挑戦中。
「観察力が鍛えられてくるとインプットの質は上がる。特別な努力をしなくても、日常的に質の高い情報がどんどん蓄積される。そしてインプットが溜まってくると身についてくるのが、俗にいう「感性」と呼ばれるものだ。感性が上がると、今度は気づくことの質と量も圧倒的に増える。アウトプットの質も上がってくる。この軌道に乗りさえすれば、指数関数的に成長していくのみだ。 観察力こそが、様々な能力につながるドミノの一枚目。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
「仮説は言葉から始まる。そして、僕は言葉の力を信じている。 人間は、身体の全てを使って、世界を感じとっているが、言葉だけが意識的に使えて、コントロールできる道具だ。言葉にするからこそ、暗記をして、整理することができる。言葉にして頭の中で整理するからこそ、解像度が上がる。言葉とは、人間が唯一、時空間を超えて、携帯できる武器だと思っている。 見たものをとにかく言葉にする。 言葉にしていると、自然と問いが浮かびあがってきて、仮説が生まれる。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
「たとえば、僕は映画を見るとき、予告編とあらすじをチェックし、自分なりに仮説を立てる。「おそらくこういうタイプの、こういうストーリーの映画なんじゃないか」と見始める。たとえ「つまらない」といわれるような映画でも、そこに仮説と作品のギャップが生まれてくる。すると、「自分はこんな映画だと予想したけど、こう来たか」とズレを楽しむことができる。 自分を楽しませてもらおうと、受け身の姿勢で作品を味わうと、がっかりすることが増えてしまう。クリエイターと自分の思考の差は、なぜ生まれたのだろう? という問いは、尽きることがない。尽きることがない問いを抱えていると、作品を楽しみやすくなる。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
「40代の 10年間は、不惑の 10年である。自分が何をする人なのか、自分で深く理解するために時間を使いたい。そのためには、住む場所から変えてしまうのがいいのではないか。そんなふうに考えて、福岡に移住した。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
佐渡島庸平
株式会社コルク代表取締役社長。編集者。
1979年生まれ。中学時代を南アフリカ共和国で過ごし、灘高校に進学。2002年に東京大学文学部を卒業後、講談社に入社し、「モーニング」編集部で井上雄彦『バガボンド』、安野モヨコ『さくらん』のサブ担当を務める。03年に三田紀房『ドラゴン桜』を立ち上げ。小山宙哉『宇宙兄弟』もTVアニメ、映画実写化を実現する。伊坂幸太郎『モダンタイムス』、平野啓一郎『空白を満たしなさい』など小説も担当。12年10月、講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社・コルクを創業。インターネット時代のエンターテイメントのあり方を模索し続けている。コルクスタジオで、新人マンガ家たちと縦スクロールで、全世界で読まれるマンガの制作に挑戦中。
「しかし、僕はその「わからなさ」を味わい尽くすことが、よく生きることだと考えている。そして、科学も経済も宗教も哲学も、人の行いの多くは、そのわからなさをそれぞれの方法で解明しようとしている。 けれども、アートは、特に文学は、「わからない」ものを「わからないまま」描き、「わからなさ」を抱えている人に寄り添う。 本質的な文学は、登場人物の葛藤の体験が、そのまま読者に移転する。 僕はいつも人生が一回限りで、自分の視点からしか人生を味わえないことを残念に思う。その一回性に抗おうとする行為が、文学を味わうという行為だと考えている。そして、それを受け手として味わうよりも、作家とともに試行錯誤しながら味わうほうが、より深く感じ取れると考えている。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
「いい物語は、わからなさを抱えたまま生きる人物を描いている。これぞ人間というものを描いている。いい物語には、必ずキャラクターがいると僕は思っている。僕はそのような人物が登場する作品に寄り添ってもらって、歳を重ねてきた。だから、僕がその受け取ったものを引き継ぎたいと思っている。」
—『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)』佐渡島 庸平著
Posted by ブクログ
自分の子供や若い方にも読んで欲しい良書
・観察力の差が大きな差になる
・東大合格に必要な能力は「計算力と読解力」
・経営、創造に必要なのは「観察力」
・本書は「客観的に注意深く観る技術」の本
・仮説と観察のズレを意識する
《観察の敵》
・認知バイアス(常識、偏見)
・感情(同じ空間に居る人の気分にすら影響を受ける)
・コンテクスト(時空間、例、遂に宇宙とコンタクト、という記事がby東スポ、かby日経で感じ方が変換)
・ハロー効果(良い会社の人は優秀、と思ってしまう)
→全ての人と一期一会の気持ちで接する
・生存者バイアス(成功者の話しを信じすぎない)
・根本的な帰属の誤り(問題の原因を人の能力にしてしまう)
・後知恵バイアス(後出しで正解を言う)
→私だったらこうやった、は格好悪い
→出来なくて悔しい、の方が良い
《仮説》
・まずはディスクリプション(言語化)
・他人の仮説も積極採用
・データ活用
└アスレチックスは野球を再定義した
└旧 ヒットを打ち、失点を防いで勝つ競技
└新 27個のアウトを取られるまで終わらない競技
→ヒットもファーボールも同じ価値、出塁率の高い安い選手で勝つ
・まずは型を真似る
・そこからオリジナリティが出来る
・曖昧を許容する(orではなく、andで考える)
Posted by ブクログ
経験をしても観察し言葉にする、自分の知見として溜めていくという行為が苦手だと感じていた。
その中で、観察の方法や、観察を歪ませるもの、さらには自分とは何か、といった点で筆者の経験をもとに描かれている作品。
まずは観察のサイクルを回すことで、「分からない」への探求をしてみたい。
◾︎メモ
・問い→仮説→観察のサイクルを回す
・創造することは真似ることから始まる
・ハロー効果や生存者バイアスが個人的には感じやすい傾向にある
→まずは、感じている状態を把握することからスタート
・私とは、私と私の環境である
・「わかる」は心のシャッターを下ろす言葉
Posted by ブクログ
著者の佐渡島さんの本、関わった漫画が好きで手に取った一冊。
本の中で、良い観察とは仮説と現実のずれに気づき、仮説を更新することと定義されている。わかったと思った瞬間に観察は止まる。一方で、対象を言葉にして、仮説を持って見直すと、新たな問いが生まれることがある。
世界を見る際にかけているメガネを外すことはできないが、だからこそ自分がどのようなメガネをかけているかを理解して、必要に応じてかけ替える。その意識的なメガネが仮説であるという整理は、非常に腹落ちした。
(ちょうど同じ時期に読んだ視点という教養にも通じる話があり、とても理解が深まった。)
人は見たものと、自分が解釈したものを簡単に混同してしまう。事実を言葉にして並べることで、自分がいかに対象を見ていなかったか、いかに早く「わかったつもり」になっていたかに気づかされる。
これは人や組織を見る際にも同じだと思う。
例えば仕事がうまくいかない人を見て、能力や意欲の問題だと結論づけることがある。でも実際には、役割や仕組み、周囲との関係性に問題があるかもしれない。
人の能力は個人の内側に固定的に存在するものだけではなく、周囲との関係性の中で発揮されるものでもある。そんな風に立ち止まって考える視点を提供してくれたありがたい一冊。
情報やデータが簡単に手に入る時代だからこそ、何を見たか以上に、どのような仮説で見たのかが問われる時代になっていくかもしれない。
===
▼個人的に印象深かった点(感想)
・「わかった」と思った瞬間に、観察は止まる。
└理解したつもりになることが、最も大きな見落としを生む。問いが残っている状態を、不完全ではなく前進している状態と捉えたい。
・人は目ではなく、脳で見ている。
└肩書、学歴、過去の印象、成功体験。見ているつもりで、実際には自分の認識を確認しているだけかもしれない。
・事実と解釈を分けて言葉にする。
└「意欲がない」「能力が低い」といった評価の前に、何を見てそう感じたのかを記述する。マネジメントでも重要な習慣だと思う。
・問題の原因を、安易に人の能力へ帰属させない。
└個人を変えようとする前に、役割、情報、ルール、関係性、心理的安全性を観察する。仕組みを一つ変えるだけで、人の行動が変わることもある。
・能力は個人の中だけで完結しない。
└誰と働くか、どの環境にいるかによって、発揮される能力は変わる。人を見ることは、その人を取り巻く関係性を見ることでもある。
・感情は排除すべきノイズではなく、自分が何に注目しているかを知らせるセンサー。感情を抑えるより、そこから自分を観察する。
・型を真似ることは、観察すること。
└自己流の方が簡単で、真似る方が難しい。一流との差に向き合い続けることで、初めて型の背景や思想が見えてくる。
Posted by ブクログ
観察こそがドミノの一枚目。つまり、観察力を習得すると長期間、広範囲に影響を及ぼすことができる。
観察を阻害するものに、認知バイアス、感情そしてコンテキストがある。これらは外すことができない。
過去は固定されたものでなく、認知により、過去の意味付けが変わる。
問い、仮説、観察。このサイクルを回す。著者は仮説を起点にすることを勧めている。
観察力を上げる第一歩は、まず言葉にすること。見ているもの、ことを言葉に置き換える。
自分で出来ない場合は真似ることから始める。
記憶に頼らず、データに当たる。
真似ることで型を身につける。その上でオリジナリティが生まれる。
確証バイアス。信念を補完し、思い込みを利用する。
ネガティヴバイアス。悲観を準備してする力に変える。
同調バイアス。人に流されていないか。
ハロー効果。レッテルを貼らない。
生存者バイアス。成功者の話を真に受け過ぎない。
個性は存在しない。他者との関係性に目を向ける。
あいまいさを抱えて生きること。
判断保留という意味のエポケー。
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