あらすじ
NewsPicks Book創刊2年目の第1弾はコチラ!
『君たちはどう生きるか』『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を仕掛けた、メガヒット編集者がたどり着いた、インターネット時代のヒットの法則!
Apple、シャオミー、楽天、ほぼ日。
使われ続ける企業にはコミュニティが必ずある!
◆メガヒット編集者によるコミュニティ論
スマホによって、大衆は分断され、
会社や近所付き合いなどの繋がりも薄くなり、人々は孤独になった。
SNSで繋がっていても、誰もが自分の居場所を探している。
だからこそ、いまの時代に合わせてコミュニティをアップデートすることが求められている。
また、大衆が分断されたことで、モノの売り方も根本から変わった。
テレビCMなどの一方的な情報は伝わらなくなり、新商品はヒットしづらくなった。
ビジネスにおいても、コミュニティを持っているかどうかが成否を分けている。
講談社から独立し、コルクを立ち上げたメガヒット編集者・佐渡島庸平は従来のビジネスモデルが崩壊していく中で、いち早くコミュニティに可能性を感じ、コルクラボというオンラインサロンを主宰している。
最前線で考え実践する佐渡島庸平のコミュニティ論。
◆本書「はじめに」から引用
『宇宙兄弟』の中にこんなセリフがある。
「We are lonely,but not alone.(我々は孤独だが、一人ではない)」
このセリフは、宇宙で一人漂う宇宙飛行士が発するものだ。しかし、たくさんの人間に囲まれていても、lonelyにはなる。どうすれば、not aloneになれるのか、コミュニティについて考えながら、探りたいと思う。 ―佐渡島庸平
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Posted by ブクログ
備忘録
・ファンに愛され、長く執筆できるよう、大ヒットしないよう気をつける。Twitterのフォロワー数も然り。目につきやすくなると曲解による騒ぎが増え、消耗しやすくなる。健全なファンコミュニティの重要性。
・健全なファンコミュニティを持っていると、良いものを作ることを最優先できる。なければ目の前の仕事に追われ自転車操業となる。
・ファンコミュニティ=質×ファン数×深さ
Posted by ブクログ
自分自身、これまでコミュニティに自らの意思をもって参加するという感覚を持っていなかった。世間の流れや年齢・人生のサイクルに合わせて自動的に所属してきたという感覚だ。そのため、そこで何か違和感を感じても、普通はそういうものだとして理解してきたが、今は必ずしも世間の普通に合せなければならないと考える必要はないのだと感じた。意思を持ってコミュニティに参加し、能動的に生きるためにも、自分は何が好きなのか、どのように生きたいのか、きちんと考え理解しておく必要があると感じた。
Posted by ブクログ
we are lonely, but not alone.
コロナによってオンラインでの繋がりが増え、コミュニティを再考するようになった今、我々が求める繋がり、コミュニティって何か考えさせられた本。
Posted by ブクログ
読んでいるというより、聞いているという感覚になる本だった。
佐渡島さんのキャラクターとか、視点とか、そういうのがご本人らしい言葉で書かれている。
読みやすいけど、2回3回読まないと理解を深められない気がする。もっと理解したいと思えるので、あまり普段やらないが、2回目読もうと思う。
Posted by ブクログ
2020年の自分にぴったりと思えた。
この本に書かれていることを、2019年までに何となく見出しつつあったので、ぴったりだと思えたのだと思う。
インターネット、SNSをどのように活用していくのか
ずっと自分なりに考えていたことが、とても分かりやすい文体と構成で書かれていて大変読みやすかった。いや、考えていたと、こうやって書きまとめていることには雲泥の差があるんですけどね。
Posted by ブクログ
この1ヶ月で100冊近くの本を読んだが、その中でもダントツでオススメできる。こんなことを書くと、恐れ多いが、色んな本を読んで自分が考えていたことが、すでに分かりやすくまとめられているという感覚だった。
自分のミッションは、教育に携わるものとして、
クラスが、学年が、職員室が、学校が、地域が、社会が、
つまり、自分が所属するコミュニティが
自分たちにとって居心地の良い場所となり、
より多くの人が自分らしさを発揮できるようにすること
だと思っている。
そのためには自分に何ができるのか?
これからの自分の行動を考える上で大いに参考になった。
何度も読み直したい。
Posted by ブクログ
これからの時代に必要な能力はプロジェクトエンジニアリングである(プロジェクトマネジメントじゃなくて」、というある識者の話に大い刺激を受けているのですが、この本こそ、そのプロジェクトエンジニアリングのノウハウ本なのではないか、と興奮しました。今の時代にプロジェクトを生成させることはコミュニティを編集していくことと同義なのではないかと思います。N対Nのコミュニティが様々に根付く日本が人口減少社会のサクセスイメージなのでは?クリティティブというものがコミュニケーションに存在するのではなくコミュニティの中から立ち上がるものになる、という自分の漠然とした予感にピシピシとハマる言葉の数々でした。バシバシ、メモ取ってしまいました。希望の書。後書きのエピソードも泣ける。性善説バンザイ!
Posted by ブクログ
僕の目指している先にとても近く、コミュニティ形成についてめちゃくちゃ勉強になった。
今、自分が解決したい課題「孤独」に対して、どんな解決策があるかを考えさせられた。
安心、安全の提供や、自走するためのコミュニティをどう作るかを改めて考えさせられた。
何度でも読みたい!
Posted by ブクログ
まずは自分がどんな人間なのか正しく理解する【コレ一番大事!】→世に発信→正確に繰り返し積み上げ→いい人/コミュニティーと繋がる→成長していける
Posted by ブクログ
Showroom配信をしている僕がらするとファンビジネスとコミュニティーの形成は共通するところがあると感じた。
読んでてすごく納得するところとまだわからないとこほがある。
一度の読み切りではなく、また1ヶ月後アップデートした僕が読んだら理解できるところも増えてるだろう。
何回も読んだ方がいい本。
まずはしっかりSNSで何を発信するか。を大切にして関わり合っていく。
Posted by ブクログ
コミュニティがその人に安心と安全をもたらすことで挑戦できるようになる。
その感覚は自分の中にあったけど、文書として読むことで初めて明確な想いに変わった気がする。
Posted by ブクログ
再読。コミュニティ構築のための知見を得るため。コミュニティ持ってるコンテンツやサービス、ブランドはめちゃくちゃ強いなと・・・として、「居場所」「つながり」「絆」になる。これは人生のウェルビーイングすらをもあげてくれる。素晴らしい仕組みだ。。
Posted by ブクログ
バディカの中野さんが影響を受けたということで読んだ。コミュニティの存在意義が痛いほどわかる本。VUCAな社会ではますます価値観を共有できる他人の存在が重要になっていくだろう。
Posted by ブクログ
オンラインサロンやオンラインコミュニティのあり方について考察する本。オーディブルで拝聴。個人的には後半の対談が特によかった。
コミュニティの声を拾い上げて製品をアップデートするのが当たり前になる世の中。
参加者にも、情報を得たい~貢献・参画したいという人まで階層も様々。
個人的な感覚では、運営する人はそこに留まらなければならないという不自由がある気がして、インフルエンサー型の「おれについて来い」タイプのコミュニティであれば行動に制限は出なさそうなのに対し、「みんなで〇〇について語ろう」タイプだと運営者が別のことにコミットしたくなった時にしんどそうだな、と思ったり。
期間限定のコミュニティで気の合う仲間が見つかれば解散後も連絡を取り合う、みたいな感じが自分には合ってそうなのかな?
Posted by ブクログ
コミュニティを日本語で言うと何になるのだろう?ネットで検索すると、「共同体」や「地域社会」と訳されるとあった。地域、学校、会社というコミュニティに属している。身近に存在するコミュニティというものを全くのゼロから立ち上げるにはどうしたらいいのか?ということを考えた一冊だった。
持続可能な経済圏のコミュニティや、安心・安全な場の構築など、興味深い内容をコラムのようにコンパクトな字数で、小さなテーマを一つ一つ積み重ねるように考察を重ねている。とても読みやすい。
巻末にブックリストがあり、著者が思考を重ねた断片となった書籍を知ることができる。興味のある人は、さらなる探究の旅へ進める。
ブックリストの中で、「僕を作った本」として7冊を紹介している。短い紹介文だが、7冊全てを読みたくなった。
Posted by ブクログ
「会社に何十年という時間を捧げても、一旦外に出ると絆が切れる。死ぬ時に周りに何人いるか?
自分が見送られて死ぬために、家族以外にそんな仲間がどれだけいるか?これが人生の喜び、幸せを決めるのではないか?
人は、人と人の間で、生きていく」
どんなに良い人生を送っても、死ぬ時に寂しかったら「自分の人生は何だったのか?」と思ってしまいそうな気がする。
自分のことを深く理解しようとしてくれている人が一定以上いること。それがクリエイターの幸せに直結する。
ピタゴラスイッチやだんご3兄弟の佐藤雅彦さんは「大ヒットしないように気をつけている。『だんご3兄弟』は、ヒットしたせいで、新しく好きになる人が減った。他の作品は、今も新しくファンになる人が多い」
活動休止しても復活出来るのは、ファンコミュニティとエージェントがいて、クリエイターが作品に集中できる環境を作り出せること。音楽業界で出来ていて、出版業界で出来てないこと。
ほぼ日が気付かせてくれたこと。
誰も仕事として参加していない、楽しいから、やりたいからやった。自分ができる範囲で、自分ごととして参加する。その仕組みを用意すること=コミュニティー作り。
人生の勝算の著者、前田裕二さん曰く、コミュニティーの要素は5つ。
・余白
・常連客
・仮想敵
・秘密や文脈、共通言語
・共通の目的やベクトル
熱狂とは太陽みたいなもの。遠くまでその熱を伝えることが出来る熱狂は、身近な人を焼き殺してしまう。
村上春樹さん曰く、強い人間などどこにも居やしない。強い振りの出来る人間がいるだけさ。
自己紹介はDoの肩書きでなくBe(どんな人間性なのか)で行うことで想像を広げることが出来る。
Posted by ブクログ
■著者が扱っているメインテーマ
SNSでつながっているいるのに孤独が増している要因とその対策とは?
■筆者が最も伝えたかったメッセージ
自分の自由を犠牲に安心を手にしていたリアルなコミュニティから
両方手にできる、好きなことを中心にできたクローズドなコミュニティを作る。
■学んだことは何か
ネット社会以前までは、
リアルな世界ではどうしても学校、会社、世間体、肩書など、用意されたシステム
に従って暮らしているマジョリティ派とそれについていけない
マイノリティ派が存在した。
しかし、インターネットの時代になって立場が逆転した。
ネット上では世間体の目など気にせず、フラットに外部に発信できるので
マイノリティ派は自分の居場所を見つけやすくなった。
一方、大多数のマジョリティ派はそういったフラットさについてけず、
用意されたシステムから抜け出せずに居場所が見つけられないでいる。
Posted by ブクログ
コルク佐渡島氏によるコミュニティに関する本。
落合氏や安宅氏の持つ問題意識とも共通。
みじかい話から構成されているが、世界観・メッセージは通底するものが共通しており、考えさせられる良著。
メモ
・自由と安心。トレードオフの関係。
・インターネットは世の中を滑らかにする
・何を手に入れてるかよりも何をやっているか、なぜやっているかという理由がダイジに。
・問題解決ではなく、問題発見。ぶれない軸を持ち、自分の好きを大切に。
・2割が8割を稼ぐ構造。
Posted by ブクログ
あったかい感じがする。共感できるところが多いが、アップデート主義や編集者のあたりはよくわからない。もう一度読もうかな。コミュニティの原則っぽいものは理解しておきたい
Posted by ブクログ
インターネットのコミュニティは熱狂より安心安全であることの方が大事。
youtubeで歌ってみた踊ってみたの再生が伸びるのはこの心理があるのかな?youtubeの見たい人しか見ないってシステムはテレビより安心要素が大きいのかも。温かいコメントみていてほっこりする
Posted by ブクログ
「コミュニティ」について述べた本。コミュニティを三次元的に捉える考え方は面白かった。
自分の立場からどのようにして「コミュニティ」を作って、どのように活用していくのかは考えていきたいと思った。
Posted by ブクログ
学校、職場などのコミュニティで生活していくことが当たり前だった時代から、インターネットの発達によって自分の属したいコミュニティを探し出すことが容易な時代となった。その反面、これまでの社会規範に従ってきたマジョリティはコミュニティを失い、情報処理をうまくできず、孤独を感じ始めている…
情報はスルーが当たり前の時代に、どのコミュニティに属し、どう情報を減らし、意思決定につなげていくか。教育関係者として、未来を生きる子どもたちが自分の居場所を感じられる組織づくりに取り組みたい。
Posted by ブクログ
・人は安全、安心な場所を求めるが、その安全安心とは人によって全く定義がことなる
・コミュニティは熱狂よりも先に、メンバーにとって安心で安全な居場所をつくることが先。もちろん熱狂も必須やけど、順番の問題
・元からいるメンバーが新メンバーに対して沈黙することは拒否と受け取られて、新メンバーの安全を脅かすことになる。つまり、拡大するたびに安全安心を脅かす危機がおとづれる
・コミュニティ内でプロジェクトを進める場合、最初はひとりだけ誘う。そして、その次はそいつと自分が一人ずつさそう。みたいにする。熱量にばらつきが生まれないように。
★コミュニティに入った人がまずなにをして、次に何をすればいいか。具体的に指示すること。なんでもおっけーだと人は動けない
★コミュニティでは自分の物語、ストーリーを何度も語ること。どんな人かわからない状態はメンバーの安全を脅かす
・主体的に動ける人だけに限定するため、入会ハードルを高くする方がいい。そうじゃないと受け身な人ばっかりきて成長できない。
★★主催者とお客さんではなく、オーナー自身もそこを居場所だと考えるような場にしないといけない。
・長文のメッセージが増えるとコミュニケーション量が必然的に減る。だからあまり長文はつかわない。長文には長文で返さないとダメな気がするし
★一回のコミュニケーションで完璧にするのではなく、不完全なコミュニケーションを何度もおこなう
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入しました。
私は、「SNSでいつでも誰かと繋がれるから現代の若者は孤独じゃない」という一般論に対して、「私以外の誰かは誰かと繋がっていて自分ひとりが孤独なのだ」と感じていました。しかし、この本ではオープンなSNSでは安心・安全が確保されない、クローズドコミュニティをネットに作る必要がある、という主張をしています。私は、むしろ一昔前の方がクローズドなコミュニティ(個人サイトや趣味のサイト)が盛んで、今ほど発言に気をつける風潮もなかった、現在はなめらかになり過ぎたのだと感じました。
Posted by ブクログ
コミュニティについて語っている本。
どうやってコミュニティを通じて熱狂を広げていくのかとか、マネジメント手法は?とか。
アップデート主義に則って、ファクトとの付き合わせというよりはブログ感覚で書いたとのことで、確かに仮説が中心で、確かにそういう考え方はあるな、とは思うが、新たなファクトを発見した、というようなことはない。頭が良い人と雑談している感じ。
まあ安心安全を保障すると、コミュニティは自走するってのは正しいと思うし、
それは実体験からも正しい。
改めて、そのあたりは意識して進めたい。
Posted by ブクログ
心理的安全性の本を読んでいたら、こちらもオススメと出ていたので、読んでみた。
安心と自由はトレードオフである。
奴隷の幸福(決まった役割があるほうが楽で居心地がよい)はもう、得られない。
大量の情報から選択をするという責任が発生。
自由すぎて、かえって不安となっている。
大量の情報からの選択
→口コミ(誰が言っているから正しい)
→信頼するコミュニティからの発信=情報量が絞り込まれる
コミュニティの重要性
今までのコミュニティ(村、会社、家族)が崩壊している
新しいコミュニティの立ち上げ方
メンバーの安全・安心の確保が大事
安心とは…イメージがわく、予測できる
わからないこと=不安を取り除く
コミュニティが拡大するたびに、メンバーの安全・安心は必ず脅かされる
新旧メンバーそれぞれにフォローが必要
不安を取り除くために(信頼関係を作るために)
ほかの人が自分を理解できるように、自分を語る
自己アピールではなく、メンバーの安心のため
自分の居場所を正確に理解するのにも役立つ
(自分をモチベートするにもこれは重要)
孤独であることは人間の性として受け入れ、そのうえで一人にはならないように、コミュニティを作る。
今後のTODO
・自分の「不安」は何がわからないことで発生しているのかを明確にする
・明確になったら、それを解消するためにどうしたいか、考える
・「家族」「会社」以外の新しいコミュニティに参加してみる(このご時世だから、ネット上の何か…)
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自分の中で「安心」は重要な価値だと思っているので、それを得るために、行動していきたいと思った。
作者のお子さんのエピソードに涙。その後、どうなったかなー?
Posted by ブクログ
インターネット時代に必要なコミュニティの形が従来のものとの比較とともに語られていた。
後半を中心に不完全さを含んだこの本自体が主体性を要するコミュニティの体を成している様だった。