吉見俊哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
研究とも関連して興味あるテーマなので面白く読んだ。
ヨーロッパにおける大学の成り立ち(1章)から国民国家と大学の再生(2章)、舞台を日本にうつして帝国における大学(3章)、戦後日本の大学改革(4章)という今までの、最後の章では「それでも、大学が必要だ」とのタイトルで今後の大学のあり方に関する提言が書かれている。
今後の日本に置ける大学の形を考える時、既存の大学概念の中で中世の都市ネットワークを基盤にしたポスト中世的大学モデルが参考になるのではないかと提言している。その理由として、1、世界で多数の大学が国境を越えて都市間で密接に結びついていること、2、高等教育のアメリカ化の中で
学術言語として -
Posted by ブクログ
ブラタモリ鑑賞のお供に最適!というコピーがぴったりな一冊。
文明開化後の上野の博覧会、明治の公演地整備事業で近代都市化をしつつ、江戸時代からの盛り場として地方出身者の受け皿の役割も担った浅草、震災後商業の街として急速に変貌する銀座、戦後の闇市から歌舞伎町のピンク街、浅草と同様に地方の若者の群れを吸収する新宿、パルコの進出で人の流れが変わった渋谷。
ブラタモリの元ネタに違いない。
「東京」の街の変遷を、膨大な資料の裏づけと<上演><演出><演じるもの=役者・観客>という視点で論じている。
過去の社会学者の資料や世界の人類学者の著作からの引用など、まったく知識のない私にとっては読みにくい部 -
Posted by ブクログ
学校行事といえば運動会は欠かせないものになっているんじゃないかな。運動会が終わった後で飲む打ち上げのビールのうまさときたら、職場でのギクシャクした人間関係も吹き飛んでしまうような一体感があっていいよねぇ。それだけ教師仲間の集団づくりにもなるんだから、子どもたちにとっても教育効果は絶大なんて思ってしまうよね。
それから運動会には家族そろって御弁当を食べたりして、親子の結びつきも深まるし、ご近所が集まるから地域の教育力も高まるなんて学校教育の生み出した最高の発明品だって思っている人もいるんじゃないのかな。
ところで運動会って何のためにしているんだろう。けっこうわかっているようでいてわかんない