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Posted by ブクログ 2013年06月27日
「このようなカルチュラル・スタディーズにとって、「文化」の概念と同じように根底的なのは、「ポピュラー」とは何かという点である」 ー 25ページ
この本を読むまでは、単なる文化研究とカルスタって何が違うのだろう?レベルの理解度だったが、カルチュラル・スタディーズとは何かについて、かなり理解が深められ...続きを読むたような気がする。
文化を自明のものとして考えず、権力やその社会構造との結びつきを捉えることを主眼にしているということが分かれば、なぜカルスタがポピュラーカルチャーとの親和性が高いのかについてもよく理解できる。
翻って、自分自身の研究をカルスタっぽくやるとどうなるのだろう?とか色々と疑問に浮かぶところはある。宗教とカルスタみたいなのって、代表的な文献って何があるのだろう?カルスタで扱う以上、どうしてもポピュラー文化としての宗教みたいな感じでそれは扱われているはずなのだけど、その対象が何なのか知りたいところ。
Posted by ブクログ 2019年09月02日
カルチュラルスタディーズをイギリスを中心とした経緯について知るには薄くていい本である。マルクスの影響がいかに大きいかについてよくわかる。付録の文献が充実しているので、カルチュラルスタディーズを論文で扱うための基本書である。