ノーム・チョムスキーのレビュー一覧
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吉成真由美の本というだけで買う価値がある。吉成真由美氏は、「利根川進の妻」という立場を使えばもっと話題になりもっと本が売れるだろうに、その立場を使わず他人の手柄を使わずに自分の力で本を打っているところに魅力を感じる。中身はやはり、学者へのインタビュー本である。教養で殴りつけてくる一冊。Posted by ブクログ
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ノーム・チョムスキー、レイ・カーツワイル、マーティン・ウルフ、ビャルケ・インゲルス、フリーマン・ダイソンといった政治学教授、発明家、経済ジャーナリスト、建築家、数学者といった知の先端をいく人たちへのインタビュー集。
AIが指数間的に成長していく未来を描くレイ・カーツワイルの話が一番面白かったし再読し...続きを読むPosted by ブクログ -
既存、既成概念にとらわれない様々なそして先端の考えや視点を紹介する一冊だ。アメリカの政治、民主主義、資本主義、AI、建築、宇宙など広く(表面ではあるが)見れる。それぞれのインタビューイーの見解をにわかに支持はできないが、関連著書を読んで深めたい。
とりわけ、
カーツワイル氏の話をにわかには信じられな...続きを読むPosted by ブクログ -
人類史に前例のない加速度で起こる激変期に何が起こるか?胸が躍る。
人類史上、エキサイティングな面白い時代になるかも?Posted by ブクログ -
ものすごく面白くて、ワクワクされられる。
いろいろな分野で活躍する5人にインタビューする、人類の未来。
悲観的なことも、楽観的なこともあるし、お互いに意見が合わない部分もある。
インタビュアーと、話し手が頭が良く、明晰でわかりやすいため、AI、環境、政治、テクノロジーについてわかったように感じるほど...続きを読むPosted by ブクログ -
キンドル月替りセールで安くなっていたので購入。
象を調べるアリの1番先頭にいる何人かの著名な人物に象について聞く本。細かな理論ではなく、何をどう考えているかをわかりやすい言葉で説明されており、内容以上に分かりやすいし、気付きも与えてくれる。科学者である方々が、文学やビジネスについても敬意を持って語っ...続きを読むPosted by ブクログ -
どのインタビューも深く掘り下げられていて、読み応えがあった。道を極めた人の考えを、インタビューだと偏りすぎずに聞けるのがいいなと思った。
内容に関してもどれも興味深かったが、サイエンスは大事だが人間にとっては物語も重要、というのが面白かった。むかし哲学と自然科学は密接だったというのも。なるほど。Posted by ブクログ -
会話調で進むので、読みづらさを感じた。人新世に通じるので、興味ある方は読んでみると良いかと思いました。
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テーマは利己性と利他性、社会性。集団によってどのように暴力性は生まれるかといった考察は興味深い。
エドワード・O.ウィルソン
高度な社会性を形成する真社会性は、生物進化の歴史上、少なくとも17回実現している。テッポウエビで3回、スズメバチで2回、キクイムシで2回、ハダカデバネズミで2回など。人類で...続きを読むPosted by ブクログ -
世界的な叡智5人へのインタビュー集。人類が直面する問題の本質は何か。インターネット時代をどう生きるべきか。歴史学、哲学、生物学、心理学の視座を持ったインタビュイーたちの洞察に富んだ言葉を通して考える。まだ内容を咀嚼できていないものの、味方であるはずの科学技術が敵に回りかねない危うさに不安を覚える身と...続きを読むPosted by ブクログ
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人類の不確実な未来を何を基準にして生きていくべきなのか、今後の未来はどのようなテクノロジーの進化を通していかなるライフスタイルが繰り広げられていくのか?このようなことをそれぞれの各専門分野の有識者たちによるインタビューを通して語られる内容を学び来るべく未来の礎を築ける参考となる。不透明な不確実な未来...続きを読むPosted by ブクログ
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2015年5月から2017年2月までに収録されたインタビューを2017年4月に発行したもの。こういう方々が、コロナ後の世界について語ったものを読んでみたい。
現在は、地質学上の「人新世(Anthropocen)」と呼ばれる、人類が地球環境に大きな影響を及ぼす時代で、もし始めたら世界が終わってしまうか...続きを読むPosted by ブクログ -
現代社会のさまざまな分野の泰斗である人たちへの人類の未来に関するインタビュー集。
フレーズの引用はノーム・チョムスキーの発言より。Posted by ブクログ -
ノーム・チョムスキーによる現代の米国の危機的状況に関する告発書。
著者の主張に沿った資料を集めているため、まるで謀略史観のような議論が展開されているが、全体として富の偏在が加速して悪い方向に向かっているのは間違いないのだろう。そして、その動きはトランプ大統領になって、怒涛のように加速している。
草の...続きを読むPosted by ブクログ -
「サピエンス全史」が出た勢いで、その方向で面白そうな知的フロンティアの方たちに聞いて回った的なインタビュー本。
こういう視座で世界の行く先を見たり考えたりしてる人がいるのねーという、とっかかりになる本。
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ベトナム戦争への反戦運動のときの記録、筆者の議論。
正直当時のことは全くと言っていいほど知らなかったので、現在の思想や思想家、市民社会や運動が、その記憶の後にあるということを少し認識した。
でも知識人って何なんやろ、知識人の責任って何なんやろ。
考えるきっかけになる。Posted by ブクログ -
知の巨人たちへのインタビュー集。理解の幅を広げるには良い。あと、インタビューを受けた人たちのお勧めの本が出ており、2度のお得感あり。Posted by ブクログ
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知の巨人たちへのインタビューを中心に、現代のホットトピックスを多面的に切り取ろうと試みたシリーズの第二弾。
トランプ政権、シンギュラリティ、環境問題。
知の巨人たちでさえも異なる見解を示し、
いささか混乱してしまうがその葛藤こそが深い洞察を生む。
インゲルス氏の章が特に印象深かった。建設という枠...続きを読むPosted by ブクログ -
その道を究め、そして広く世界的な問題についても発言をしている著名人に「人類の未来」についてインタビューをしたもの。インタビュワー・編者はNHKの吉成さん。
インタビューを行ったのは次の五人。
・ノーム・チョムスキー「トランプ政権と民主主義のゆくえ」
・レイ・カーツワイル「シンギュラリティは本当に近...続きを読むPosted by ブクログ -
アメリカの特異性や独善的なところがよくわかる。神の手とか市場原理主義の、個人個人が個別の利益を求めていれば全体最適になる的な思想がいけないと思うんだけど、これを覆すには対立の予感がある程度低くいけないという気がして、それがもうだいぶ大きくなって負のサイクルに入ってしまっている感じがする。どこも対立ば...続きを読むPosted by ブクログ